本日12月1日は、旧暦10月10日で「とうかんや」
子供の頃の一年間は凄く長かった感じですが、年齢と共に月日の経つのは早いもので今日から十二月です。何かと気忙しい心境です。
十二月を別名・師走と言いますが、これはあくまで旧暦で一年の最後の月を言うことから、現在では師走と言わない方が賢明でしょう。というのは、師走は現在の暦ではおよそ一月上旬から二月上旬の季節に当たります。幾分か日照時間が長くなり、少々、季節にずれがあります。
タイトルの如く、今年の場合、本日12月1日は旧暦の10月10日に当たり「とうかんや」です。昔から子供たちは藁で堅く作った鉄砲で地面を叩きます。現在でも、この風習は日本各地に残ってます。
おそらく、秋の収穫を祝うとともに、根菜類を食べてしまうモグラを驚かす真似なのでしょう。実は私も子供の頃、藁鉄砲を作り近所の友人たちと叩いたものです。それも「とうかんや、とうかんや、~」と歌いながらです。
その頃、「とうかんや」の月日を知りませんでした。お年寄りが「今日はとうかんやだよ」と教えてくれたからだと思います。
実は、これについては、あくまで月の満ち欠けから来ているわけで、十三夜、十五夜、などと同じで十夜(とうかんや)の夕刻です。この晩の月の形は半月と十三夜のちょうど中間の大きさで、月の出時刻は午後1時半頃です。このため、夕刻にはすでに月が東の空高く上がっていて、子供たちが「とうかんや」を行いやすい月の高さと時間帯です。なお、「とうかんや」は毎年必ず「先勝」と決まってます。
暦とは地球から見て、太陽が黄道12星座の中を西から東へ縫うように移動し続けることに因ります。現在の太陽は橙色したアンタレスに接近してます。アンタレスは「さそり座」の首に当たる星で一等星です。「さそり座」は半年前の5月~6月の夜間に南の空にあり、恐怖を誇示する如く存在感ある星座です。
ところで、暦の基本として、私は「1月1日は天文学的に意味がある日」と確信してます。人によっては1月1日は天文学的な意味はないと言ってるようですが、次のことは事実です。
今度こそ、除夜の鐘が聞こえるとき真南を見て確認してください。全天で2番目に明るい「シリウス」が輝いてます。この瞬間、全天で1番明るい太陽は真北にあります。つまり、公転してる地球が太陽とシリウスの間に差し掛かる瞬間が1年の終わりであり、1年の始まりと考えます。
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