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2015年1月

2015年1月29日 (木)

今年の立春は満月と重なる

P1060120 【すくすく育ってる君子蘭の蕾】

 バビロニア時代(およそBC2000~紀元前)に冬至点が「やぎ座」=Capricornにあった名残から、現在でも南回帰線のことをThe Tropic of Capricornと呼びますが、これは地球の歳差運動により春分点、夏至点、秋分点、冬至点の位置が少しずつ移動し、21世紀の現代では立春における太陽の位置が「やぎ座」付近にあります。

 地球から見た太陽は、その後、「水瓶座」方面へ移動し、ついに、赤緯0°、赤経0hの「うお座」近辺の春分点へ進みます。

Photo 【右下の三角形がやぎ座、左が水瓶座・・ウィキペディアより転記】

 このように地球から見ると、太陽はその背後の黄道十二星座の中を縫うように移動して行きます。目では確認できません。

24 【立春の太陽の位置・・・国立天文台より転記】Click please!

 ところで、現在は大寒の真っ最中で本当に寒い日々です。それでも日の出時刻は毎朝1分ほどずつ早くなってます。

 今年の立春は2月4日です。立春は殆ど2月4日ですが、2021年から2月3日になる予定で、その後は2月3日がしばらく続くようです。これは立春の瞬間【太陽黄径315°=赤経21h】がその国で何日かということによります。

B924a57010a343b282f9fc9fdeeab47e_l  珍しく、今年の立春は満月です。前日の2月3日が節分なので、晴れてれば東の空に月齢14ほどの大きな月が見えそうです。豆まきするとき月を見て春を迎えたいものです。満月から15日後が旧暦【太陽太陰暦】の1月1日で、【旧暦の元日は必ず先勝です。】現行暦で今年は2月19日です。

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2015年1月27日 (火)

経済はおよそ10年周期で推移か・・私の経済展望

P1030143【高崎市街地】

 サブプライム危機に続く「リーマンショック」(2008~2009)は米国で起きた大きなバブル崩壊であり、その影響は瞬く間に世界経済に大打撃を与え、当然、日本経済の低迷にもつながり、私たちの生活にマイナス影響を与えました。

 しかし、それ以来、7年目に入り、ここへ来て昨今の米国ダウや日経平均株価の推移はリーマンショック以前に戻し、為替レートは当時の円安に近づいてます。

 しかし、経済回復の実感は一般庶民において遠いものであっても、実体経済も徐々に回復の兆しが見え、それはマンション、ショピングモール、オフィスビル、ショピングセンターなどにおける空室率が低下傾向であり、これが不動産関連株価の上昇につながり、このところ、米国・日本のリート(不動産投信)の推移が上昇機運です。

 この経済推移は2005年前後に似ているのではないでしょうか。これを見ると経済はおよそ10年の周期となり、バブル崩壊から悪化し、刺激策を行っても低迷が約5年間続き、次の5年間の相場は横ばいから回復への周期につながるとも考えられます。

P1030162_2【高崎観音境内の響橋】

 リーマンショック後、2~3年が景気の低迷・悪化が続き、日経平均は10000円を割り、第2次バブルといえるギリシャやドバイショックなど地政学的リスクが欧州で起こり、米国、日本では金利が低下し、世界経済の投資先は金利の高いBricsの新興国へと流れが変わりました。

  それから5年経過し、現在では新興国から先進国へと投資先が向けられてきた傾向です。そして、いよいよ今年、米国において待ちに待った金利上昇となれば、長く暗いトンネルからの出口となり、景気回復が本格化してくるのではないかと期待が高まります。

 日本においては民主党政権時代、為替レートは1ドル77円~78円と暫く円高が続きましたが、2年2ヶ月前、政権が自民党になったと同時に、為替レートは龍の如く円安に向かい、現在は117円~118円を推移し、民主党政権時代と比較し40円も円安であり、円安・株高の環境はかなり安定してきたと言えます。

 日本政府としても、経団連を介して企業にベースアップを働きかけてます。これが浸透し、実現できれば2015年後半より購買力が徐々に高まり、実体経済としての景気回復が多少は実感できるのではないでしょうか。しかし、ここへ来て原油価格の落ち込みが回復への足かせになっており、これが重荷となって株価・為替レートの横ばいが続いてます。しかし、じきにクリアーしていくでしょう。

2625【利根川沿いにあるグリーンドーム前橋】

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、国は競技会場の建設、海外からの観光客受け入れ態勢を始めてることから、不動産関連への投資機運が高まり、5年後に向かって大きな景気回復が望まれます。

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2015年1月22日 (木)

骨を丈夫にするためナンコツを食卓に

P1060108 【野菜炒め用に販売されてる野菜セット】

 野菜をあれこれ購入しなくても、ご覧のような「野菜炒めセット」が安価であり、野菜サラダ用と交互に毎日のように手に入れ、野菜中心の食卓をめざしてます。野菜はビタミンの含有量が多く、併せて、植物繊維を多く含むことから大腸壁を刺激し、お腹の調子が良くなることが実感できます。

 野菜炒めは簡単なので一人暮らしには便利です。中に入れるものはその日により異なっても、タン、ハツなど日替わりで入れます。最近はナンコツを食することが多くなってます。

 一方、野菜サラダの場合もすでにセットになってるものを手に入れ、ハムなどスライスし、脂肪分の少ないマヨネーズを使います。

P1060113 【豚の喉のナンコツ】

 ところで、野菜炒めでナンコツを入れる場合は、歯が丈夫でないとナンコツをかみ砕くことは難しいですから、先にナンコツを炒め、その後、野菜を入れて炒めればナンコツの硬さはかなり減ります。味付けは塩コショウです。

 週に1回行ってる高崎駅前「炙りやどんどん」でも必ずナンコツを注文します。こちらでは鳥のナンコツの串刺しです。家では対称的に豚のナンコツです。

 私たちが栄養素として摂取すべきカルシューム、マグネシューム、ビタミン類は牛乳やチーズに多く含まれてます。ですから、これらでカルシュームを摂ればよいのですが、私の考えでは、歯を丈夫にするには「歯にある程度、負荷をかけること」が肝心で、併せて、しっかり咀嚼することで顎の筋肉を鍛えたり、噛むことは唾液の分泌を促し、衰えがちな脳の活性化にもつながると考えます。

 一方、肉体を健康にするには食事と共に、勝負に拘らない適度な運動が必須であり、これは筋肉のみでなく、骨を鍛える意識こそが大切で、例えば、ウォーキングの場合では、遥か前方を見ながら正しい姿勢で「必ず踵から着地」し、全身の骨に刺激を与える意識です。運動でも骨を鍛える意識が必要です。併せて、食事でも骨を食べることが健康につながると考えます。

P1060107 【長いも】

 最近の私は、夕食の主食はご飯やソバ・うどんはあまり食べず、時々は、ご覧の長いもを摺り下ろし、ご飯茶わん1杯分に少々醤油をかけて食べます。美味しくて胃がすっきりするので続けてます。一回はこの山いもの3分の1です。

 一般的に骨を食べることは少ないようですが、骨粗鬆症対策、ロコモティブシンドローム対策としてとても大切なことでしょう。

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2015年1月20日 (火)

若さ維持には新たな挑戦と発想力か

P1020902 【群馬県・榛名富士山頂から見た高崎市方面】Click please!

 平成25年における我が国の人口は1億2730万人で、そのうち65歳以上の人口が3190万人であり、4人に1人以上が65歳以上になりました。(内閣府)

 若い世代がこれらの人を支えるのは大変な負担になることから、退職して高齢になっても自らの経済力で生き抜くつもりにならなくてはなりません。健康面では筋肉を鍛え、一方、脳への新たな刺激こそ、本来の健康維持につながるように思います。

 還暦後は平均30年間あり、その時間の過ごし方は「自主性」が肝心でしょう。多くの場合、子供が独立することにより、生活環境が現役時代と変わることから、新たな充実を目指したいものです。

P1040637 【倉賀野町・大鶴巻古墳の冬】

 高齢者の生活について、次のような活動が大切と考え、私は少しでも実践できるよう努めたいと思ってます。

 1、先ず、知的活動です。文字を媒介にした活動です。それには読書であり、これは人が考えたこと、人の見方を知って、自らも考えます。概して私は就寝前や早朝に読みます。

 次に、読書と反対に文章を書く習慣です。IT時代であっても、できる限り、いつまでも手書きの実践が望ましく、特に漢字を書いたり、新たな漢字は意味を知るため辞書を座右におく環境にします。

 人間の脳は死ぬまでに全体の5%ほどしか使われいないと言われます。自分では気づかなくても私たちの中には眠っている潜在能力はまだまだありそうです。

 新たな知的活動はその他いろいろあるでしょう。例えば、英語の勉強はとても脳を刺激し、とりわけ、英作文は創意と発想力の極意であり、必然的にボキャブラリーの挑戦につながります。新たな言葉を知ると新たな自分に出合え、語学を学ぶことは高齢者に起こりやすい「型にはまった考え」から脱皮でき、柔軟な脳に移行できる一つの方法ではないでしょうか。

P1030552 【群馬音楽センター前の電話ボックス】

 2、身体活動です。高齢になると若い時より身体が弱ります。とりわけ年齢と共に減少するのが筋肉です。このため、意識してこれに対応した鍛練が必要で、学生時代に習ったルーの法則を思い出し、それは筋肉は使うことによって維持できたり、減った筋肉が元に戻ったり、増強できるという法則です。

 私たちの筋肉の70%は下半身に集中してると言われます。筋肉が少なくなると、先ず、歩行に自然さが見られなくなります。これに対応するには、勝負に拘らない運動の励行が大切です。相手は人でなく時間や距離です。冬季は温かな時間を選んで、周囲の光景を楽しむ自然散策など週1回は1時間ほどウォーキングして全身の血行を促し、脈拍110~120を目指したいものです。

 3、社会活動です。これは新たな人脈につながり、脳に今までと違う刺激を与え、新たな自分に出合えるでしょう。美術館巡りや音楽鑑賞、観劇、映画などは脳の活性化にとてもよく、また、ボランティア活動で地域とつながれば自主性、積極性の陶冶になるでしょう。

 4、家事です。買い出しや食事作り、そして後片付け、室内外の清掃を人任せにせず、自らの仕事にしましょう。庭の植物の維持管理は創意工夫が伴い、とても脳を使うことから健康面と一石二鳥です。

P1020135 【旧信越線めがね橋・・・碓氷峠】Click please!

 今は若くても誰もが避けて通れないのが高齢です。肝心なことは身体の健康と安定した経済、そして脳の健康です。そして、いつまでも若々しく過ごすには肉体と精神の両面に新たな刺激を与えたいです。それには時折、外出することが望ましく、人との交流、時にはレストランでの外食、また、旅行がとても脳を刺激するでしょう。新たな取り組みは生きる力になります。

 高齢になったら可能な限り頑固さから脱皮し、柔軟性をモットーに、自ら描いた思い=夢に少しでも近づけることが若さ維持につながるのではないでしょうか。

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2015年1月15日 (木)

大寒から日の出時刻が早まる・・太陽黄経300°

P1060096 【すでに蕾が出てる君子蘭】

 今の時季、君子蘭は室内の日当たりのよい所に置き、土が乾いたら水を与えます。開花したら直射日光が当たらない場所に移しましょう。それにより花が色褪せません。年間で最も寒い時期です。お互い風邪を引かないよう手立てをして寒さを乗り切りましょう。

 タイトルの太陽黄経300°は、地球から見た太陽は春分点を0°として東へ東へと移動してるように見え、300°/360°になった瞬間が大寒です。この太陽の位置は赤経では20hです。

 私が住む群馬県で日の出時刻が遅い日は、12月30日から1月18日までです。この間は毎朝6時55分頃です。しかし、大寒を境に今度は毎朝、1分ほどずつ日の出が早まり続けます。

 そして3月4日の立春になると日の出が6時43分になり、遅い時に比較し10分ほど早まります。緯度・経度の違いにより時刻は異なっても、日の出時刻の変化は日本はもとより、北半球の中緯度では同様の動きになるでしょう。

 一方、日の入り時刻については、最も早かった12月8日の16時28分より、大寒の入りでは16時56分となり、28分も伸びます。

P1060086 【庭のアセビの蕾】

 イギリスの詩人P,B,Shelley(1782~1822)の作品「西風に寄せる」の一節に有名な言葉「O, Wind, if Winter comes, can Spring be far behind?」・・・直訳「おお風よ、もし冬が来るならば、春がまだ遠く遅れていると言う筈があろうか。」これは「冬来たりなば、春遠からじ」と訳された有名な言葉です。

 これは一見、季節について、辛い冬が来れば、やがて春が近づいてることを言ってるようですが、私たちの「生き方」について述べてると考えられます。

 現在はなかなか目標に届かなくても、じっと耐えて努力を続ければ、いずれ達成という喜びが巡ってくる」という努力を継続する大切さを諭しているのでしょう。「もう少しの踏ん張りが、成功に近づく」と、私たちに日々の心の持ち方について指針を与えてます。

 あるいは、現在の経済状況と捉えることもできます。まだまだ、リーマンショックの後遺症から脱出できないところもありますが、回復を信じて待ちましょう。

 季節の春としては、地球は何億年も前から9億㎞以上の距離である公転軌道上を繰り返し周遊し、この運動は未来永劫に繰り返すでしょう。この運動は地軸を傾けたまま公転することから、太陽光線の当たる角度が日に日に変わり、それによって四季が生じます。

P1060088【シャクナゲの蕾】

 ところで、どうしたことか、私はシャクナゲの魅力に取りつかれ、中でも、日本古来からの日本シャクナゲに取り付かれてます。真冬でも土が乾いたら少々の水を与えてます。現在、日本シャクナゲは3本です。今後も、花木センターや、植木屋巡りをして貴重な日本シャクナゲを探します。

P1050086 【優しい色彩を持つ日本シャクナゲ・・・昨年春の開花】

 ところで、冬から春への変わり目は体調を崩しやすいです。昨年は稀にみる大雪で雪国でないことから、スーパーにもコンビニにも生活物資が届かず、保存食をキープしておくことの重要性を感じました。今年は、早めに保存食を購入しておきましょう。

 皆さま、あと1ヶ月間、寒さ対策に頑張りましょう。三寒四温で温かな日も必ずあります。時には外へ出てウォーキングして身体を中から温めましょう。

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2015年1月12日 (月)

「叶えたい夢もあった」に感泣・・・新みかぽフィル

P1060082 【お顔があまり明確でないので写真掲載させていただきました。】

 室外は厳寒であっても、今年で第6回目となる群馬県・新みかぼフィルによる「昼のミニコンサート」が高崎市浜川トレーニングセンター1階ロビーで開催されました。楽員20名程のいわば大きなアンサンブルです。指揮者を交え、弦から管まで毎年恒例になった1時間の楽しいコンサートです。

 ロビーは音楽専門会場でないことから、音の反響の点で楽員たちには演奏しにくい面があっても、一般市民の音楽愛好家ためにこのような音楽会を企画されたことは意義深いと思います。

 これは高崎市浜川プール職員の方々、及びこのジムでトレーニングされてる第1バイオリン担当Оさんのご熱意によるものと推測します。

P1040602

 1時間のプログラムの中で本格的な楽曲はマスカーニ作曲「カバレルヤルスチカーナ」及びパッヘルベル作曲の「カノン」のみであったことから、あと1曲ほど小編成で可能なクラシック曲があればと感じました。

 楽器紹介では、特にチェロの正確な音程、そして伸びやかな音色と演奏中の柔軟な表情に感銘を受けました。

P1040639 【倉賀野から眺めた東みかぼ、西みかぽの山々】

 パッヘルベルのカノンではチェロとコントラバス、ファゴットはおそらく同じパッセージを何十回と繰り返したのでしょう。それであっても、特に女性コントラバス奏者は一音一音を大切にされ、楽譜は同じであっても次第にじわじわ変化する表現法、そして全曲を通じて息が抜けず、ますます盛り上がる気迫が観客席にひしひしと伝わってきました。

 いつも感じることですが、彼女のコントラバス演奏法には指揮者との一体感が漂います。コントラバスが受持つ正確なテンポ感の絶対性、そしてハーモニーの最低音部の重要性を全うしておられます。それにしても快く響きわたります。

P1060081 最後に観客の歌声と合同演奏した東北震災復興支援曲「花は咲く」 は、皆さん、感動しながら歌っていました。やはり、早い復興を希望する気持ちと、この歌には亡くなられた方々の無念な思いが内包されており、胸に迫るものがあるのでしょう。

 この歌詞の中で私が最も涙する個所は「叶えたい夢もあった」「変わりたい自分もいた」「今はただ愛おしいあの人を思い出す」という部分です。突如、命を奪われ、どんなにか無念であったろうか。この歌には犠牲となられた方々のお気持が本当によく表されていると思います。また、メロディーは非常に優れていると感じます。

http://www.youtube.com/watch?v=8djx8g8m54M 

 昨年秋、楽員のOさんに偶然にも「花は咲く」と「ソルベイグの歌」のソプラノサックスによる拙い演奏をここ浜川トレーニングセンターで聴いていただきましたが、今回、彼女が「花は咲く」をバイオリン独奏されたことが、私にはとっても嬉しく感じられました。

 新みかぽフィル楽員の皆さま、楽しい演奏会を有難うございました。

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2015年1月 8日 (木)

寒さはいよいよ本番・・・体内から温めましょう。

2468 【二度上峠から望む噴煙たなびく浅間山2568mの美しさ】

 地球から見た太陽の位置は、現在、黄道12星座の「いて座」と「やぎ座」の中間にあり、今後は「水瓶座」を経由し、「うお座」近くの春分点【赤緯0°、赤経0h】を目指し移動中です。

 本日の日の出【群馬県】は6時56分、日の入りは16時45分です。日の入り時刻に関しては最も早かった12月8日頃は16時28分なので、すでに17分も伸びてます。

 一方、日の出時刻に関しては、大寒【1月20日】頃までは年間で最も遅く1月上旬から中旬にかけては殆ど変化なく6時55分程で、その後は徐々に早まり、立春【2月4日】の日の出は6時43分、日の入りは17時12分と飛躍的に日が伸びてきます。

 日の出と日の入り時刻が徐々に変化する理由は、地軸が一定の傾き【23°26′21″】を維持したまま公転してることに起因し、また、これにより私たち人間は厳寒や猛暑の脅威に晒されたり、時には恩恵として温暖な気候を享受します。

2883 【水沢山1194m・・・伊香保見晴らし台より撮影】

 ところで、年末年始にかけ葬儀が多いです。やはり、療養中の方々にとって、この時季の厳しい寒さは堪えるのでしょう。

 私たちは温暖な気候が生活しやすいことから、生活空間を適温にすべきです。一方、運動により血流をスムースにして、体内から温かくする方法を取り入れると健康的になるでしょう。血流が良くなるとポカポカして温かいものです。しかし、心掛けとして冬季の室外運動は寒い朝晩は避けた方が賢明て゜午前10時頃からが適していると思います。寒いと血管が縮まり血圧が高くなる傾向です。

P1030350【赤城山1828m・中央の尖った山は鈴ヶ岳】 

 一方、いつまでも健康でいるためには、近年、叫ばれてる減塩食が循環器にとって良いと考えられ、これにはいくつかの工夫が要ります。

 例えば、お醤油は世界一素晴らしい調味料と言われ、私たち日本人に無くてはならぬものです。しかし、塩分の摂り過ぎは避けるべきで、減塩醤油を使い、量も少なくすることが肝心です。

 一方、日々、野菜を多めに食することがよく、多くの野菜に含まれるカリウムは、ナトリウムを体外に排出する働きがあり、これにより、脳梗塞の予防につながると考えられます。また、野菜は食物繊維が豊富に含まれることから、大腸の健康にも優れた効用があると実感します。

 ところで、厚労省発表による近年の「都道府県別長寿ランキング」は男女とも長野県が第1位で、男性80.88才、女性87.18才です。長野県は県民が一体となり、野菜を多く摂り減塩運動を実践していると伝えられます。私たちも長野県の健康法を見習い、食事の欧米化に終止符を打ち、健康食として世界で見直されてる日本食を味わい、野菜を多く摂取する食生活を習慣化したいものです。 

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2015年1月 3日 (土)

単羽放鳩で独立心を陶冶・・・レース鳩の個人訓練

P1060061 【1月3日早朝・大間々町上空・・・雪雲で放鳩できず】

 連合会訓練が始まる直前、それに間に合うように4回目の訓練を決意し、今朝、4時に起床。真っ暗な鳩舎内で40羽の鳩を籠に詰めました。これほど暗いと鳩は動きませんが、私の方も暗くて鳩の居場所が分かりません。自転車用のLEDライトを使いました。それでも鳩たちは動かず、捕まえるには便利で数分で全鳩を放鳩籠に詰め込みました。

 それにしても、正月の「日の出前」は本当に寒く、昨年末に体調を崩した私としては鳩を詰め込んだ重たい籠を鳩舎から階段を下りて車まで運ぶ作業は大仕事で、一人黙々と3籠を運びました。

 趣味とはいえども、高齢者に属する私にとって、余ほどレース鳩に対する期待感がなくてはできるものではありません。

 近年は、連盟や連合会仲間も次々と高齢化やそれに伴う病気のため、飼育を断念する人が急増し、連合会存続の危機にもなってます。

 それでも、私は【楽しく飼育するレース鳩の趣味】の方針を貫き、北海道から良い成績で帰還する鳩を目的に楽しみ、勝負に拘り過ぎず、相手は「人間でなく、あくまで鳩」である飼育法を貫きたいと思ってます。勝負として無理すると必ずや体調を壊し、結果的に大好きなレース鳩飼育を止めることになっては本末転倒です。

P1060063 【車内で待機する鳩たち・・・大間々の見晴らし台山頂で】

 ところで、群馬県みどり市大間々町の見晴らし台より更に高い位置の原野に6時30分に到着しました。何と、雪がちらついており困ったことになりました。

 近くの赤城山は雪雲に覆われ全く見えず、また、強風です。しかし、1~2時間待機すれば晴れることを期待しましたが、こんな寒い山奥で長時間一人での待機は健康面から悪いと思い、鳩を持ち帰ることに決断しました。

 折角、暗いうちに起きて寒い中、鳩を籠に詰めたのは「何だったのだろうか。」と鳩に対して自責の念に駆られましたが、大切な鳩を易々失ったらとんでもないと、車はもと来た道を家路に向かいました。

 しかし、赤城山から離れ、7時半を過ぎたら天気がいいのです。風もほとんど吹いてません。山と平野では天気がずいぶん違います。このまま、家に鳩を運んでももったいないから、途中で飛ばそうと考えを変更しました。

P1060066 【晴れてる前橋市東部・・・距離10キロ地点】

 しかし、距離10K程の集団訓練は近すぎて意味がないと思い、以前に、並河靖さんの著書「作出と競翔」で読んだ「単羽放鳩」はどうかと考えました。40羽では相当時間がかかるかもしれないが、初めての体験でやってみることに決断しました。

 並河先生の著書では1羽の放鳩から次の1羽の放鳩まで、5分以上の間隔が必要と記されてます。早速、1羽飛ばしました。鳩は旋回せず、鳩舎のある倉賀野方向にまっすぐ飛んで行き、30秒ほどで視界から消えました。

P1060071 Click please!

 この分なら次の1羽も、もう大丈夫だろうと飛ばしました。鳩は意外と早く視界から消え、5分も待つことは不要となり、結局トータル30分ほどで40羽すべてを飛ばし終えました。最後に飛ばした鳩の時刻は8時15分で最初の鳩が倉賀野に到着した数分後と想われます。

 以前に、稚内グランドの持寄り前に1羽のみモザイクを単羽訓練したことがありますが、今回のように40羽の鳩をすべて単羽放鳩したことは長いレース鳩人生でも初めての体験です。

 幸い、猛禽類の出現もなく、全鳩が帰還し、当初の目的であった大間々の高台での集団訓練はできませんでしたが、距離が近くなっても、その分、単羽放鳩を行い、鳩に精神的負担を与えられたと思われ、ただの「持帰り」より効果があったと思います。

 今回の体験により、今後は、数回の集団訓練の後は、1羽1羽の能力陶冶のため単羽訓練する気持ちに傾いてます。 

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2015年1月 1日 (木)

脳、関節、筋肉を錆つかせない・・・新年の決意

P1060057【2015年初日の出・・・我が家より】

 謹賀新年。

 1月1日午前0時に大いぬ座のシリウスが南中します。シリウスの位置は赤経06h45m、赤緯-16°42′で、太陽を除けば地球から見える最も明るい恒星です。

 ところで、今年は平年です。地球の公転軌道一周はおよそ9億㎞です。この軌道上を地球は365日と5時間48分46秒で元の位置に戻ります。

 地球の公転速度を秒速29㎞として計算すると、5時間48分46秒とは距離にしておよそ60万㎞です。1年を365日とすると60万㎞ほど元の位置に届きません。このため、平年を365日にし、4年に一度閏年として366日に調整します。

 しかし、長い年月が経過すると、これでも季節と暦の不一致が起こり、4年に1回、つまり400年に100回でなく、400年に97回を閏年とし、閏年を設定し過ぎないよう更に綿密に調整してる優れものです。

P1030277 【群馬県高崎市と遠望は武尊山2158m】  Click please!

 ところで、1月1日を迎えると私たちの心は新鮮になるもので、この心理を利用して私も「新年の決意」をしました。

 昨年、中学時代の同窓会が開かれ、驚いたことに4分の1ほどの友が他界してることを知りました。この中には3年前に亡くなった親友も含まれます。私が大学入試に挑んでいた時、出題された数学の問題の私の答えが正しいかどうか彼に訊きに行きました。彼は庭の土の上で計算して解き、私の答えが正解であると言ってくれました。若き日、この時ほど嬉しかったことはありません。彼の冥福を祈ってやみません。

 しかしながら、現実の生活で私たちは脳だけでは生きられません。肉体の鍛練こそ健康長寿の基盤ではないでしょうか。

 こんなことから、今年は今まで以上に肉体の改造と鍛錬に心がけ、筋肉の減少を抑え、とりわけ、ロコモ対策として足腰の関節の強化に重点をおきます。

 関節のスムースさを意識してのウォーキング、及びマシーンを効率よく使い、時には脈拍120~130/mを20~30分間、維持する血流を目指し、結果的に発汗を促します。

 一方、脳の鍛練では、ずっと続けてる英単語ボキャブラリーの記憶を継続し、発音記号を確認して声を出し、ノートに書いて記憶します。フェイスブックでは日本文と英文での発信を続けます。記憶法として、一つの単語について34回発音を繰り返すと脳に定着すると聞いたことがあります。

 読書は現在、糸川英夫さん著「一日一発想366日」を読んでます。

 ブログは今年も週2回の割合で更新し、年間100の記事を目指します。皆さま、拙いブログですが、本年も遊びにいらしてください。お待ちしています。  

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