藤を咲かせるには8月末まで樹勢をつける
購入したときは咲いていたのに、それ以来、数年間どうにしても咲かなかった藤が3年前から咲きだしました。物事には原因とそれに伴う結果があるのです。私たち人間に分からなくとも、どこかに答えはあるものです。
実は、今朝、町内の方から連絡を頂き、もう10年間ほど藤が咲かないというのです。それで私に見てほしいというのです。早速、自転車を走らせその藤を見ましたら、幹の直径は10㎝もある見事なものです。しかし、それにしては上の枝や葉がこじんまりしていました。蔓も2~3本短いものが出ていました。
おそらく、今までは大きくしないために蔓が出たらすぐ切ってしまっていたらしいです。藤は折角、成長しようとしてるのに人の手により成長を阻まれてる感じです。直植えでも根の周りをテラス用ビニールで囲んであります。
この状態を見て、私はすぐさま原因を見極めることができました。先ず、1年のうちで植物が最も成長するのは今の時季です。蔓をすぐに切られたのでは栄養が根から吸い上げられないのではないでしょうか。植物にも自由を与えることが必要と感じます。
拙い体験では、蔓は8月下旬まで自由に伸び放題に伸ばし、9月初旬に20㎝ぐらい残して切ると藤の体内に養分が蓄積され、来春に咲く花芽がつくと思います。咲かないときは「どうしてか」とがっかりですが、「蔓の剪定の時季を間違わなければ」咲くと思います。これから時々様子を見に行き、来春は咲くように手伝いたいと思ってます。
ところで、2年前の5月に我が群馬県を通過した巨大台風により、サルスベリが傾き、開花が1ヶ月遅れました。おそらく根が動いたことで養分が枝の末端へ届くのが遅れたようです。近年は地球温暖化に伴う気候変動により、台風は巨大化し、冬季は物凄い大雪が降ったりで、子々孫々の未来が危ぶまれます。
最近、ご覧のように、サルスベリに違和感のない緑のロープを3方向から引っ張りをつけました。果たして、この補強がこれから襲来する台風の脅威に勝てるでしょうか。理屈では3方向ならどちらへも傾かない筈です。このサルスベリは頭でっかちです。樹勢は良く、たくさん花芽がついてます。開花したらアップします。葉はたくさんあっても若木のため未だ幹が細いです。
ねむの木は樹勢がよく、このような花が毎日100個ほど咲いてます。ねむの木とサルスベリは花のない時季に咲くので貴重です。このねむの木は自然と種から生えたものです。
この杉の新緑は誠に勢いが素晴らしく、元気のいい若者のようで未来を感じます。梢まで10mもあって住宅街では高過ぎ心配してました。これからは台杉として庭に活気を見せるでしょう。
今春、開花をご覧に入れましたが、新芽の勢いに頼もしさがあります。木漏れ日の中で、1日1回水を与えてます。ずいぶんと勢いが感じられます。シャクナゲは10本ありますが、来春にまた異なる日本シャクナゲをあちこちの花木センター巡りで探し、未来は日本シャクナゲ園のような庭を夢見ています。
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