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2015年4月24日 (金)

庭で見つかった打製石器・・・石器時代のものか

P1060517【周囲がすべて刃で尖ってる】

 春爛漫でシャクナゲなど咲き乱れる庭の手入れを毎日しています。手入れの中心は「藪枯らし」「どくだみ」「一般の草」を三角ホウで深めにほじくり、可能な限り根こそぎにしています。このため 庭の殆どの土を掘り返してます。

 土の中の石も出てくることから片づけたり、木の根っこも切って片づけたりしてます。このためか、庭は例年より見た目にきれいになってます。

 昨日、掘り起した土の表面に普通の石の形状とは異なる直径10㎝ほどの石を見つけました。これは何だろうと捨てないで良く見ると「握りやすく、石の周囲がすべて細く尖っており」、咄嗟にこれは石器ではないかと確信しました。しかし、まさかこんな所に正真正銘の石器が出るのかと驚きました。

 持ってみると親指を入れる場所や、反対側には人差し指や中指を入れるところがあり、しっかり持ち易い石に気づきました。早速、水洗いすると打製石器=flaked stone tool特有の叩いた痕と推測される線がいくつも浮かび上がり、これは只ものではないと自信を深めました。

P1060520 【裏側・・・親指がすっぽり入る形の部分】

 実は私の倉賀野中学時代の友人に考古学=archaeologyを専門とするY氏がいます。彼は昨年度も倉賀野公民館において倉賀野の歴史について「町民向け歴史講話」をされ、私も受講しました。

 今朝、私は彼を思い出し、早速お宅を訪ね、この石を鑑別してもらいました。すると彼は見るや否や、これは石器に間違いなく、打製石器と言われました。

 また、彼曰く、「形状から石槍や弓矢の先でなく、手で持って捕獲した動物の皮を剥いたり、解体したり、あるいは現代の包丁代わりに果物の皮を剥いたり、野菜を切ったりしたものではないか。」とのことでした。

P1060518 【かなり鋭利で当たれば怪我します。】

 また、Y氏は「この石は周囲がすべて尖っており、当時の人の中には石器を作るプロがいて精巧に作り、他の人々に分け与え、これで捕らえた動物の肉などをおそらく物々交換により、貰っていたと考えられる」とのことです。

 私の家の庭は、元々一段高い土地で乾いた畑であり、その周囲は田であったと亡父から聞きました。土地購入前に不動産屋がブルドーザーで周囲の高さとほぼ同じにしてしまい残念であったと子供の私にこぼしてました。

 このことから私の家の場所は倉賀野特有のたくさんあった古墳の一つの跡だった可能性もあり、また、50年ほど前、父が盛り土を依頼した可能性もなくはありません。あるいはその土の中に紛れ込んでいたことも有りうることです。

 ところで、打製石器についてインターネットで調べると今回、私が発見したものに酷似してる物がかなりあり、打製石器に間違いないでしょう。

 大切なことは、これが使われていた時代です。友人Y氏は次のように推測されました。

 おそらく、縄文時代の始まりの頃から、もっと昔の新石器時代=the neolithic eraの終わり頃ではないかと推測できるとのことで、それは今から数千年前と言うことになります。遠い昔の日本人祖先が使った打製石器が庭から出たことは意義深く、遠い昔の人々の生活に思いを巡らし、これを目で見る歴史として「家宝」にすることにしました。

 いずれにしても、打製石器は大変に古く、磨製石器の前の時代と考えられます。

P1060525 【打製石器は右側の土の中から出土】

 なお、この打製石器の年代については、Y氏の薦めもあり、埋蔵文化関係機関に鑑定を依頼する予定です。もしかして旧石器時代=the paleolithic eraの可能性も捨てきれないでしょう。

 これからも毎日、土と関わる生活に勤しみ、与えられた生命の喜びを思う存分、享受したいと思います。

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです。
庭から「石器」が出土するなんて凄いことですね。太古の時代に作られた道具が何千年もの時間を超えて蘇るなんてまさに「浪漫」です。鳩も遠くから帰ってくることに浪漫を感じますよね。もしかしてカッキーさんは音楽も浪漫主義ですか?

投稿: INOUE | 2015年4月30日 (木) 11時28分

IMOUEさんへ
 懐かしいコメントに感謝いたします。最近は皆さん、フェイスブックや、ツイッター、ラインなどで交流が賑やかなためでしょう。ブログのコメントは少なくなってます。ブログはそれなりに一つのテーマに沿って書くので、いわゆるおしゃべり的な内容ではないからコメントしにくいかもしれません。
 これからも週2回の割で無い頭を絞り、何かのテーマで書くつもりです。
 ところで、仰せの通り、私はロマン主義音楽が大好きです。最近はピアノをサボりがちですが、環境が変わって、きっかけが掴めたらショパンの遺作を練習します。こんなロマンチックな音楽はあまりないですね。

投稿: カッキー | 2015年5月 1日 (金) 14時02分

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