PがあってもPを発音しない英単語
若き学生時代、写真の榛名湖畔で吹奏楽講習会が開かれ、講師はアメリカ吹奏楽指導者ソウヒル氏でした。この講習会ではモデルバンドとして高崎商業高校吹奏楽部が演奏したのを見学したことがあります。
ソウヒル氏はモデルバンドを指揮しながら英語で指導され、演奏する生徒にとって理解の難しいところについては同行の通訳が訳しましたが、楽曲が流れる途中では英語のみで通訳が入らないことが多く、それでも、どうしたことか高校生は氏の話される通りに演奏し、次第に良い演奏に変わっていくことに驚いたものです。
指揮者と生徒さんの共通項である音楽を通じてだからこそ、生徒さんもネイティヴの発音が理解しやすかったのでしょうか。あるいは氏も分かりやすいようにbasic Englishで指導されたのでしょう。いずれにしても、アメリカ人指揮者の言葉を理解しようとした高校生の感性も素晴らしく感じました。
講習会には、私もサックスを持参してたのでソウヒル氏に聴いていただくチャンスがあり、氏は「Aの音を出してごらん」と言って音叉を出し、私の音と比べました。いい音がすると言って下さいました。
当時の私はクラシックサックスのパイオニア阪口先生にレッスンを受けていたことを話すと、「イベールを習いましたか。」と訊かれました。私は「教則本など基礎だけです。」と答えました。私にとって、サックス演奏と英語が一つになった初めての体験でした。
それ以来、半世紀に亘りサックスと英語を続けても、両方ともなかなか上達は程遠い感じです。それでも、機会あるごとにソプラノサックスの演奏に努めたり、機会あるごとに英語を続けています。しかし、未だ目的とはかけ離れ、日々茨の道です。勉強とは達成のない無限なもなのでしょう。
一方、フェイスブックでは日本語及び、それと同じ内容の英文を掲載し、これはその度ごとに英作文です。我が家にホームステイしたことのあるニュージーランドのMr. Barry Spenceや、海外のレース鳩関係の方々にどれ程通じているでしょうか。
しかし、相手が日本語を分からない場合は、英語を介さなければ意志が通じないことは事実であり、専攻や趣味にかかわらず世界共通語である英語で自らの感想や意見をしっかり表現できるようになりたいものです。
ところで、今回は英語発音に関して黙字=silent letterとなる場合のPについて改めて確認してみました。これはスペルのなかにPがあってもPを発音しない英単語です。
私は昔から英単語を見ると「ローマ字のように発音する癖」があり、今でも困ってます。英語の発音のためには、多くを吸収する小学生時代にローマ字学習はなくてよいと感じてます。
以下の英単語に含まれるPは発音しないものの一例です。古い時代に外国語から来た英語と思われます。
pharmacist(薬剤師), pheasant(雉)などphはfの発音になります。 pseudonym(ペンネーム), cupboard(食器棚), raspberry(木イチゴ), corps(軍隊), receipt(領収書), psychology(心理学), psalm(讃美歌), psittacosis(オウム病), ptarmigon(ライチョウ), Ptolemaic(天動説), pneumonia(肺炎), psham(苛立ちの言葉), pterygoid(目の病気・翼状片)
発音しない音はP以外にもたくさんあり、今後も研究し、カテゴリー「英語の発音」で書きたいと思ってます。
ところで、来月からボキャブラリーを増やす目的で「毎日ウィクリー」を購読します。1週間勉強できるので便利です。ボキャブラリーは一日一日の積み重ねであり、前述の黙字にも気を配り、”音読を通して”使える語彙を増やしたいです。
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