夏至に太陽はオリオン座の少し北にある
【ふたご座=Geminiの少し右が夏至点】・・・ウィキペディアより
私たちの住む地球から見て、太陽がどの星座の中を進んでいるか、あるいは、どの星座の近くにあるかが「1年の季節」の元です。実際には太陽光が眩しくて日中に星座を見られなくても、現実には、太陽は1年かけて、いわゆる12星座の中を西から東へ刻々と移動しています。現在の太陽は「おうし座」を過ぎて、「ふたご座」に向かってます。
本日が夏至であるのは、太陽が夏至点に瞬間的に到達することによります。夏至点の位置は宇宙空間のある一点です。そこに目印はありません。同様に、春分点、秋分点、冬至点も宇宙空間の一点であり、目印はありません。これらの位置は私たちが生きてる間は変わらないでしょう。
しかし、いずれも、12星座の近くであり、今後、年間を通じて星座を見るとき、春分点、夏至点、秋分点、冬至点の位置を意識して見ると、夜空の見方が深くなり、12星座がより身近になるのではないでしょうか。これらの至点が確認しやすいのはそれぞれ半年後の深夜に上空に来るときです。
太陽が夏至点を通過する時刻は今年はイギリスのグりニッチで6月21日16時38分と計測されていることから、この瞬間は、時差が+9時間ある日本時間では6月22日午前1時38分になります。
【冬によく見られるオリオン座=Orion】・・・ウィキペディアより
半年前の冬の夜空に特徴ある姿を見せたのがお馴染みの「オリオン座」です。実は、夏至の太陽の位置は【北半球から見ると】このオリオン座の少し上にあって、ふたご座の少し右付近にあり、そこが夏至点です。
なお、オリオン座のベルトの位置にある三つ星の最も右の星は「ミンタカ」と呼ばれ、常に赤道の真上にあります。「ミンタカ」は一年中、真東から昇り、真西に沈みます。
ところで、半年後の冬に「オリオン座」を眺めるとき、あの少し上【北】で、「ふたご座」の少し右が夏至点であると意識して見ましょう。6月22日の太陽は地球から見てこの夏至点にあったことになります。
一方、夏至点など至点は地軸のブレにより、長い年月に変化すると考えられ、現在でも「星占い」で使われる12星座の期間はバビロニア時代のもので、現在とは1ヶ月近くずれてることになります。
一般に、夏至とは、1年で昼間の時間が最も長い日という答えになりますが、それは地軸の傾きと太陽黄経90°により、結果的にそうなり、夏至とは、あくまで、地球から見た太陽がオリオン座の上【北】で、ふたご座の少し西の位置にある夏至点を瞬間的に通過することです。
夏至の日は、北回帰線上では太陽が正午に天頂に達し、北緯66°33′以北では太陽が1日中沈まず、白夜です。
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