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2014年11月 3日 (月)

季節風と共にやって来たコハクチョウ・倉賀野新堤

P1050891【コハクチョウが舞う今日の新堤】

 台風19号が日本列島を縦断し、三陸沖に抜けると同時に気圧配置が変わり、群馬県も季節風が吹き始めました。北西よりの冷たい風に季節の移り変わり感じると、人間は何とはなしに寂しい気持ちになります。

 しかし、季節の受け止め方は動物、特に渡り鳥には好都合なのでしょう。4月に飛来し、日本で一生懸命に雛を育てた燕は、9月上旬、生まれた雛を連れて東南アジア方面へ向かい、いつの間にかいなくなりました。

 例えば、燕については数千キロという人間の想像を絶する飛翔距離、その飛翔エネルギー、そして方向判定能力に驚嘆せざるをえません。

 途中で、体力の尽きた雛は逃げ遅れて猛禽の餌食になったり、台風に遭遇した場合、体力の限界で海に落ちてしまうものもいるでしょう。しかし、これこそ渡り鳥が何万年も生き伸び、結果的に強靭な体力を持ったもの、方向判定能力の優秀なものだけが子孫を残せる掟が続いてきたと考えられます。

 私たちが日常、見る渡り鳥は、この自然淘汰を太古の昔から幾度となく繰り返した結果、生き残ってる強い遺伝子を持った鳥ということになります。

P1050886 【新堤のカモ類】

 南へ渡った燕とは逆に、今度は晩秋から初冬にかけ、シベリアやカムチャッカからと推測されるカモや、コハクチョウが日本で冬を過ごし、なぜか、日本では子育てしないことも人間には分からないことです。しかし、燕も含め、緯度の高い地域で子育てをすることは夏鳥も、冬鳥も共通です。

 これは北半球のことですが、南半球でも同様に緯度の高い地域【南極に近い方】で子育てするのか、友人のニュージーランド人Mr. Barry Spenceに訊いてみます。彼は我が家にホームステイしたことがあり、現在でも、フェイスブックで日々、連絡が取れる環境にあります。

P1050881 【水面の高さを一定にしてる水門】

 ところで、近年、倉賀野町近辺でコハクチョウの群れが見られます。それは烏川の水の流れが緩いところ、この新堤、また、近隣の山名町の鏑川でも目撃できます。一般の水鳥より一回り大きく、もちろん白いので目立ちます。また、集団で行動するのは猛禽対策による渡り鳥の習性と考えらます。

 渡りの途中は、海上であることから餌の確保が難しく、あるいは皆無でしょう。今までに蓄積した筋肉をエネルギー源として飛翔すると考えられます。

 レース鳩を飼育してる私としては、短距離~中距離鳩は別として、稚内から関東まで飛翔する1000K鳩は渡り鳥に共通するのではないかと考えてます。1000Kを飛翔するために必要な膨大なエネルギーは自身の肉を食べて(消費して)飛んでくると考えられることから、舎外や訓練、及び、それに適した餌で事前にエネルギー源を筋肉に蓄えさせてやることが長距離飛翔の基本と考えます。

 同様に、砂漠を横断するラクダは背中のコブ内に蓄積した栄養がエネルギー源であると言われます。昔、内モンゴルの大平原でラクダに乗りました。揺れて落ちそうになるので思わずコブに摑まりましたが、コブは頼りにならないほど柔らかかったです。コブの中味は骨でなくエネルギー源の油だったからでしょう。 

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