猛暑の落とし子か・・・「ねむの木」が15本生える
今夏の猛暑は内陸を中心に記録し、当地・群馬県でも8月に入り36℃~38℃の日々が続き、私も例年になくビタミンやミネラル入りの水分をこまめに補給しました。日本各地では熱中症で搬送された方が多かったと伝えられます。
一方、庭の植物も水不足が大敵であり、それは特に鉢植えの藤です。その他、シャクナゲ、ツツジにも井戸水を毎日与えました。これが功を奏してか、猛暑で枯れる樹木は1本もなく、やれやれです。
植物の中でも、原産地が暑い地方であるサボテン、サルスベリ、ねむの木などは今夏は水を得た魚の如く、いずれも情熱的な美しさを私に与えてます。
サボテン=cactusに関しては、最初に10個咲き、2回目は7個咲き、近日中にまた4本咲く気配で蕾が出てきました。今までこんなに咲いたことはなく、猛暑が幸いしてと思われます。
【神秘的な雰囲気のサボテンの花】Enlarge please!
サボテンの生育地は砂漠であることから日々水を与えなくても、時には砂漠のスコールごとく植木鉢いっぱいに水をやりました。また、春に咲いたシャクナゲなどにお礼肥を施すとき、ついでに少々の油粕を与えたことが体内に養分を蓄えたのかもしれません。それとともに猛暑が拍車をかけ、環境的に多くの開花につながったと考えられます。
ところで、本日のテーマの「ねむの木」=silk treeの子が実生により15本も庭で発見できました。8月下旬になると草がたくさん生え、草の中で小さく可愛らしい「ねむの木」が生えてます。
近年こんな現象を見たことがなく、今年に限って子孫がたくさん芽を出してるのは、間違いなく猛暑による「落とし子」と想われます。小さくても夕刻になるとちゃんと葉を閉じ、他の植物ではあまり例を見ない就眠運動は不思議な習性です。
実は近年、「ねむの木」が自然に生えましたが、私の庭には暫く「ねむの木」がありませんでした。昭和時代に亡父が植えた「ねむの木」がありましたが、現在の「ねむの木」はもしかして、その子孫らしいのです。というのは近所にも「ねむの木」はないことから本当に暫くして発芽し、今では高さ5mほどに成長し、数え切れないほど多くの花を咲かせました。前述の通り、夏至の日から咲き始めたのは恰も太陽の位置を知ってるかの如くです。
今夏は、「ねむの木」の多くの実生が生えたことから、もう少し大きくなったら植え替えます。しかし、結構、大きな樹木になるので「ねむの里」になったら大変です。他の植物との関係から、どうするか考慮中です。
猛暑に似合う樹木は何と言っても燃えるような「サルスベリ」=crap martleでしょう。中国語で「百日紅」と書きますが、咲き始めて丁度50日です。このため9月いっぱい咲き続けるでしょう。私は枝を剪定しない方針で、枝ぶりは年々膨らみを増します。時折、根元をクレーターにして水を溜め、より情熱的な色彩をめざします。
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