「ラジオ体操」で血行促進と背骨の歪みを正す
高齢化社会を迎え、今や人口の4分の1が65才以上といわれ、私たちが生活する上で「健康ほど価値あるものはありません。」
私もそうでしたが、中学生時代にバスケットボールに明け暮れ、これらは勝負を競う「競技スポーツ」でした。若いこともあって、健康のためなどとは考えたことはなく、指導者も勝つための指導のみに徹底されてました。競技スポーツでは種目が何であれ、頑張るという名の実力の限界を超える努力を日々続けるものです。
今となって考えると、このように勝利を目標としたかなり無理した競技スポーツは果たして後々の健康長寿にプラスになるのか疑問に思うことがあります。科学的に因果関係は未だ解明されてないようです。
一方、私の周囲に限っては、このように本格的に競技スポーツを20才以降も継続した人は、年齢を増してくるとその反動があるのでしょうか、50才を超えた頃から、意外と早く身体に不具合が生じる人もあるようです。
実は、私の妻を含め、国民体育大会、日本選手権、オリンピックで、若いとき本格的な競技スポーツで活躍した知人4名が長寿と言えない年齢で近年、他界しました。
若い時代における激しい運動の連続は、掛け替えのない心臓に負荷がかかり過ぎるのではないでしょうか。競技を引退した後までもその影響があるかもしれません。本来、スポーツは楽しく、健康的生活に結びつくものでなくてはなりません。
【東洋錦】
最近、私は朝6時30分のラジオ体操をほぼ毎日するようになりました。ラジオ体操した後は身体の動きが楽になり、朝食が美味しく感じられことから精神的負担が少なく、これからも続けられそうです。
ご存じの通り、ラジオ体操は第一と第二があり、それぞれ13の運動があって、時間もそれぞれ3分15秒ほどです。準備運動が二つ入り、途中で首の運動が4つ、合計32通りの運動です。
これにより、平素、使わない筋肉や関節の柔軟性や血行を促進することから、1日の始まりに有効で負荷の少ない体操であっても有酸素運動が含まれます。専門家の考えた体操は実にバランス良くできてます。
ラジオ体操の効果的な動きについて、私が自らに課してることは次の通りです。
1、26ある運動では、すべて「指と肘をしっかり伸ばし」、可能な限り、腕を遠くへ伸ばし、大きな動きをめざす。
2、靴下を脱ぎ、「素足でフローリングの上で行い」足の指で身体のバランスを取る。
3、すべての動きはピアノのテンポに合わせて「機敏に」行う。
4、足を広げる運動は「肩幅より大きく広げ」と身体の柔軟性をめざす。
5、身体をねじる運動は、スピード感と共に、「息をしっかり吐き切り」、呼吸筋を伸ばす意識で行う。
6、激しくねじる運動、及び前後運動は「消化器に刺激を与える」つもりで行う。
7、背骨の歪みを矯正するつもりで行う。
ラジオ体操の指導者とピアニストには、いつも感謝してます。それはかけ声やピアノを聴くと、つい身体が動き出す力を持ってるからです。
ピアノでは第一と第二の間にある首の音楽がとても運動しやすく、朝から爽やかになり、ピアニストの工夫が感じ取れます。また、その日のピアニストが誰であるか当てるのも楽しいです。首の運動では有名なメロディーをいろいろ聴きて楽しみたいです。
ラジオ体操音楽の作曲者は、二人ともすでに他界されていても、作品が後の世に毎日流れ続け、日本中の人々の健康を促進してることは誠に有難いことで、こんな所にも芸術の永遠性があります。
ラジオ体操第一の作曲者は生涯100才の長寿であった服部正氏であり、ラジオ体操第二の音楽は一般には「花の街」「ぞうさん」「祝典行進曲」などで知られる團伊玖磨氏により作曲されました。
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