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2014年10月

2014年10月31日 (金)

現代人の生活に生かせないか・・・「荒船風穴」

P1050868 【荒船山】

 群馬県に住んでることから「荒船風穴」の存在は以前から知ってました。また、若き日よりユニークな山容を誇る荒船山(1423m)に数回登頂し、時折、「荒船風穴」についての案内標識を目にしたことがありました。

 風穴とはどんなものか、いつかは訪れたいと思ってたところ、驚くことに今回、世界文化遺産に登録され、秋晴れの一日、群馬の西の里深く佇む世界文化遺産見たさに国道254号を西へ西へとAudi TT Quattroを走らせました。

P1050849【現地に設置してある説明標識】

 しかし、神津牧場を過ぎてから、まもなく車を降り、900mの坂道を歩いて下らなくてはなりません。もちろん、帰りはこの坂道を20~30分かけて登らなくてはなりません。

 急峻な坂道は高齢者に無理かもしれないと思いつつ、また、道が細いのでパスが近づけず、団体見学はできないかもしれません。アクセスは自家用車かタクシーになります。

 長い坂を下りながら風穴とは低い所に存在するのかと思いを巡らし、樹木が生い茂げる曲がりくねった一本道を、もうすぐ着くかとワクワクしながら歩きました。

 群馬県とは、先日ブログに載せた「尾瀬ヶ原」や谷川岳、野反湖など多くの地で自然散策が満喫できても、行っても行っても自然だけであることが分かります。人間の住んでるところはほんの一部でしょう。群馬県の面積の90%以上は未だ人間が足を踏み入れたことのない自然のままと捉えてます。

P1050855 【辺りの山は紅葉まっ盛り】

 標識に沿って近づくと、突如、眼前に現れた石垣による四辺形の大きな穴が三つです。これが荒船風穴です。近づくと平素見る石垣と異なってます。それは積み方です。

 たまたま、他のグループに女性解説員が付きましたので、私も紛れ込んで彼女の丁寧な解説に耳を傾け、質問もできました。

 普通の石垣は隙間なく整然と積まれますが、ここは故意に隙間ができるような独特な積み方です。きっと危険性を感じながら積み重ねたであろうと当時の建設者の気持ちに思いを巡らしました。

P1050861【現在でも冷気が噴き出している一号風穴】・・・Click please!

 この辺りに佇むと空気はひんやりしてます。真夏に訪れれば、きっと、天然クーラーでしょう。自然は昔も今も変わらずです。

 この冷気を有効利用した明治初期の養蚕技術の発展に思いを巡らしました。江戸時代より年間、春季に一回であった養蚕が四季を通じて複数回の孵化を行うことが可能となり、当時としては最先端の技術として、経済的にも躍動的に推移したことでしょう。

P1050858 【風穴内部を計測中、4.6℃】

 これでは真夏でも寒過ぎます。しかし、朽ちることのないこの天然エネルギーによって蚕の孵化時期の調整を始めたのは、私財を投じて建設した地元の庭谷静太郎氏と伝えられます。高山社で養蚕技術を学んだ彼は、冷気が噴き出すこの場所に大きく着目したのです。

P1050863 【冷気ができる自然構造・・・推定】

 蚕種貯蔵の依頼は日本中はもとより、遠く朝鮮半島まで広がりを見せ、荒船風穴は生糸の大量生産に貢献したことになります。

P1050876  この写真はパンフレットによるものですが、元々、明治43年に「北甘楽郡案内」に掲載されたものです。当時は、風穴に屋根をつけ、風穴内を工場のようにして、各地より依頼された蚕種を冷蔵保存してるものです。これにより年間を通じて生糸の生産につながりました。

 この蚕種貯蔵技術の発達により、当時、一部の特権階級のものであった絹が、一般庶民にまで広がり、生活文化の高揚に貢献したと伝えられます。

P1050864 ところで、私たち現代人は地球温暖化による気候変動に直面し、特に真夏の気温には閉口する時代になってます。私たちの子々孫々にとって、一層その辛さが気になるところです。このまま、気候変動時代が続くと未来の人間に襲来する猛暑、厳冬が心配です。

 しかし、私は「地球はそれほど見捨てたものではない」との考えを今回の「荒船風穴」を見学して強く感じました。猛暑になっても、今後、私たちはすぐクーラーに頼らない生活方法を模索できるのでないでしょうか。

 例えば、地中1~2mの温度はどこを掘っても、5℃前後と年間を通じて一定です。これは一般住宅に冷房として使えるかもしれません。冷蔵庫のなかった時代には購入したスイカを2~3時間、井戸の中にぶら下げて冷やたものです。近年の新築家屋は地震対策上、土台のすべてがコンクリートで敷き詰められるようになりました。

 縁の下は結構、冷気が溜まってるものです。例えば、【床を少し高くし、縁の下の体積を増やし】、この冷気をうまく室内に取り入れれば、かなりの節電につながるでしょう。今回、「荒船風穴」を作った先人が、気候変動時代に生きる現代人に大きなヒントを示唆してるように感じてなりません。

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2014年10月27日 (月)

いよいよ晩秋・・・太陽は「天秤座」方向へ移動中

833 【高崎市吉井町・牛伏山】

 日本では春夏秋冬の言葉があるようにバランスよく四季に分けられますが、実際には梅雨があったり秋の長雨で、この二つの雨季を入れて一年を六季と見ることもできます。

 さて、10月も終りに近づき、我が群馬県の山間部では紅葉が真っ盛りでも、妙義山、榛名山や平野ではこれから紅葉の季節となります。

 一方、尾瀬の山々や高い山岳ではそろそろ紅葉が終わりに近づき、浅間山や谷川岳ではもうすぐ初冠雪となります。大自然の恩恵で生きてる私たちの生活も徐々に年の瀬に向かって何とはなしに気忙しくなるものです。

 【なぜ、このように毎年、一年がテンポ正しく移り変わるのでしょう。】

 これは私たちの地球の地軸が、公転軌道面に対して23°26′21″ほど傾いてること、及び、地球がその傾きのまま公転軌道上の約9億kmを365.242199日かけて公転し、元の位置に戻ることを繰り返しているからです。

P1020950 【赤城山のモミジ谷】

 この宇宙には数えきれない恒星が想像を絶する遠い位置に浮いています。この恒星たちは人類が生存してる間には殆ど動かないと考えてよいでしょう。このため恒星は英語でfixed starと表記されます。

 太陽も恒星の一つであり、太陽が自転してる方向(西から東)に同じく、私たちの地球も西から東へと自転し、同じく自転する方向に公転してます。

 太陽の背景には、前述の無限の恒星があり、秒速約29kmのスピードで公転してる私たちの地球から見ると、太陽はその恒星によりできてる星座の間を縫うように西から東へ移動してることになります。実際には眩しくて見えなくても、1日1°弱の速さで刻々と移動してることは事実です。

 人類の先達は太陽の通る道(黄道=ecliptic)に存在する12の星座を発見し、これは紀元前18世紀ごろ、チグリス・ユーフラテス川付近のメソポタミアに栄えたバビロニア時代に始まり、個性的な形を持つ黄道12星座が成立し、現代に引き継がれてます。

P1020941【赤城山・小沼】

 ところで、【本日10月27日の太陽の背景には黄道12星座のうち、どの星座があるでしょう。】

 これについては、半年前(183日前=4月29日)の午前0時に、地球から見て南中していた星座です。

 国立天文台による2014年4月29日午前0時に南中してた黄道12星座は「天秤座」です。

Photo 【国立天文台より転記】

 太陽は今後、「天秤座」から次の黄道12星座の一つである「さそり座」方向へ移動します。

 地球から見た太陽は、【春】分点、【夏】至点、【秋】分点、【冬】至点を通過しながら、次々に黄道12星座の中を進むことにより、四季が生じると私は考えるようになりました。

 もうすぐ立冬です。季節はいよいよ晩秋から初冬へ。つい先日、体験したあれほどの猛暑とは逆の厳寒が近づきます。お互い、栄養摂取と適度な有酸素運動を励行し、温かくして体調管理に心掛けたいものです。 

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2014年10月23日 (木)

人生で手術は幾度かあるもの・・・翼状片手術

P1050829 【尾瀬ヶ原の沼にある植物】

 日本に生まれたお陰で、最先端医療が受けられる私たちは幸福です。それでも、薬では完治しない場合は手術になります。

 今まで、私は蓄膿症の手術を1回、翼状片の手術を2回体験し、そして、昨日、新たな眼科医院で新たな方法で右目の翼状片を3回目として手術し、今までの手術の合計は4回になりました。

 手術では麻酔を使うので手術中は殆ど痛くありません。しかし、帰宅してから1~2時間経過し麻酔が切れ始めると、やり場のない痛みが続きました。このようなとき、一人暮らしは誠に辛いものです。

 痛い片目を閉じたまま夕食の準備から、愛犬の世話、そして80羽余りのレース鳩に餌を与えました。疲労がどっと押し寄せ、午後7時半ころから4時間ほど眠ったら、なぜか痛みが消え去り、今までのことが嘘のようです。

 少し元気が戻ったので、夜中にコンビニへ行ってカップスープを買って来て飲んだら温かく体中に浸みわたり、その安らぎと美味しさが忘れられません。このような環境の私にとって、コンビニは文字通りconvenientとなり、重宝で有難い時代に感じます。

P1050799 【世界遺産・高山社跡への歩道】

 ところで、今回、私が手術を受けた翼状片=pterygoidとは目の病変です。症状は白目の組織の一部が、何らかの理由により、次第に中央へ移動し、黒目の端に侵入し、ついに黒目の一部を覆うものです。医師の話では一つの腫瘍であって良性とのことです。放っておけば次第に視力が落ちるようです。

 手術では翼状片になった白目の部分を切除し、その個所に他の白目の組織を移植して埋め込み、再発を防ぐ方法です。移植しないと再発する可能性があるとのことです。手術では移植した組織を縫い合わせます。

 手術中、麻酔薬を使うことから痛みを感じません。縫い合わせには糸を使い、1~2時間して麻酔が切れ始めると糸の端がゴロゴロし、夕刻にかけてやり場のない痛みに一人苦しみました。痛かったのは6時間ほどです。一寝入りしたら嘘のように痛みから解放され、このとき、痛くないという健康の有難さをつくづく感じました。

Photo 【高崎市鼻高町・花の展望台】

 平素、普通に見える目も、一たび病気になると不便なものです。健康に生まれた私は見えて当たり前でしたが、今後は今まで以上に目の保護、及び目によい栄養素の研究と実践に努める気持ちになってます。概して目の健康にはビタミン類が効果があるように感じてます。

 しばらくは、一部、赤い目をしますが、次第に消えるでしょう。これからも身体によい食物の研究と有酸素運動を励み、気持ちを若くしていろいろに挑戦したい。

 最後に、目を手術すると運転できません。この日は眼科医院近くに住む次女夫妻がたまたま休日だったので病院まで送迎してくれて助かりました。心から感謝です。目が回復したら一杯飲んでもらおう。  

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2014年10月20日 (月)

深まる秋の一日、尾瀬ヶ原の湿原を行く

P1050831【尾瀬ヶ原の東に聳える燧ヶ岳2356m】

 遥かな昔、東の「長蔵小屋」から西の「山の鼻小屋」まで延々と続く木道を歩いて尾瀬ヶ原を横断した学生時代以来、今回、暫くぶりに友人Samuel Toddさんと彼が主宰するAOTEA English Schoolの面々と、深まる秋の尾瀬ヶ原を満喫できました。

 群馬県に生を受けても、なかなかそのチャンスに恵まれず、尾瀬行きはもうないと思ってました。しかし、急遽、温かなお誘いを受け、素晴らしい仲間たちと5人で、天高くどこまでも澄みきった紺碧の空の下、大自然に触れることができ生涯忘れ得ぬ充実した一日が過ごせました。

P1050826  【尾瀬ヶ原では湿原保護のため木道を行く・・・写真は小生】

 尾瀬国立公園の中心を成す尾瀬ヶ原は、群馬県北部に位置する広大な湿原で、周囲を山々に囲まれ、その広さは東西約6キロ、南北約2K、標高1400mの高天原です。ここは本州最大の高層湿原といわれます。

 リーダーで山岳のベテランSamuel Toddさんの解説によると、この木道の意義について、湿原の泥炭素の堆積は1年で1mm弱であり、湿原が完成するには6000~7000年の年月が必要とされることから、これを保護するためにあるとのことです。

 木道を作った人々の掛け替えのない湿原保護に対する思いと、そのご労苦を感じつつ一歩一歩前進しても、尾瀬ヶ原は殆ど景色が変わりません。それは別天地・尾瀬ヶ原が広大であることにつきます。

 ところで、江間章子作詞、中田喜直作曲「夏の思い出」は尾瀬ヶ原の素晴らしさを余すところなく歌い上げる自然への讃歌であり、これほど自然と音楽が溶け込んだ歌曲も少ないでしょう。

 江間章子さんは実際に尾瀬を訪れたことがないそうで、おそらく体験者の話の印象をまとめて作詞されたのでしょう。一方、中田喜直さんは「小さい秋見つけた」などの作曲で有名です。父上・中田章さんは私が最後に勤務した前橋高校校歌を作曲された人です。親子で群馬県に関係する歌を作曲されました。

http://youtu.be/3un5Hz-E0b8

 P1050825_2【尾瀬ヶ原の西に聳える至仏山2228m】

 尾瀬ヶ原は東西二つそれぞれ特徴を有する大きな山に見下ろされた湿原で、東に男性的な「燧ヶ岳」、そして西にその名も珍しい「至仏山」がなだらかに聳えます。

 ご覧の通り、至仏山はその稜線が女性的な山容を誇っても、5年ほど前の登頂では時間もかかり、山岳が素人の私にはきつかった思い出が蘇ります。しかし、その甲斐あって、山頂からのパノラマはしっかり脳裏に焼きついてます。下の写真は当時、山頂から撮ったもので眼下に尾瀬ヶ原が広がり、遥か前方に燧ヶ岳が聳えます。

3029 【5年前に至仏山山頂より撮影した尾瀬ヶ原】

 歌曲「夏の思い出」に出てくる「浮島」が尾瀬ヶ原の特徴の一つです。おそらく水辺にあった植物群が長い時間を経て岸から離れてしまったと推測します。本当のところ、乗ってみたい心境です。

P1050824 【小さな沼に浮いてる浮島】

 群馬県には尾瀬ヶ原以外にも日本最大といわれる「浮島」がモリアオガエル生息地として有名な「大峰沼」にもあり、ここもお薦めです。

 今回、秋の一日を足手まといの私と一緒に尾瀬を歩いて下さった素晴らしき仲間たちに感謝すると共に、次回のクリスマスパーティーでは拙いピアノ演奏で恩返しができたらと思ってます。 

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2014年10月16日 (木)

偶然にも、高山社の空気流通法に似てる私の鳩舎

P1050805 【世界遺産・高山社跡の二階の床にある空気流通口】

 この度、めでたく世界遺産となった群馬県【富岡製糸場と三つの絹産業遺産群】の一つである藤岡市の高山社跡を見学しました。私の家から車で30分ほどで、高山社跡前の道路は有名な「二千階段」へ行く途中であり、以前に亡き妻と通過したことがあります。

 先ず、見事な石垣を形成した長屋門の構えに、江戸~明治時代の重厚さが漂い圧倒されます。

P1050815 【入口である石垣の長屋門】   Click please!

 時代劇に出てきそうな構えの長屋門の中央が中庭への入り口で、左右対称の白壁は倉庫になってます。入口には大きな扉があり開閉できます。白壁の倉庫内はおそらく当時の養蚕関係の物品を貯蔵してたものと推測されます。

 入口を入ると、どこか日本の原風景が漂う大きな母屋が目に入ってきます。子供の頃、倉賀野町や近隣集落でよく見かけた懐かしい一般的な農家の風貌です。

P1050803 【養蚕法の改良を教育した高山社跡】

 昔は家の周囲にも田んぼと並んで、桑畑がたくさんあり、桑の実である赤い「どどめ」を食べたものです。子供心に葉は蚕の餌となることは知ってました。群馬県の多くの農家では二階で蚕を飼ってた記憶があります。現在でも私の倉賀野町ではこの形に似た建物が数軒存在します。

 高山社は幕末に生まれた高山長五郎(1830~1886)によって確立された養蚕飼育法で、それまでは年一回であった養蚕を、四季を通じて生産できる「清温育」の技術を、この場所で日本全国からや朝鮮半島、中国からの留学生に指導し、生徒は卒業後に地元に帰り、「清温育」を普及し、また、指導員として各地に派遣されたと伝えられます。

 「清温育」とは、それまで年によって収穫にばらつきがあった繭の収穫量を安定させたり、品質向上をめざすもので、それは蚕の飼育管理を夏期、冬期の「温度調節」、乾燥期、梅雨期の「湿度調節」、年間を通じて新鮮な酸素を取り入れる「空気流通」など蚕の健康管理や、餌となる桑の葉の乾燥を防止、脱皮後の桑の葉の給餌法などを、きめ細かく管理調整できるよう確立した蚕の生育法といわれます。

P1050811

 一方、母屋の裏庭には深さ4mほどの石垣で出来てる「桑貯蔵庫」が現存しており、今回の見学で私が最も感銘を受けたものです。これこそ高山社の昔を今に伝える貴重な証拠と認識できました。

 母屋については昔あちこちで見た農家の家の中と変わりありませんでした。現在でも、群馬県内には同様な建物が散在してます。

 ただ私が、母屋で感銘を受けたのは二階と一階の空気を流通させた窓(写真上)です。一階からは天窓となり、二階としては床にある窓です。空気は東西南北に動くだけでなく、上下にも動くことを利用し、温度、湿度の調整と、十分な酸素の流通を徹底し、蚕の健康管理を図ったことが頷けます。

541 【Persimmon Marsh Loftの空気流通窓】

 偶然ですが、高山社母屋に存在する空気流通口と、私の鳩舎の流通口が余りにも酷似してます。まるで、私が真似したのではないかと思われる程よく似てますが、「清温育」確立者・高山長五郎の考えた蚕飼育法と、私のレース鳩飼育法は空気流通の必要性で一致してたことになります。

 40年ほど前、高崎市のレース鳩界の今は亡き大先輩から教わったことが頭から離れず、現在の鳩舎建設時にこの空気流通窓を作りました。当時の大先輩曰く「鳩舎の構造は鳩舎全体を煙突にすべきである」との教えでした。舎内では常時、汚れた空気を換気し、新鮮な酸素の必要性を諭したのでしょう。

P1050798 Click please!

 今回、高山社跡を有意義に見学しましたが、今後は他の絹遺産群も順次見学し、世界遺産としての歴史を認識するのみに終わらず、今後の生き方にプラスになる観点で、群馬県にある世界遺産にしっかり触れてみたい。

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2014年10月13日 (月)

次世代の種にする若鳩のセレクト

P1050781 【今朝の舎外・・・高度を保ち遠征する舎外をめざす】

 レース鳩飼育者にとって、今春生まれの若鳩の中からレースに使うべきか、自舎の次世代の種として昇格させるべきかは、よい鳩であればある程、選択に悩むものです。鳩舎規模が比較的小さな当舎では老鳩でも貴重な種から生まれた一番仔は種にして、二番仔・三番仔は選手にします。

 2~3日前に種鳩鳩舎を分離する大工作業してから、今春生まれで初めから種用に作出した若鳩を手に持って確認したところ、下のBCは思いのほか良い♀でした。

 換羽が終わって改めて掴んでみると腰がしっかりし、すっぽり手に収まり、いわゆる手持が良く、暴れる神経質なところがありません。顔の表情に落ち着きと余裕が漂ってます。

P1050786 【今春生まれ腰がしっかりしてるBC♀・・・稚内ブルー号孫】

 自鳩舎作の若で、このように気に入った鳩を発見できると飼育者としては嬉しいものです。このBCの母は著名な高塚久雄氏作Bだからです。(下の写真)

P1040765 【高塚久雄鳩舎作出♀11歳・・・稚内ブルー号×ミラクルクイーン号直仔】

 当舎における高塚鳩舎作の鳩は現在写真のB1羽のみで貴重です。

 交配法で一般的に考えられてることは、長距離鳩作出には父が1000K飛んでることが望ましく、母は自身が飛んでなくても1000Kの血統的裏付けがあることが大切といわれてます。

 その点、今春生まれたBC♀の血統は、父・・・稚内モザイク(当舎作翔)×母・・・高塚久雄鳩舎作であることから長距離鳩作出法に合致します。来春からBC♀に良い雛が生まれるでしょうか。

 来春に予定してるBC♀の交配♂鳩は写真下の「ランボーモザイク号」です。

P1050680【当舎作ランボーモザイク号♂】 

 父・・・Value pigeon吉田鳩舎作BC【香山鳩舎ランボー直仔×一文字鳩舎作ランボー孫】×母・・・当舎作・稚内モザイク二世号

 ところで、選手鳩は高度を保ちスピードある舎外が目標です。飼育者は餌の与え方に創意工夫が不可欠です。最近の当舎では選手に良い餌を少なめに与える傾向です。朝は満腹に近くとも、夕方の給餌は少なくしてます。飛翔時に栄養は体内に十分に蓄積されていて、しかも、空腹の状態を良しとします。

P1050796 【時々ニラを与える】

 短距離は違っていても、遠方から帰還するレース鳩は餌の力で帰還するのでなく、今まで蓄積した【自身の肉をエネルギーとして消費し】ながら長距離を飛翔すると考えられます。平素から高度ある舎外や訓練、そして的確な給餌法により軽くて飛翔エネルギーになる筋肉を作ってやることが飼育者の役目と考えてます。

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2014年10月 9日 (木)

S状結腸はブレーキの役目か・・・私の便秘解消法

P1050765 【柿が実る庭先】

 現代では、トイレがない家はありませんが、戦後の共同住宅ではない場合がありました。国によっては現代でも、トイレが家に設置しないため共同トイレを使う地域があります。これでは、囲いのないトイレに不慣れな日本人旅行客は苦労するものです。しかも、トイレットペーパーがない場合があります。

 その点、日本のウォシュレット付きトイレは何と素晴らしでしょう。健康面、衛生面からも夢のようです。

 これは「もの作り」が得意な日本人の知恵と発想によるものであり、私はウォシュレットの発明者はノーベル賞ものと思ってます。

P1050762 【成熟前のキンカンの実】

 ところで本題です。結構多くの人が便秘に悩んでいるらしいです。厚労省によると全国で患者数は660万~1000万人で、10代後半から30代前半の2人に1人が便秘を自覚とのことです。

 必ずしも毎日決まった時間に排便できなくても、2日に一回はありたいもの。私の考えでは出たときの「爽快感」が必要と思ってます。お腹の張りが解消するからです。

 私は医学に精通してませんが、体験上、とても良い方法をとってます。もちろん、薬ではありません。

P1050760 【ザクロの実】

 皆さんは大腸が肛門までどのような形をしてるか調べたことがありますか。大腸の長さは150㎝以上といわれます。

 大腸のある場所とその名称は、先ず、お腹の右下から肝臓の下辺りまでの上行結腸、そして、右から左へ横に行く横行結腸、その後、下に向かう下行結腸ですが、下に行ってからすぐ肛門ではありません。

 それはS状結腸という腸です。つまり、これはS字状にくねくね曲がってます。便が最後に来たところで、なぜ、この腸がある理由については余り聞いたり読んだりしたことはありませんが、私は、このS状結腸が存在するお陰で、私たちは仕事中や歩行中に度々便意を催す不便さがなく、集中して生活できる有難い臓器と考えてます。

 もし、S状結腸がなかったら大変なことになり、鳥のようにちょいちょいあちこちに落とすことになるでしょう。つまり、S状結腸は便が下に行かないようにS状にカーブして抵抗を与え、ブレーキをかけてると考えます。

 ですから、便秘解消にはこのブレーキを開放してやれば、かなりの確率でよく出ることを実感してます。

P1050702 【彼岸花】

 さて、この曲がってるS状結腸をできるだけ真っすぐにしてやる工夫が要ります。「えぇ~、体の中なので不可能ではないか」と思いがちですが、そんなことはありません。私の感じでは肛門が体内に引っ張られる感じです。

 先ず、排便する姿勢としては、昔の日本式便器の方が自然です。洋式トイレでは本来の排便スタイルでないのです。しかし、現代は殆どの家庭で洋式トイレなので、その方法は次の通りです。

 【洋式トイレであっても、排便スタイルを日本式トイレのようにします。】

 それには洋式トイレの前に足を乗せるしっかりした箱を置きます。高さ15㎝ほどがいいです。ダンポールの箱でも大丈夫です。

 この上に両足を乗せ、胸を可能な限り太腿に近づけると、この姿勢こそS状結腸が伸びて、便の通り道としての抵抗が少なくなります。つまり、便を止めてるブレーキが利かなくなる姿勢です。箱がないときは思い切り「つま先立ち」でも効果があります。

 薬を使わなくてても、解消法はあるものです。健康になるには、汗を初めとして体内から出る多くの不純物を体外に排出することと考えます。

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2014年10月 6日 (月)

驚愕のスポーツカー・・・第9回ぐんま輸入車フェア

P1050730 【CHEVROLET・・・CORVETTE】 Click please!

 新装なったヴィエント高崎で開催された「ぐんま輸入車フェア」に行ってきました。この催しは今年で9回目です。会場に入るや否や、客たちを衝撃に陥れたのは精悍で眩い黄色のスポーツカー。その名はシボレー社のコルベットです。

 総排気量は驚きの6153cc8気筒、最高出力343KW/6000rpmの桁はずれなもの。タイヤサイズは前輪245/35ZR19、後輪285/30ZR20という剛腕は、恰も地を這う怪獣の出で立ち。本体価格1099万円はこれまた雲上の価格でため息もの。

P1050753  トランクを開けた姿はまるで獲物を狙う巨大な昆虫の様。こんな姿に出合ったら蛇に飲み込まれるカエルの心境。どこで出合ってもこの姿は脳裏に焼きつくでしょう。生涯に一度でもこんな車でドライブは可能だろうか。おそらく、周囲の視線を一気に浴びる快感かもしれない。

 ところで、どうしたことか私は40年間、スポーツカーのみに惹かれ、いずず117クーペ水色に始まり、2代目も117クーペ黄色、その後、マツダロードスターのシルバー、そして現在のAudi TT Quattro黄色と、すべてスポーツタイプで、特に1台目の117クーペは走行距離26万キロを達成し、これは地球6周半に相当します。

P1050528【Audi TT Quattro】

 生涯を通じて、スポーツタイプに乗る理由は「安全性と操縦性に優れた快適な走り」です。それは「運転者の意志通りに走行、制動、方向転換に迅速な反応です。特に、現在乗ってるAudi TT Quattroの高速安定性は実に優れてると実感します。

 ところで、今回のフェアでも、毎回展示されてる「スパイダー」に私は改めてくぎ付けになり、同様に多くの客が群がってました。

P1050737 【Audi R8・・・Spyder 】

 おそらく真の名車とは「乗れば乗るほど味の出る車」で永遠性が感じられるものなのでしょう。得てしてスポーツカーのスタイリング面における品位は紙一重が存在するように思われます。その点、「スパイダー」の正式名Audi R8は価値ある名車といえるでしょう。

P1050736 平素、アウディー高前支店に展示してあるので、お馴染の風貌ですが、改めてこのようなフェア―で出合うと、スポーツカーの極意と夢を併せ持ってます。

 10気筒5204cc、前輪235/35R19、後輪295/30R19、最高出力386KW/8000rpm。値段はため息の出る2180万円。

P1050734 【後部座席にエンジンを積載】

 エンジンルームが外から見えるとは、まるで強靭な生命力に溢れる怪獣の様相。運転席とエンジンルームが隣り合っても、防音対策は完璧でエンジンという荷物のみを積載して、新幹線「のぞみ」のスピードに太刀打ちできる車と想われます。

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2014年10月 2日 (木)

星占いの星座は一ヶ月ほどずれがある。

P1050721 【cosmosは宇宙と同じスペル、発音は数増す】

 1年を通じて、地球から見た太陽の位置が、どの星座の中にあるかを調べると、星占い(占星術)=horoscopeの星座は1ヶ月程ずれてることに気づきます。昔から使われてる星占いでは、9月23日~10月23日に生まれた人は「天秤座」になってます。

 ところが、半年前【4月2日】の午前0時に南中する星座を観測すると「おとめ座」であり、それから、180°移動した本日10月2日に太陽が位置する星座は「おとめ座」付近にあることになります。

 日中は太陽光に遮られて星座を確認できなくとも、国立天文台のスカイヴュー【下図】によって本日(10月2日)の太陽の位置は「おとめ座」付近にあることが分かります。現在の太陽は赤緯が-です。

Photo【国立天文台より】

 紀元前にバビロニアで始まったとされる占星術が現在でもそのまま使われても、現在の星座の位置はバビロニア時代とずれてます。それは地球の自転軸の方向が変化する歳差運動によるものと言われ、例えば、北極星は現在ほぼ北にあっても、数千年~1万年と経過すると真北に他の恒星が来ると考えられてます。

 天文学が発展してる現代にあっても、多くの人々が依然として現実と異なる星座を「自分の星座」と間違えて使い、「私はこの星の下に生まれた」と信じてることは嘆かわしいことになります。

 昔からの仕来たりが改革されず、そのままとはどうしたことでしょう。21世紀は星座名とその期間を変更すべきでしょう。

 同様なことは、7月7日に七夕祭りをする東京などの風習も、天文学的には間違ってると言えます。この時季では織姫星=ベガも、彦星=アルタイルも東の地平線近くで観測し難く、実際には梅雨の最中であることから、先ずこれらの星は見えません。

 七夕とは「月の満ち欠けが七日目の夕刻」=上弦の半月という意味です。月の満ち欠けを指定してるので、太陽暦の七月七日では意味を成しません。この行事こそは旧暦の七月七日の夕刻に祝うべきで、両者が年に一度出会うために天の川を渡る舟が七日目の月です。

 このように間違っていても仕来たりや風習はいつになっても抜けきれないもので、これはもはや因習でしょう。

071 【奈良俣ダム~坤六峠間の紅葉・・・ここはお勧めです。】

 いよいよ「秋たけなわ」で、10月中旬が紅葉の見ごろとなります。群馬県内で私が今まで見た中では妙義山、碓氷峠、坤六峠、日光白根山付近などの紅葉が見事です。

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