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2014年4月14日 (月)

「日本シャクナゲ」と「西洋シャクナゲ」の饗宴

P1020647【西洋シャクナゲ大輪】画像はClick してご覧下さい。

 若いとき、私は花にそれほど興味がなかったのに、亡き父母が花が好きだったからでしょうか、近年、花木の成長と開花は誠に心を和ますものと認識するようになりました。

P1040867_2  味気ない冬の庭に咲き始め、しばらく潤いを与えてくれた「しだれ紅梅」など花梅たちの開花はすでに終わりを告げ、庭はバトンタッチの如く、「源平しだれ」や「羽衣」など花桃が咲いていましたが、これも終わりに近づいてます。旧暦の桃の節句【今年は4月2日】が過ぎたからです。

 そして、やって来た日本シャクナゲと西洋シャクナゲの共演です。独特の色彩から共演というより饗宴と言えるでしょう。

 近年は、色彩の豊かさをアピールする西洋シャクナゲが市場では主流であっても、山岳の岩陰にひっそり咲いて登山者をホッとさせる日本シャクナゲの色彩は、私たちに「ここで休息せよ。」と促してるようです。

P1030666 【派手さはなくとも心和む細葉・日本シャクナゲの色】

 この写真は昨年のもので、今春はこれから開花です。樹木は一回り大きくなってます。ご覧の通り、日本シャクナゲには派手さはなくとも緑の葉と対比して、山岳にあってはとても存在感があります。今年の蕾も大きくなってるので開花したらアップします。

 現在、庭には7本のシャクナゲがあり、日本シャクナゲが3本、西洋シャクナゲが4本です。群馬県には草津白根山や上野村など山岳地帯に日本シャクナゲが自生していることから、草津でのシャクナゲ祭りを見学したことがあります。

 日本シャクナゲの特徴はどちらかというと色彩が地味であるとともに、西洋シャクナゲとの決定的な違いは「葉の形」にあります。これを知れば誰でも両種の区別がつきます。

P1050043  こちには西洋シャクナゲです。葉を良く観察すると、葉の裏は緑です。日本シャクナゲである細葉シャクナゲの葉の裏は茶色です。一方、西洋シャクナゲの葉は一般の植物のように平です。このため、両種の違いは二つの点にあります。

 日本シャクナゲ・・・一般的に花の色彩は地味で、葉の両端が裏の方へ丸く反ってる。葉の後ろが茶色である。

 西洋シャクナゲ・・・一般的に花の色彩は派手で、葉は平である。

P1050044  こちらが西洋シャクナゲの葉の形です。この西洋シャクナゲは昨年余りにも咲き過ぎたので、今年は咲かず、今ある蕾は来年の蕾です。昨年の開花を撮影したものをご覧いただきます。今後は蕾を調整し、毎年咲くようにしたいと思います。

P1030673  西洋シャクナゲは派手ですね。それでも、色彩の薄い部分もあり、これはこれで充分に楽しませてくれます。来年の開花を期待し、夏に向かって毎日水を与えます。

P1020820_2 【日本シャクナゲ・・・筑紫】

 ところで、失敗も繰り返した私ですが、その体験に基づいてシャクナゲの育て方のポイントは次のように思います。

 1、夏季に決して直射日光を当てないこと。特に西日は最も弱ります。夏季は半日陰で、いわゆる木漏れ日が最適です。一方、冬季は太陽光が当たることが大切です。

 この矛盾を解決し、夏季も冬季も健やかに過ごさせるには、比較的、背の高い落葉樹の下に植えることです。これで冬は日が当り、夏は木漏れ日になります。

P1050063   【西洋シャクナゲ・・・ルーズベルト】

 2、水は土が乾いたら年間を通して多めに与えます。しかし、植える場所は水はけの良いところです。同様に、この矛盾を解決するには他より高い位置に植えます。できれば小さな築山のようにすればよいと思います。

 3、肥料は花の咲き終わった後に与えるお礼肥、及び寒肥えの2回です。絶対してはならぬこと…それは鶏糞を与えてはなりません。強すぎて枯れてしまいます。私は根から遠くに油粕を少々撒く程度にしてます。あまり人為的なことは良くありません。大き過ぎる以外、剪定は必要がありません。できる限り自然に任せるのがいいと悟ってます。夏場の直射日光は絶対に避けることです。

 4、花が咲き終わりそうになったものから順次、花を鋏で切ります。それにより次の芽が早く出ます。

P1020827 【西洋シャクナゲ・・・気品に満ちたフィリスコーン】

 今月下旬から細葉日本シャクナゲが開花します。樹勢がいいので楽しみです。

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コメント

シャクナゲの栽培を調査していてこちらのサイトに辿り着きました。大変参考にさせていただいております。私は豪州シドニー在住ですが、10年程前から西洋シャクナゲの地植えをはじめ、現在裏庭に株が8本あります。当初私も植える場所を間違え夏季の西日で何本か枯らした口です。徐々に失敗から学び、太陽光の強い日には雨傘を添えて日除けにしております。最近ではどうにか枯らすことは無くなりました。ご指摘の通り沢山咲く年もあれば、翌年つぼみがあるのに全く花を咲かせない事もあり、これまで疑問に思っていましたが、その答えがこちらのサイトで判明しました。こちら夏場の気候が厳しく暑い日には40度を超えることもありシャクナゲの栽培には不向きですが、大輪の花をつけた時にはこれまでの苦労が報われる思いでおります。また来春、シャクナゲの花が咲く頃には是非新しい写真を投稿下さい、楽しみにしております。

投稿: 逍遥 | 2016年12月15日 (木) 07時51分

逍遥さま・・・南半球より拙いブログにお出で下さり感謝してます。現在、シャクナゲは貴重な日本シャクナゲが3種類【つくし・アヅマ・細葉】で、西洋シャクナゲを6本育ててます。日本は現在、真冬で蕾が大きくなってます。他の大きな樹木の根が蔓延るとシャクナゲは弱ります。どうぞ、立派なシャクナゲを咲かして下さい。春になり、こちらのシャクナゲが開花したら、写真をアップいたします。また、遊びにいらしてください。

投稿: カッキー | 2016年12月15日 (木) 08時13分

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