好調なアメリカ経済・・・株高と1ドル=120円台か
昨日、三菱UFJ信託銀行で経済講演会が開かれましたのでその趣旨の一部を記述します。
依然として尾を引いてる6年前のリーマンショックであっても、ここへ来てアメリカ経済が着実な回復を見せ始め、重要と考えられてる住宅と雇用に改善傾向が見られます。
雇用者数に関しては、失業率が2014年8月の6.1%から現在では5.8%へと毎月下がり、これは家計の所得の増大につながり、庶民の財布のひもが緩み、個人消費は今後も堅調に推移すると見られています。
住宅に関しては一時的な落ち込みから現在は改善傾向にあり、2014年8月は新築(50万件)、中古(505万件)と、ともに販売件数が伸びてます。
一方、先の中間選挙では民主党に変わって共和党が上院下院ともに勝利し、これは今後、大企業にとって減税で有利と見られてます。
ところで、昨今の米国株高及びドル高・円安については、現在、歯止めがきかない状態にあり、しばらくはこの状態が続くであろう。為替については、2007年の1ドル124円をめざし、あるいは130円もありうるかもしれない。
これは日銀の量的金融緩和という円安要因に加え、2015年半ばに予想される米国の利上げがドル高要因になり、また、拡大する日本の貿易赤字が円安要因になると判断されてます。
2014年末~2015年にかけて、先進国経済は緩やかながらも景気回復が見込まれ、中でもアメリカの成長率が加速し、底堅く推移する見通しである。
一方、「シェール革命」は掘削が困難であった海底からの深さ2~3Kmのシェール層からの天然ガスや原油の採掘が可能となったことて、米国ではエネルギー生産量が増加し、これにより安価なエネルギー供給が拡大し、2009年にはロシアを抜いて世界一になり、注目を集めている。2017年から米国産シェールガスが日本に送られる予定である。
ここへ来て、石油は1バーレル80ドルを切っている。火力発電所で使用するCO₂が少ないシェールガスが石油を下げている。
この「シェール革命」は影響の大きさから、18世紀の産業革命、19世紀のエネルギー革命に匹敵するともいわれ、幅広い事業に恩恵が持たされると期待されている。
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