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2014年8月11日 (月)

8月31日、三日月と火星と土星が近くに寄り添う

P1050442 【山小屋風の天体観測室】

 暑い暑いと言っても立秋になった途端、季節はこの日から推移し始め、日中は蝉の声が賑やとなり、アブラゼミ中心から次第にミンミン蝉やツクツクボウシの合唱となってます。夜間は虫が鳴き始め、いよいよ一晩中、快い響きを私たちに与え、本格的な秋への誘いを感じる季節です。実際、太陽は夏至から黄道を135°以上も移動し、日中の長さは50分以上も短くなりました。

 特に、ツクツクボウシは時季的にお盆とも重なることから、その名はツクツク法師に由来し、「オーシン、ツクツク、オーシン、ツクツク」と20回ほどの連続は一種の読経のようであり、私には「(夏を)惜し~むツクツク」と聞こえてなりませんし、その後、「もいよーす、もいよーす」は、夏は「もういよーす」「もういよーす」と聴こえ、逝く夏を惜しむ言葉のように聞こえてなりません。皆さんはいかがでしょうか。

P1050602【サルスベリ】 

 ところで、四国に上陸した台風11号が去り、ホッとしました。これで空気が一掃されることから夜間に星空を見るにはチャンスです。春から夏にかけては霞や靄に邪魔され、平地で天体を見るのは案外、見難いものです。

 しかし、8月下旬から秋にかけ、特に晩秋から冬にかけては空が澄み渡り、天体の動きを観察するには一年のうちで絶好のチャンスです。宇宙の年齢に比較し、陽炎のように短い私たちの生涯であって、例えば、恒星、惑星、月が「同じ配置に並ぶこと」はまずないでしょう。

 実は今の時季、南西から南にかけて四個の目立つ星がほぼ等間隔で並んでます。20時頃から見てください。それらは西から「おとめ座」の一等星「スピカ」、赤い「火星」、「土星」そして、さそり座の一等星「アンタレス」です。

Photo 【さそり座のアンタレス・・・12月に太陽が近くを通過】・・・図はウィキペデアより

 時々、この星たちに「月」が加わり、いろんな配列を作り出します。といっても、地球から見てのことです。先日は月が「火星」を隠し、翌日は「土星」を隠す惑星食が連日して起こりました。

 ところが、今度はぜひ、多くの皆さんに楽しんでいただきたいことが起こります。これは日本のみならず、世界中の人々が味わえることで、このブログの左サイドにある国立天文台発表による「今夜の星空」で分かります。

 これによると8月31日に、【三日月、火星、土星】が誠に近くに寄り添います。翌9月1日も位置は少々異なっても、この3つの天体が近くに固まって見えます。実際には、この三者は凄く離れてる天体でも、この晩は「地球、月、火星、土星」がほぼ直線上に並ぶ珍しい配列と言えます。

009【咲きだしたびっくり草】

 いずれにしても「月の出」の遅くなる8月14日から、これらの天体以外でも、星を見やすいチャンスが当面、毎晩続きます。それは七夕で有名な「こと座」のベガ=織姫星、「わし座」のアルタイル=彦星、そして日本上空に大きく羽を広げる「白鳥座」の要であるデネブが織り成す「夏の大三角」です。この間に天の川が流れてます。

 そして、8月27日ごろから日没後、細い月が西南の空に見え、日に日に三日月が大きくなり、8月30日は三日月が右から火星と土星に近づき、いよいよ8月31日~9月1日のクライマックスが楽しめます。   

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