一人長い石段を登り、桜花爛漫の高崎観音へ
今日は天気が良かったので身体を動かしたくなり、クロスバイク仕様の自転車で倉賀野の自宅を9時30分に出発し、「一本松橋」経由で烏川を渡り、高崎商科大学付近から安全な田畑の中の道を西へ西へと漕ぎました。
広大な畑のあちこちで農家の人たちが作業してる様子が目にとまります。30分も漕ぐと上信電車の踏切に辿り着き、運良く下仁田行きの電車に遭遇です。ここはカーブしてる地点であることから車体が少し傾いてることが分かります。
踏切を通過した後も長閑な田畑は続き、やがて次第に大きくなってきた観音様が目に入ります。家を出てから50分程で観音山の麓にある石段入口に到着です。クロスバイクをここに駐輪し、いよいよ推定1000段ほどの石段を登り始めました。
風もなく気温は心地よく、体調は充分であり、登坂する気持ちに揺るぎはありません。石段の一段の高さが15㎝程なのであまり疲れず、その代わり、行っても行っても延々と石段が続きます。
山門の鐘を鳴らし、良い出会いを祈念し、休憩なしで登ります。私はこの石段をあまり登ったことはありませんが、微かな記憶を辿ると小学1年の頃、亡き父に連れられて登ったことが蘇ります。
ところて、先人は何千何万という石段の石を一体どこから運び、どのような方法で組み合わせたのかと思いを巡らし、重機のない時代の建設の苦労を偲びました。
石段の標高差は推定150mで、距離は400mほどです。実はこの東に観音山霊園があり、私の一番上の姉が眠ってます。姉は倉賀野中学校の音楽の教員であったことから倉賀野に住む私は実の姉の音楽の授業を3年間受けた珍しい体験を持ってます。姉が55年前に作曲した倉賀野中学校校歌は現在でも歌い継がれてます。帰路に墓参しました。
石段を登り終え、頂上に着いてから観音像まで桜の遊歩道を20分ほど散策し、ついに眼前に白衣観音が現れました。いつも不変で慈愛に満ち溢れ迎えてくれます。心休まる瞬間です。この場所からの光景がとてもいいです。
近くで見ると高くて立派です。高崎市が誇りにできる観音像で、戦禍にも遭わず美しい姿を78年間維持してます。
建設当時は100年持つように建設されたことから、後22年経過すると建て替えの時期になります。このため関係者はそろそろ資金的な準備に取り掛からなくてはならないと記されてます。
【遠望は高崎市役所と市街地】こちらもクリックしてご覧ください。
桜花爛漫の観音丘陵を歩いたことは暫くぶりです。しかし、私は桜見物が目的でなく、家から自転車で麓まで、そして長い石段を登り、その後は観音像まで散歩というより、ある程度のスピードを持ってウォーキングすることでした。
私が運動するのは心と身体が、動きたい意志を持ったときです。このようなときの鍛錬は効果があるように感じます。寒い冬も過ぎ去り、屋外に出てウォーキングによって故郷の自然を満喫したいです。
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