小春日和は五感を回復させるウォーキングを!
小春とは、陰暦10月の異称であり、この期間については、今年は現行歴【太陽暦】の11月22日から12月21日までです。ですから今の季節は旧歴【太陽太陰暦】で小春です。
小春日和とは陰暦10月頃のよく晴れた暖かい日和をいいます。これからは三寒四温と言って、このように気候の寒暖が交互に続くものです。
暖かな日にウォーキングすると、平素、気づかない野鳥のさえずりや植物の観察もできたり、きれいな空気を体感でき、自然の様子を自らの五感で捉えられます。特に水辺をウォーキングすると水面を渡る風、冬鳥のサンクチャリー、せせらぎの音を体感できます。
ウォーキングは慣れたいつものコースのほかに、時には車で出かけ遊歩道のような歩きやすいコースを歩くことが、視覚に変化が起こり、時には名所旧跡に触れると脳が刺激を受けるものです。
健康面から考えれば、私を含め生活習慣病予備軍の健康回復には、ウォーキングほど手っ取り早いものはなく、これはお金もかからず、体内エネルギーの消費となり、簡単に続けられます。しかし、健康的であっても、歩けば何でもよいわけではないので心すべき点があります。
それは、時間帯です。たとえ小春の季節といえども、実際の季節は初冬です。暖かな日や時間帯を選び、早朝や寒い夕刻時は避けた方が無難でしょう。目に見えず、絶え間なく変動し、自覚症状のない血圧を考慮すると、早朝は気分的に良い気がしても、医学的には避けた方がよく、気温が上昇してからの時間帯が好ましいと考えます。また、夕刻も、1年で最も日没が早い時期であることから温度が急激に下がります。
実は小春日和の今日、車で高崎観音の裏山方面に行き、有名な「千人隠れ」付近をウォーキングしました。手つかずの自然がそのまま残され、巨大な岩肌が見えます。
もしかして、多くの高崎市民にも知られてない可能性がある観音丘陵の南側は広大であり自然に満ち溢れています。ご存知の方もいるでしょうが、この界隈は地殻変動=diastrophismによって貝の化石が出るほど古い年代の地層が表面に露出してます。
苔の生えてる階段を下ると川のほとりに出ます。熊が出るのではないかと思われるほど静寂な雰囲気です。どんどん下って行くと、急遽、眼前に現れたのが「千人隠れ」の巨大な岩です。実際には、80人~100人が雨宿りできるでしょう。
環境庁の説明によると、昔、戦いに敗れた大勢の武士が難を逃れて隠れたり、天明3年の浅間山大噴火の時は、近くの人たちが降灰から逃れてここに集まったりしたといわれます。この大きな岩の下を流れる川は雁行川の上流で、「高麗蛙」というカジカガエルが生息してるとのことです。
ところで、これから季節はますます寒冷になります。しかし、室内にばかり居ないで、天気の良い暖かな日には屋外に出て身体を動かし、筋肉の増強を図りましょう。
現在は高血圧の病がなくとも身体は変化します。血圧は血液の病気でなく、血管の病気です。血管はデリケートであり、急激な温度下降や、精神的ストレス、塩分の摂り過ぎで高くなると考えられてます。
私たちは日々少々の努力を続けることで健康な未来が約束できるのではないでしょうか。このためには一つ~二つは脳を活性化できる学習習慣、朝食を十分に摂る心掛け、そしてウォーキングを取り入れた運動は必須と考えたいものです。
何せ、私たちの筋肉の70%は下半身にあると言われてます。高齢になると人によっては食べ物を飲み込む力がなくなると聞きます。飲み込む力は筋肉です。首の運動はもとより、上半身全体の筋肉も創意工夫して減らさないように心がけたいものです。
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