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2015年6月

2015年6月29日 (月)

稚内GN総合優勝シャーロット号と同じデ・ヨングの血統を引く鳩

P1030240【当舎のデ・ヨング89号孫鳩・・・香山鳩舎作】Enlarge please!

 日本鳩レース協会発行「レース鳩誌6月号」によると、平成27年度・東日本稚内グランドナショナルレースにおいて、分速1485.947mを記録し、総合優勝の栄冠を獲得したのはプリモロフト作出・日暮義一鳩舎使翔「シャーロット号」と伝えられます。

 私はこの記事の血統を読んで驚きました。というのは、当舎にも香山鳩舎から導入した鳩に「デ・ヨング89号」の孫♀(写真)がいるからです。血統を遡ると「シャーロット号」に共通するゾーン・ランメ号がいます。

 当舎のデ・ヨング血統♀は立ち姿とともに目の色彩に特徴があり、今春は当舎の「稚内モザイク号」と交配し、4羽の雛が生まれ、両親が健康であることから、いずれの雛も健康体に生まれてます。これらは次代を担うため保存します。

 その後、レース鳩誌で「シャーロット号」の血統記事を読み、セレクトに一層、その価値を見出しています。

 40年ほど前に飼育してたイギリスの「ブラックパイド700マイルストレーン」♀の特徴は小ぶりな印象で「目の色彩が深く」、直系が稚内を翌日記録し、長万部700K地区Nに連合会優勝しましたが、現在飼育してるデ・ヨング♀は目はもちろん、全体像が酷似しており、子孫に俊鳩が生まれることを期待したいところです。

 因みに、オランダ・デ・ヨング鳩舎使翔「デ・ヨング89号BW♂」は2001年バルセロナN7567羽中26位、ペルピニャンIN25471羽中5位です。

P1060883 【2番仔の馴致・・・展望台でのんびり一週間生活】

 ところで、現在は二番仔を馴致してます。生後27日~30日で親から離し、日中はご覧の展望台で過ごさせ、周囲の景色を覚えたり、外界の動きを観察させます。太陽光が強い場合は鳩舎内に少し入って過ごせる構造です。そこで餌と水が摂取できます。

 一週間経過した頃、曇りの日に餌を与えないで展望台の上の蓋を開けると、一羽一羽が様子を見ながら展望台の上に飛び上がり、出たり入ったり、鳩舎の屋根に行ったりしながらを繰り返し鳩舎を覚えます。

 最初の日は大きな音や周囲の動きで驚かせないことが鉄則です。やはり、一週間という日数が鳩舎に定着するようです。同様の方法で、一番仔は一羽の失踪もありません。

P1060868 【ブレンドした鉱物飼料】

 一方、育雛中の親は鉱物飼料と塩土を摂取したがるので、飼育者は、これらが不衛生にならぬよう、時には汚れたら水洗いします。しかし、古いものは早めに捨て、常に新鮮なものを与える方がよいでしょう。

 今年は国内の二種類の鉱物飼料とベルギーの鉱物飼料の三種を混ぜて与えてます。これは、それぞれの不足する鉱物が補えるからです。ベルギー産のものはレンガが多く、糞が赤くなる傾向です。レンガは栄養素でなく、整腸作用に有効で、結果的に栄養の吸収に繋がると考えられます。

 今年の一番仔は舎外運動をよく飛び、最低でも一時間は姿を見せません。今年は孵化したときから、例年と違って、乳ビを出す親に菜種やサフラワ、多少の麻の実など濃厚飼料を巣房内で与えたことで雛の臓器が健康に育ったようです。

 孵化して30日までに親を通して濃厚飼料やカルシュームを投与すると成長してから鳩体が違ってくるように感じます。「三つ子の魂、百まで」は、レース鳩では、「三つ子の栄養、成鳩まで」と言えそうです。

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2015年6月25日 (木)

古代人が使用か・・・庭から円と楕円の石が出土

P1060863【古代人が使ったと推測できる二つの石】・・・Enlarge please!

 庭には数百個と想われる多種の石があります。それらの石は50年前、今の土地に引っ越した時、青年の私は昔の家にたくさんあった庭石をリアカーで運んだもの、また、元々今の土地にあったもの、そして、1年前に購入した隣の土地に埋まってた石などです。

 上の写真の石は余りにも不自然に形態が整っており、発見してすぐに人為的に加工されたものと分かりました。推測するに、石器時代から縄文時代にかけて、私たちの遠い祖先が農作業として、おそらく硬い食べ物のを擂り潰したり、まな板代わりに使ったものではないかと閃きます。

P1060866 ところで、庭先から玄関への道や築山に多くの玉石を並べてありますが、より庭らしくなるよう時々、手を加えてます。玉石はすべて私の肉体労働によって移動したり、並べたりしてます。

 どの色合いの石や、どのような形の石を互い違いに並べるかは、結構、美的センスが必要で、並べては遠くから眺めて味わったり、また、並べ替えたり、1個の重さが30kg~60kgと推定される石を素手で運び移動するので、結果的に筋力鍛練になります。

 最近の考えは、ジムでマシーンを使うより、実際生活の中で身体を動かし、重いものを運んだりする方が、目的を持って行うことから脳の活動に有益ではないかと考えるようになってます。また、敷石の周囲の白川砂(【砕石小石】)も自ら敷きつめました。この作業は恰も大きな絵を描くようで楽しいものです。毎日、井戸水をかけ艶を出してます。

 このようなエクステリアは芸術であることから、作業をしてみては、その後、角度を変えて見たり、また、2~3日経過してから眺めると納得しない個所が見つかるもので、重たい石であっても、気のすむまで並べ替えることがあります。

 最近、数々の石を見て「石の歴史」を感じるようになりました。それは「石は天才である。」と思わせる程、どれも個性に満ち、どれ一つとっても同じ形や同じ紋様の石は見当たりません。しかも、その形態は何十万年~何百万年前に遡り、それ以来ずっと形態を変えずに現在に至り、遠い未来まで、現状の形態のままで存在し続けていくと推測します。石にしてみれば、自らの長い歴史の一瞬を人間に使われてるのではないでしょうか。

 庭に並べてある玉石の中から、いくつか写真に撮りました。画像を拡大し、紋様をじっくりご覧ください。

P1060858 【まるで迷彩服の柄にそっくりです。】

P1060861【珍しく赤みを帯び、断崖絶壁を持つテープルマウンテン荒船山のようです。】

P1060862 【推定100kgで、築山の正面にあり、来客を出迎えます。】

P1060859【対称的な紋様を成す】

P1060860 【右の石は見方によっは小動物の顔に見えます。】

 これらはほんの一部ですが、購入したものはありません。

 数年前、テレビの「百歳万歳」に出演された方が、石に大変な興味関心を持たれ、「何で石などに夢中なのか」当時の私は解せませんでしたが、石の多種多彩な表情に次第に私は驚くようになってます。石の移動により自らに適度な肉体労働を課し、自然の創造物に関心を深め、これからは充実した長寿を楽しみたいものです。

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2015年6月22日 (月)

夏至に太陽はオリオン座の少し北にある

Photo_2 【ふたご座=Geminiの少し右が夏至点】・・・ウィキペディアより

 私たちの住む地球から見て、太陽がどの星座の中を進んでいるか、あるいは、どの星座の近くにあるかが「1年の季節」の元です。実際には太陽光が眩しくて日中に星座を見られなくても、現実には、太陽は1年かけて、いわゆる12星座の中を西から東へ刻々と移動しています。現在の太陽は「おうし座」を過ぎて、「ふたご座」に向かってます。

 本日が夏至であるのは、太陽が夏至点に瞬間的に到達することによります。夏至点の位置は宇宙空間のある一点です。そこに目印はありません。同様に、春分点、秋分点、冬至点も宇宙空間の一点であり、目印はありません。これらの位置は私たちが生きてる間は変わらないでしょう。

 しかし、いずれも、12星座の近くであり、今後、年間を通じて星座を見るとき、春分点、夏至点、秋分点、冬至点の位置を意識して見ると、夜空の見方が深くなり、12星座がより身近になるのではないでしょうか。これらの至点が確認しやすいのはそれぞれ半年後の深夜に上空に来るときです。

 太陽が夏至点を通過する時刻は今年はイギリスのグりニッチで6月21日16時38分と計測されていることから、この瞬間は、時差が+9時間ある日本時間では6月22日午前1時38分になります。

350pxorion_constellation_mapsvg 【冬によく見られるオリオン座=Orion】・・・ウィキペディアより

 半年前の冬の夜空に特徴ある姿を見せたのがお馴染みの「オリオン座」です。実は、夏至の太陽の位置は【北半球から見ると】このオリオン座の少し上にあって、ふたご座の少し右付近にあり、そこが夏至点です。

 なお、オリオン座のベルトの位置にある三つ星の最も右の星は「ミンタカ」と呼ばれ、常に赤道の真上にあります。「ミンタカ」は一年中、真東から昇り、真西に沈みます。

 ところで、半年後の冬に「オリオン座」を眺めるとき、あの少し上【北】で、「ふたご座」の少し右が夏至点であると意識して見ましょう。6月22日の太陽は地球から見てこの夏至点にあったことになります。

 一方、夏至点など至点は地軸のブレにより、長い年月に変化すると考えられ、現在でも「星占い」で使われる12星座の期間はバビロニア時代のもので、現在とは1ヶ月近くずれてることになります。

Dscf0330  一般に、夏至とは、1年で昼間の時間が最も長い日という答えになりますが、それは地軸の傾きと太陽黄経90°により、結果的にそうなり、夏至とは、あくまで、地球から見た太陽がオリオン座の上【北】で、ふたご座の少し西の位置にある夏至点を瞬間的に通過することです。

 夏至の日は、北回帰線上では太陽が正午に天頂に達し、北緯66°33′以北では太陽が1日中沈まず、白夜です。 

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2015年6月18日 (木)

梅雨のレース鳩管理・・・雛の巣皿は朝夕2回清掃

P1060849【梅雨に入り、鳩舎内は湿度が上がりやすい】

 これから1ヶ月ほどは梅雨本番であり、植物の成長にとってはこの上ない恵であるが、レース鳩にとっては、健康を害しやすい季節です。レース鳩が病気になる原因の多くがカビの生えた餌からと、汚れた飲水器と考えられ、購入時は良い餌であっても、保管場所が悪かったり、餌の保管容器がお粗末であると、餌は湿気を多く含み、害虫が湧くことになります。また、飲水器が不衛生になりやすく、時々は消毒すべきです。

 このため、餌をよく吟味して購入し、また、乾燥したところに保管する必要があります。それであっても、季節的に湿気やすく、特にトウモロコシは「カビ」が生えやすいことから梅雨の晴れ間に天日干しが効果があります。

P1020817【時々上の層と下の層を混ぜる】

 一方、鳩舎全体の床も湿りがちなことから、特に、雛のいる巣房内はもちろん、毎日、糞をきれいに取り除くことが基本で、梅雨の期間はいつもより丁寧に清掃を心がけ、雛のいる巣房は朝晩二回、巣皿をきれいにしてやり、可能であれば、予備の巣皿に交換するとよいです。

 また、孵化後15日経過した頃からメッシュの巣皿に交換すると快適と考えられます。雛が生後7日以内に直にメッシュにすると、雛の踵がはまったままの状態で成長することがあり、抜けなくなります。直のメッシュは、雛がある程度成長してからが良いです。このような場合、動かない薄い敷物があれば心配いりません。

P1060834【床から15㎝上げた木枠の上にメッシュの巣皿】

 写真の雛は生後17日ほど経過してるので、直接、メッシュの巣皿でも寒くないでしょう。これなら床に置いたままの石膏の巣皿に比較し、湿気対策は格段の差で効果があります。メッシュは今後、発生する吸血虫をシャットアウトします。

 一方、鳩舎内は種鳩鳩舎も選手鳩鳩舎も可能な限り、三方か四方に空気の流れが起こる窓が望ましく、また、空気の流れは横のみでなく上下にも対流するので、鳩舎全体を煙突のようにすると空気の流れが断然良くなると考えます。「鳩舎全体を煙突にしなさい。」とは昔、鳩界の達人に教わりました。

P1010989【 一階と二階の間にある空気流通口・・・糞は殆ど落下しない】

 これは空気の上下の流れによる湿気対策、及び温度対策の一つの方法です。横の窓は開閉を調整できると夏季も冬季も快適です。

P1060850 【北側の窓・・・内側に戸があり調整できる】

 このように空気は東西、南北、及び上下に対流することから、前述の通り、可能であれば煙突をつけ、あるいは、高い位置に窓をつけ、温まった空気を外部に放出したいものです。イギリス鳩月刊誌Pictorialによると欧米の多く鳩舎には煙突があります。

 ところで、群馬県では世界文化遺産になった「富岡製糸場」と「三つの絹遺産群」があり、以前の勤務地が「富岡製糸場」の近くであったことから、最近は「三つの遺産群」すべてを見学してきました。

 共通することは空気流通による温度対策です。蚕とレース鳩は異なっても、同じ生物であることから新鮮な酸素の必要性、湿気対策、温度調整は共通でしょう。江戸末期から明治にかけ、養蚕の先達は「空気の流れ」の大切さを中心に生育してたことが理解できました。

 たまたま、私の恩師の実家が世界文化遺産になり、下の写真は伊勢崎の「田島弥平旧宅」です。

P1050908【大屋根の上にある空気放出口】

 これは田島弥平氏が考えた蚕生育法でここから暖かい空気を逃がし、裏に流れる利根川の川面を伝わって来た涼しい風を一階と二階から取り入れる構造です。利根川からの風が直接入るように家の向きを南東向きに作る拘りです。

P1060844【種鳩に稚内モザイクの直仔が増えたことから、選手にモザイクが多い】

 春期レースが終了し、6月は愛鳩家にとって案外暇な時期であっても雨の日が多いため、窓から雨が吹き込まないように工夫するとよいでしょう。

 健康で若さ溢れる当才レース鳩を育成するには「梅雨を如何に乗り切るか」が健康面で大切です。梅雨時は掃除を頑張り、鳩舎内を自然の力で乾かしてあげたいものです。

 また、天気予報を注視し、梅雨の晴れ間にチャンスを作り、今春誕生した若鳩の近距離訓練を開始します。「鉄は熱いうちに打て」はレース鳩にも当てはまるでしょう。

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2015年6月16日 (火)

就眠運動する「ねむの木」の不思議

P1060816 【ねむの花】・・・拡大してご覧ください。

 数年前に自然に生えた「ねむの木」は今では高さ5mほどになり、予想以上の高木となって庭に木漏れ日を作ってます。一般的に、花木の開花が一段落した梅雨の現在、何と優雅な花を咲かせているのでしょう。ご覧の通り、蕾がたくさんついてるので、暫くはねむの花が楽しめそうです。

 実は、40年ほど前、亡父が植えた「ねむの木」が庭の隅にありました。時々は開花を見たことがあっても、今の「ねむの木」ほど華やかに咲かなかった記憶があります。しかし、現在の家を建設することから敷地の関係で切り倒してしまいました。

 それから数年して、庭の真ん中という全く違う場所に幾本かの「ねむの木」が生えました。昔の「ねむの木」の種が暫くしてから生えた可能性があります。種を通じて生命を次代につなぐ神秘です。町内の友人に1本分けて上げたことがあります。

P1060821【たくさん花が咲く夕刻時】

 ところで「ねむの木」という命名の由来は「夜間に葉が閉じることに因ります。互いに対となる葉が重なり合って閉じ一枚のようになると共に、葉を支えてる茎も閉じます。日没とともに閉じ、日の出とともに開き、日照時間に忠実です。これが「ねむの木」の名称の由来で、夜間に葉が閉じる理由については科学的にも本当のところは分からないようです。

P1060825 【午後7時頃、閉じた葉の様子】

 日中の葉が開いた様子から夜の葉の閉じた状態は全くの変貌です。なぜ、このように「就眠運動するのか」子供の頃から不思議な植物と感じてましたが、よく観察すると一枚一枚の葉が0.1㎜ほどでとても薄く、しかも小さく、しかも左右対称に並んでいます。もしかして、あらゆる植物の中で最も薄く、最も小さい葉かもしれません。

P1060828 【日中は開いてる葉】

 ご覧の通り、一枚一枚の葉は対になっており、また、葉の集団同士も左右の対になってます。1枚の葉は小さな楕円形を成し、夜間に対をないしてる葉同士で重なり合って閉じます。

 夜間に閉じるので「ねむの木」は中国では夫婦円満の象徴といわれ、葉の付け根を良く観察すると少し太くて丸くなってます。おそらくこの中に光に反応する物質があり、膨らんだりすることで、結果的に葉が閉じるのかもしれません。

 ところで、「ねむの木」の原産地はサルスベリ同様、夏に咲く樹木であることから、中近東ではないかと推測されます。現在の分布はイラン、アフガニスタン、中国、アフガニスタン、日本の本州以南といわれます。私は20代前半にインドの日本人学校に勤務してましたが、インドで「ねむの木」を見たことはなかったと記憶してます。インドでは火炎樹が夏の象徴でした。

 ところで、「ねむの木」は葉が極小でも、数えてみると最も小さい集団は約50枚です。この倍数となって1本の枝につく葉の数が約1000枚です。このため、樹木全体の葉数は大きさによりますが、数万から数十万ではないでしょうか。これは結果的に、半日蔭を好む植物のため、また、人間のために「木漏れ日」を作ります。

 木漏れ日を作ることが夏の樹木として大きな役目を果たし、暑い太陽光線を遮ることからでシャクナゲなど半日蔭を好む植物にとっては、福音である植物でしょう。

P1060824【すべての葉が閉じ、就眠が始まった夕刻時】

 「ねむの花」が魅力なのは極楽浄土を彷彿させる雰囲気ではないでしょうか。 

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2015年6月11日 (木)

人の住む環境で営巣するツバメの習性

P1060802 【羽根が長いツバメ・・・撮影は本日、家の近くで】

 野鳥の中でも私は幼い頃からツバメに愛着を持ってました。それは20才まで住んでいた家に毎年ツバメがやって来て子育ての様子を見ていたからです。

 私の家は国道旧17号線沿い(旧中仙道)にあったことからツバメの飛翔にとって広い道路があり、障害物がなかったからでしょう。

 広い道路上は低空飛行がしやすく、小さな昆虫の捕獲に便利であり、家が江戸時代末期に建築した蔵造りであったことから、落ち着けて天敵の心配がなく、毎年、営巣したのではないでしょうか。

 当時、ツバメが家の中に巣を作ったことから、父はツバメのために早起きして戸を開けてやっていました。やがて卵が孵り、雛たちは大きな口を開けて親が運ぶ餌をねだる光景は実に生命力に溢れ、その後、巣につかまりながら羽ばたきの練習を繰り返し、ついに、勇気を持って巣から飛び出し、近くの電線に止まり、最初の内は親から餌をもらっていました。

P1060800 【新築した隣の家の軒先の巣】

 この度、私の東隣に若い家族Aさん一家が新築され引っ越して来られました。そして、最近、気がついたのですが、この家の玄関前の内側にご覧の巣が完成しました。時折、ツバメの鳴き声がするので気にしてたところ、珍しく巣を作っていました。

 なるほど、ここなら高さが3mほどあり、外部から見えなく、カラスや猫、蛇の天敵から雛を守れる環境です。それにしても、野鳥であるツバメが不思議にも人間の家の軒先に巣を作る習性を見ると、ツバメは人間嫌いではなさそうです。

 私は現在の場所に50年ほど暮らしてますが、ツバメは我が家に一度も巣を作ったことがありません。しかし、隣の新築した家は2月に引っ越ししてきて、すぐにツバメが巣を作りました。ツバメは安全面からここと決めたのでしょう。

 このため、ツバメの身になって巣作りの条件を観察しながら考えてみした。それは、なるほどと思わざるを得ません。

 巣作りの場所となる第一条件は、天敵に見つからない位置です。第二の条件は、巣の前に障害物がないことです。障害物とは大きな植木や垣根などです。全面が広い道路や、広い庭が入りやすいのでしょう。理由はツバメが巣に入るとき、低空飛行から上昇して巣に入るからです。

 障害物があると巣作りの条件から外れます。ある程度のスピードで入ることから、入りやすいことが条件で、また、近くに電線があると羽を休めながら天敵の見張りができると考えられます。

P1060805_2 【私の推測によるツバメの渡りのルート】

 何と言っても、ツバメは渡り鳥=migratoryである不思議さです。通常、野生の鳥類は一年で1シーズン子育てすると考えられることから、ツバメにとって気候の良いとき日本で育雛し、その後、日照時間が短くなり、気圧配置が変わり、日本が涼しくなり始めたら南下する習性を持ちます。ツバメは寒さが苦手なのでしょう。

 もっと驚くべきことは、日本で生まれた雛は生後2~3ヶ月ほどで故郷を離れ、9月初旬に、南へ南へと海上を飛び続け、そのコースはおそらく、島伝いに渡り、沖縄など南西諸島~宮古島など先島諸島~台湾~フィリピン群島~カリマン島(ボルネオ島)、あるいは、マレー半島、ジャワ島、ニューギニア、北オーストラリアという想像を絶する数千キロメートルの地まで飛翔する方向判定能力と海上を飛び続けるエネルギーです。

 目的地におそらく1~2週間で到着し、暖かな南の島々でのんびり暮らし、4月上旬になると今度は逆方向へと、半年前に来たルートを北上し、日本の古巣近くに来るのではないかと推測します。

 渡りの行動は、地軸が23度26分ほど傾いていることに起因し、100万年単位の先史時代から石器時代~縄文時代~弥生時代~現代へと、次代に命を託して繰り返されてきたのでしょう。そして、未来もこの習性を子々孫々へとバトンタッチしていくと考えられます。

 ツバメの育雛、子育ては誰にも頼らず、すべて夫婦で巣作りと餌の捕獲、子育て、そして飛翔の教育をすることから、私たち人間より、ずっと生命力に優れた動物と言えます。これは前述の渡りのコース上で起こる自然淘汰による結果と考えます。

 ツバメが持ってる習性の一つは、人の住む環境に営巣することです。暫くは毎日、子育てなどツバメの生態を観察するのが楽しみになりました。

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2015年6月 8日 (月)

現在、日に日に接近しつつある金星と木星

P1060788 【収穫した梅】

 いよいよ関東地方が梅雨入りしました。梅雨は日本列島の位置に起因し石器時代はもとより有史以前から毎年繰り返されてきたと考えられ、日本の一つの季節と考えてよいのではないでしょうか。梅雨は稲作を初め、農作物の収穫になくてはならないものです。また、一般の植物は梅雨により著しく成長します。

 日本は四季がはっきりしていると言われますが、あるいは、季節は六季のようにも考えられます。それは、春、梅雨、夏、秋雨、秋、冬です。

 暫く、じめじめした時季が続きますが、衛生面に配慮し、健康的にこの時期を乗り越えたいものです。

 ところで、梅雨の最中であっても天体に目を向けると、この時期には雲の上で珍しい天体ショーが繰り広げられそうです。運良く雲の切れ目から惑星や星座、そして月の満ち欠けを楽しみたいものです。

 すでにお気づきかもしれませんが、現在、夕刻時に西の空では「金星」と「木星」が近くにあり、しかも、日に日にその距離が縮まってます。そして、ついには殆ど一点に集まるようで、【最も接近して見えるのは7月1日】で、あるいは接触してるように見えるかもしれません。実際には6月28日~7月5日頃までが接近して見えそうです。しかし、これはあくまで地球から見てのことです。

 また、6月20日と翌21日には「金星」「木星」の接近に月も加わり、3つの天体が寄り添って見えそうです。運良く、梅雨の晴れ間から見えるでしょうか。日本列島は南北に長いので、どこかの地方で、この天体ショーが見えるでしょう。

 と言っても、これらの天体はそれぞれ実際は考えらないほど互いに遠くに位置してる訳で、接近して見えるのは、前述の通り、地球からで見てということです。6月20日は「地球」、「月」、「金星」、「木星」の4つの天体が、宇宙空間にほぼ一直線に並ぶということです。

Venus_earth_comparison 【金星と地球の大きさを比較した図・・・ウィキペディアより転記】

 ところで、金星について復習してみました。

 金星の年齢は地球とほぼ同じと考えられ、金星は日の出前と日没後にしか見られません。理由は金星が地球より太陽に近い惑星だからです。

 太陽から地球までの平均距離は1天文単位=Astronomical Unitであり AU 1で表し、AU 1は1.496×10⁸Kmであることから、太陽~地球間の距離は約1億5000万㎞となり、これに対し、太陽から金星までの距離は1億820万㎞ほどで、これはAU=0.718~0.728です。つまり、金星は太陽から地球までの距離の7割ほどのところに位置します。

 金星の公転周期は地球の224日ほどで、公転速度については、地球の秒速約29㎞に対し、秒速35㎞程と考えられてます。

 また、すべての惑星の公転方向は太陽の自転方向と同じで金星も同じです。北極星側から見て、反時計回りです。同時に、惑星の自転方向も太陽の自転方向に同じですが、例外的に、金星だけはゆっくりした逆行といわれます。

 一方、金星の表面を覆う大気は二酸化炭素が96.5%、窒素が3.5%と考えられているようです。

 6月20日とともに、今月末から7月1日にかけて夕方、運良く梅雨の晴れ間があれば、西の空に繰り広げられる宇宙の神秘を眺めましょう。

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2015年6月 4日 (木)

横隔膜で肺を下から支えた発声を心掛ける

P1060782【新緑に映えるザクロの花】

 私たちは生涯にわたり、自分の体内を見ることはできませんが、心臓を初めとして各種の臓器や筋肉、そして骨があることを知ってます。そして、これらが私たちの生命を維持してることも知ってます。どれか一つが不具合になっても、生活に支障をきたし、治療が必要になります。

 ところで、私たちが歌を歌ったり、話をする場合は身体の機能によって声が生まれます。平素、私は「どのようにしたら響のある発声ができるか」について考えてますが、最近、一つの事実につき当たりました。

 その方法によると、声に「張りのある響き」と「安定感が増し」、「強弱のコントロールがしやすくなったり」、「高い声も喉を痛めず、意外と楽に出せる」ようになりました。

P1060781【日本シャクナゲの新芽・・・来春の蕾を持つ】

 学生時代には、歌うときは「腹式呼吸によりお腹から声を出しなさい。」と教わりました。しかし、実際にはお腹に空気は入りません。お腹にある空気はガスになるものです。空気をたくさん吸って体内に入れても、入る臓器は肺です。それなら、なぜ腹式呼吸というのでしょう。これは分かり難いことです。

 最近の私は、発声するとき「横隔膜」=diaphragmにより、下から肺を支える意識で歌うようにしてます。感覚的には胸の下方が横に広がり、結果的にお腹が凹みます。この形で「ア~」と発声すると響の良い声に変わることに気づきました。

 横隔膜の感覚がつかめない場合は、トイレで力む状態を思い出してください。これは横隔膜が下へ押してます。この反対の運動をすれば横隔膜が上に上がり、肺を支えます。

 横隔膜の位置は肺と心臓の下で、胃と腸の上にあり、両者を分け隔ててるドーム状で弓形の筋肉といわれ、大切なインナーマスルです。

 また、他の方法で横隔膜の存在を認識するには、「は」の音を息の音(子音)だけで、ハハハハと、恰も、犬が暑くて舌を出してハーハーしてるようにします。これは声帯を使わず、横隔膜だけで声を出しているので、横隔膜が動いてることから、その存在を認識できるのではないでしょう。やってみてください。

P1060785【収穫直前の梅の実】

 前述の通り、横隔膜は「心臓・肺の臓器」と「胃腸などの臓器」を分け隔ててる筋肉であるから、横隔膜には3つの孔があり、それらは食道、大動脈、大静脈です。

 平素、私たちが呼吸できるのは、横隔膜を緊張したり、弛ませたりを繰り返して無意識のうちに呼吸を可能にしていると考えられます。

 ところで、横隔膜で下から肺を支えると、発声が良くなると共に、背中がピンとして正しい姿勢になるようです。これからは歌うとき、横隔膜を上に押し上げる気持で歌ってみてください。声質の向上や強弱など声のコントロールができると気づくかれるのではないでしょうか。 

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2015年6月 1日 (月)

玄関への敷石を歩きやすく・・・白川砂を補充

P1060762 【木漏れ日から玄関への敷石】・・・Click please!

 3年前、自らの肉体に鞭打ち連日労働に集中し、汗まみれになって一人で敷石の周囲をすべて10㎝ほど掘り下げ、出土した土を篩にかけて植木にやりました。これに数日を費やし、長さ10mほどをすべて掘り終わった日に周囲に白川砂を入れました。肉体労働した夕刻のビールほど旨いものはありませんでした。

 完成した後も隣接する築山が崩れるのではと心配しましたが、あれから台風や大雪に遭遇したり、梅雨や夕立になっても、最初のデザインに殆ど損傷が無く、ただ一部、白川砂が下がったようです。

 実は、私は昭和時代の最後11年間、高崎商業高校吹奏楽部の顧問であったことから、当時の部長であったS君が現在、石材業を営んでおり、彼に白川砂の搬入を依頼しました。

 彼は近年、700名ほどの所帯であるこの部活のOB会長に推挙され、未だお若いことから新たな改革の断行、そして現役部員のために教育的な配慮を持っての活躍が期待されます。因みに私はこのOB会の顧問になってるようです。

P1060754【本日搬入なった白川砂】

 私が白川砂に決めたのは、彼が問屋まで私を案内し実物を確認させてくださり、私は白川砂を見た瞬間「これだと魅力を感じ」たからです。何事も「美の感銘」は見た瞬間に起こり、判断に1秒は要らないようです。

 白川砂は元々、京都の神社仏閣の庭園で多く使われることから、主たる原産地は京都府のようですが、搬入されたのは茨城県産です。おそらく大きな岩石を粉砕したものでしょう。白の中に黒い点が混ざり、色合いが落ち着きます。粒をアップしたのが次の写真です。

P1060769 【黒い点を含む白川砂】・・・Click please!

 ところで、本日の午前中、今までの白川砂の汚れた部分を水洗いし、その後、新たな白川砂を補充しました。この石は白いことから汚れることがあっても、ホースで水を当てるときれいに蘇ります。

 白い石は設置しただけでは、きれいに維持できません。時々は水を勢いよくかけることが必要です。たまたま、無尽蔵の井戸水が出ることから、庭木に水を与えるとき、いっしょに敷石や白川砂に狙いを定め、光沢を出すようにしてます。手入れは庭師になったつもりです。

P1060756 【東隣との境に完成した塀】

 一方、以前にブログで扱った念願の「焼きベスロック」の塀が出来上がり、庭に締りができました。上の金具に切れ目がないことから私のお気に入りで、これで、南の道路側からは同じ塀が周囲を張り巡っているように見えます。

 塀は庭のいわばハードであり、今後は塀を生かした庭作りを考えていきます。実のなる植木も候補で、収穫の楽しみが増えます。自らの肉体労働による庭作りは、いろいろ創意工夫することで脳にプラスになり、一石二鳥と思ってます。

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