花梅の剪定は樹形を頭に描いて
花梅は種類によって開花時期がずれたり、花の色も異なることから2月~3月にかけて楽しめましたが、ようやく終わりました。今朝は庭先の3m以上ある背の高い花梅の枝を梯子をかけて剪定しました。
花梅は1ヶ月近くにわたり開花を続け、寒くて殺風景な庭に希望を感じさせる植物です。
この花梅は記念樹として植えましたが、今まであまり剪定しなかったので枝が四方八方に伸び、この花梅の特徴である縦長の樹形でなくなりました。
前述の通り、開花は約一ヶ月で1年のうちで9割以上は枝と葉のみであることから、庭木とは「樹形に重きを置く」必要があります。それは花がない時季でも、それなりに幹の形と枝ぶりが観賞に値するので、年間を通じて、角度を変えて眺めては剪定する必要があります。
今回、剪定しましたが、これから5月~8月にかけて芽を吹くので徒長枝がでたら先を詰めます。剪定のポイントは、細かい枝がたくさん発芽することをめざします。そうすると来春、蕾がたくさん付きます。如何にたくさんの花を咲かせるかが、剪定する人間の腕の見せ所と言えるでしょう。
一方、花が咲き終わったら、5月頃にお礼肥として油粕を根元から離して施します。また、来春良い花をたくさんつけるためには夏に水を朝晩与えます。出来れば、根元の回りをクレーターのように掘り、水が溜まると根に吸収しやすいでしょう。植物にとって水ほど不可欠な栄養素はありません。
【七分咲きの西洋シャクナゲ】Double click please!
庭は梅からシャクナゲの季節に変わりつつあります。この他、花桃、雪柳、しだれレンギョウが今を盛りに咲いてます。お近くの方は華やかな西洋シャクナゲの色彩を、ご覧にお出ください。
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