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2014年6月 5日 (木)

今夏は本白根山へ登ろう・・・草津白根山通行止め

034 【草津白根山(前方)への国道292号】

 ニュースによると、気象庁が群馬県の活火山である草津白根山(2160m)の噴火警戒レベルを平常の1から2に引き上げました。このため、火口から1キロ以内の立ち入りが禁止になり、エメラルドグリーンで有名な湯釜(写真下)を当分の間、見学することができなくなりました。

Photo 【草津白根山の火口湖・湯釜】

 草津白根山は地質が白く、山名の由来と考えられます。草津温泉と長野県の志賀高原を結ぶ国道292号の一部が通行止めになったことから、草津温泉から草津白根山へはもちろん、万座温泉へも直接行けなくなりました。

 このため、当面、草津温泉方面から志賀高原や万座温泉へは、迂回路として嬬恋村から万座ハイウェイ経由で行くことになります。

 一方、倉賀野町で生まれ育った亡父は、若き日に草津白根山の噴煙が倉賀野町から見えたと話してました。おそらく100年ほど前の噴火であったろうと想われます。倉賀野町から草津白根山の雄姿を直接には見られませんが、榛名山の西側の麓の後方からが立ち上った噴煙を、からす川にかかる共栄橋から眺めたと言ってました。

 今の時代に、草津白根山の噴煙を倉賀野町から見たことがある人は、もう実在してない想われ、現代の倉賀野町の住民には考えられない不思議なことでしょう。

 ところで、15年ほど前、私は前述の草津白根山の南に位置する本白根山(もとしらねさん、2171m)に登り、深い感銘を受けました。それは巨大な空釜の姿です。先史時代の自然の姿をそのまま見ることができ驚愕でした。それは目も眩む巨大なすり鉢型で、まるで蟻地獄のようです。これが登山道を歩いて行くと突如現れるのです。

Photo_4 【標識の先に空釜が出現し度胆を抜かれる】

 実は、この感動を当時、地元紙・上毛新聞に投稿したら掲載されました。今回、その記事を暫くぶりに読んでみました。

 【先日、家内と暮坂峠へ紅葉を見に行きました帰路に偶然、知人ご夫妻と会い、これから本白根へ行くとのことで私たちも連れてってもらうことになりました。

 草津白根山のロープウェイ山頂駅から南に位置する本白根の存在は知っていましたが、初めてその山頂へ登ってみて、巨大なすり鉢型をした火口の光景に深く感銘し、群馬には素晴らしい所があることを改めて知りました。

Photo_2【本白根山の墳火口・・・空釜】 

 太古の大噴火以来、眠り続ける巨大な空釜にまず圧倒され、それは人間の存在など比較にならんぞと言わんばかりに、地球の古い歴史を物語っていました。また、外輪山に囲まれた月面を思わせる高原では浅間山をはじめ、多くの山々を一望することができ、まさに群馬の高天原です。

 一般に親しまれている草津白根山の登山道には何百人もの人の列が見えますが、この本白根の山頂にはほとんど人影がなく荒涼とした世界が広がってます。同じ白根でも対照的な姿です。本白根の山頂一帯は木道など登山道がよく整備され、植物の保護が行き届いています。

 特に、「から釜」の巨大さとは対照的に小さなコマクサなど亜高山植物が厳しい状況の中で生息しています。山頂を歩きながら何気なく空を見たら虹が現れ、刻一刻と変化する天候とその光景の素晴らしさに暫く魅入っていました。今回、思いがけず、本白根に登ることができ、群馬の山の偉容をまた一つ知ることができました。】・・・上毛新聞「ひろば」掲載より

 当分の間、草津白根山が閉鎖されるので、ロープウェイ経由で本白根山へ登るのも、群馬の大自然をより一層満喫できるでしょう。  

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