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2014年11月17日 (月)

倉賀野町正六で発生した竜巻・・・亡き母の話より

537 【今夏の夕立・・・入道雲の下は雷】

 私が生まれてこの方、故郷・倉賀野町は大きな自然災害に見舞われたことがありません。洪水が起こらないのは一級河川である「烏川」の水位が町の中心地より約20mも低いからです。同時に、近年は旧18号線の地下に洪水防止用の大きなトンネルが掘られてることから、洪水対策は万全と言える町です。

Photo 【正六~仲町の旧18号の下にある洪水対策用・地下トンネル】

 しかし、歴史を紐解くと倉賀野町は江戸時代に二度、大火に見舞われ、その後、旧中山道の北側に現存する水路ができたと伝えられます。

 この水路はたまたま私の生家の前にありましたが、子供の時はそんなことを知らずにこの川でよく遊んだものです。このため、堰きとめられたこの川の水で時折、消防自動車が放水訓練してたことが遠い昔の楽しい記憶に残ってます。

 倉賀野町が自然災害に見舞われることが少ないのは、このように地盤が高いこと、及び周辺に山がないことが挙げられます。昨今の自然災害に関するニュースの多くは山崩れや洪水がその大半を占めてます。

145 【5~6世紀に造られたと推測される倉賀野町正六の浅間山(せんげんやま)古墳】

 と言っても、台風や地震、竜巻などは場所を選ばず被害をもたらすもの。唯一、倉賀野町の歴史に残る大きな自然災害は正六地区に起こった「竜巻」=tornadoと言えます。生前の母は幾度かその惨状を子供の私に話したことがあります。

 この竜巻は昭和6年6月の深夜に起こったもので、民家12戸が空中に巻き上げられ、死者2名のほか10数名の重軽傷者が出たとのことです。この頃の正六は周囲を広く田畑に囲まれた集落でした。上の古墳はその近に現存します。

 現在の正六の東に、私が子供の頃はまだ10数本の杉並木が残ってましたが、それは昭和6年の竜巻で相当数が倒木し、残ったものを私たちは見たことになります。並木まで走ろうと言って、仲町からこの松並木まで友人とマラソンしたものです。

 ところで、竜巻に対する心構えは頑丈な建物の中に入ることですが、今でも、日本家屋の多くは竜巻対策に無防備な場合が考えられます。日本家屋の多くは重たい瓦を中心にその重さは、ただ下部にかかるようになっており、逆に、上空から吸い上げる力が働く竜巻対策はあまれ施されてないかもしれません。

 竜巻は上空がいわば「真空状態」に近くなることから、かなり重たいも物まで吸い上げられ、屋根や天井に穴があくことはニュース映像で見受けられます。

P1050951 【東隣の新築中の家屋】

 現在、隣に家が新築中なので、時折、大工さんと話します。というのは、基礎工事のとき数本の40㎝ほどの長く太いボルトがコンクリートから上に向かって出ていました。何かなと思ってましたが、訊ねると、大工さん曰く、案の定、「このボルトは竜巻対策である」と話してくれました。東北大震災後に、地震対策を施すことが当局より指示があり、昨今の竜巻被害により、同様に指示があってこのボルトが義務化されたと話されました。

P1050954【コンクリートに埋め込んだボルトと柱とを固定すれば柱が浮き上がらない】

 一般的に、基礎コンクリートと土台の木はボルトで締め付けられますが、二階までの通し柱とコンクリートは固定されてません。今後はこれが義務化されたと話されました。これなら上空から家が吸い上げられても、家は持ち上がりません。簡易なものは今までも使われてましたが、今後は柱が離れないよう、より強度を持って固定されます。

 人間とは自然災害に弱いものです。近年の世界的課題である気候変動現象は今後ますます激しさを増し、私たちの子々孫々にとって住みよい環境とは逆方向に向かってます。

 私たち現在に生きる人間は可能な限り、二酸化炭素を排出しない生活に世界中の人々と共に取り組まなくてはなりません。二酸化炭素は太平洋赤道近くの海面水温が上昇する「エルニー二ョ現象」を誘発し、巨大台風の発生原因の一つと考えられてます。台風の通過前後に竜巻が発生しやすいです。 

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