自らの考えや感想を表現するボキャブラリー
【実り始めたコシヒカリ】・・・Enlarge please!
8月は猛暑と長雨の日々でしたが、早くも9月になりました。秋は芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋と称せられても、人それぞれの生き方に合った秋もあります。
その一つが勉強の秋です。これにはいろいろの分野があり、自分にとって今学ぶべき対象に思い切り集中できるのも秋ではないでしょうか。秋は気温や湿度が快適で勉強のチャンスです。
私は高校時代、ピアノの音を聴いて、楽譜にする聴音の訓練を受けました。これは先生が8小節程度の旋律をピアノで数回弾き、それを聴いて楽譜に仕上げる鍛練です。私の先生は日曜日の午前9時30分~12時30分まで休憩なしのレッスンでしたから、集中せざるを得ませんでした。しかし、頭が変になることもありました。
耳で聴いたメロディーを楽譜に書くことに集中する3時間でしたが、一定の時間が過ぎると、調子が戻り良く聴けることが起こるもので、人間の能力はある一定時間、脳を集中させると思いのほか効果があるように思いました。
このように厳しい先生の下では続けられますが、現在の私たちはどう工夫すれば集中して、例えば、英単語を脳に定着させることができるでしょうか。
気持ちを集中するには毎日、一定の時間を決めて取り組むと脳が受け入れやすいかもしれません。
本題ですが、英単語のボキャブリーを増やしたい場合、私たちは脳に効果的な定着方法があれば、それを実践したいところです。
概して、従来の学習方法は英文を読んで新たな単語を知る方法が多かったと思われます。これもボキャブラリーを増やす一つの方法ですが、より頭に定着するには、発音したり書いたり身体を駆使し、【実際に使って覚えることで】、脳への印象はより深くなるのではないでしょうか。
例えば、陸上競技の種目である七種競技heptathlonという単語を記憶するには、まず、英和辞典の発音記号でアクセントの位置と正しい発音を確認して発音します。可能であればネイティヴの発音を聴いて真似します。数回、発音し口で覚えます。その後、スペルを書いてみます。
また、heptagon(七角形)など関連した単語と結びつけます。インターネットを利用し、ネイティヴの口を見ながら発音すればより正確に近づくでしょう。
しかし、新たな英単語を最も効果的に脳に定着する方法は、可能であれば、実際に会話で使ったり、英文にして発信することで自分のものになるように思います。使えた喜びが脳にプラスするためでしょう。
ボキャブラリーの勉強はあまりにも範囲が広く、それは単語数が無限と言えるほど存在するからです。しかし、専門用語を除いて、一般的に私たちが使用する単語は限られた範囲であることから、「音読したり、書いたり、話したり、聴いたり、発信したり」を実践し、身体を総動員して覚える方法が確実性が高いと思います。特に、自分の考えや感想、興味ある分野を英作文すると、とても力がつくと考えてます。
| 固定リンク
「英語のボキャブラリー」カテゴリの記事
- ChristmasをXmasと書く表現(2020.12.24)
- 辞書によるネットサーフィンは楽しいもの(2020.03.16)
- 咲き誇る 平成最後の 源平しだれ (2019.03.30)
- 見聞したこと、考えたことを英語にする鍛練(2019.01.28)
- 日常を 英訳してみる 英作文・・・vocabularyを増やす一つの試み(2018.12.10)
コメント