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2015年4月30日 (木)

群馬県埋蔵文化財調査センターで鑑定・・・庭から出土した石器

P1060564【渋川市北橘町にある埋蔵文化財調査センター】

 先日、庭を掘り起こした結果、出土した打製石器を時代的により正確に確認しようと、本日、県埋蔵文化財調査センターへ出向きました。

 初めて訪問しましたが、一般道から入った高い位置に建物があるのは、古代の埋蔵文化財を研究調査するには現代社会から遮断されてるところが冷静に歴史の真実を把握するに相応しい環境と悟りました。群馬県小児医療センターの隣です。

P1060566 【入り口前の馬の埴輪】

 事前に予約して訪問したことから、課長さんが出迎えてくださり、すぐに石器専門の職員から持参した石器を鑑定いただけました。

 「これは間違いなく古代人の打製石器です。」の言葉に嬉しさがこみ上げました。この石は群馬県では谷川岳の近くから月夜野町にかけて出土する「黒色頁岩」(こくしょくけつがん)で、群馬県では広く発見される石器とのことです。

P1060517 【今月末、私の庭で出土した打製石器・最大幅10㎝、厚み2㎝、周囲がすべて鋭利な刃】

 時代的なことに関心を抱いてる私ですが、石器専門職員曰く「3万~1.5万年前の旧石器時代から1.5万年~縄文時代」のものであるが、おそらく縄文時代のものではないかと推定されました。

 いずれにしても弥生時代前のものであることは確かとのことです。それは石の素材が「黒色頁岩」であることや、打製石器であることから鑑別できるとのことです。

 おそらく、「この打製石器を直接手で握って動物を解体したり、食料確保の用途に使ったようです。」と話されました。あるいは「他の小さな石器を作る途中」であった可能性も考えられるとのことです。

P1060568  【発掘情報館】

 ところで、私はここを初めて訪れましたが、ここには群馬で出土した石器や土器が多数保管されてます。例えば、八ッ場ダム本体工事で発掘されたものや北陸新幹線工事で発見されたものですが、展示することより保管がその目的と言われます。しかし、課長さんから保管されてる石器、土器について詳細に説明を戴き、多くを見学できました。

 本来的に展示を目的とするのは「群馬の森」にある県立歴史博物館であり、ここは出土した埋蔵文化財の保管が業務の中心と話されました。

Photo 【群馬の森にある歴史博物館】

 私は子供の頃より、歴史にあまり関心を示せませんでした。歴史とは目で見たものでなく、あくまで推測の領域内であって確認した人がいないのに、一般的に言われてることは本当なのだろうかと疑念が残るからです。日本史の殆どは名だたる人の権力争いのみに主眼が置かれ、庶民の生活には目が向けられず、現代の私たちにとって肝心である「祖先の生き方や考え方」を学ぶことはできないものでした。

 しかし、地球上に人類が誕生して以来、旧石器時代から縄文時代や弥生時代となると「主眼は我々の遠い祖先である一般庶民がどのように生活していたか」であり、これを研究されてることでとても親近感が湧きます。これらの時代では打製石器、磨製石器、土器、鉄器、火の使用、次第に大陸の影響を受けたことなど埋蔵品から真の姿が証明され、現代人が目で見ることで当時の様子が理解できます。

P1060520 【打製石器の裏側には親指を入れる部分がある】

 ところで、今回、歴史に素人の私が打製石器を発見できたことは「生涯これが最初で最後」でしょう。この石を見て、石器であると直感できたことは私として物を見抜く力があったと言えます。これからも、日々起こる事象の中から、大切なものを見失わないで生きて行こうと思います。 

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