富士を望む「大間々」の高台から高度を飛ぶ訓練
【放鳩地として見晴らしは最高】・・・Enlarge please!
ここは私のレース鳩訓練基地としてお気に入りの高台です。すでに30~40回ここから訓練しても未だ一度も猛禽の出現がありません。大間々の市街地から150mほど上がった高台であることや、周辺が開け、近くに森がないからでしょう。
放鳩して100mも上昇すると、大間々の地上から、200~300mの高さを飛翔することになり高度を飛ぶ訓練になります。
方向判定には高度を飛ぶ方が有利と考えられます。こんなことから一般論として、山間部での個人訓練の放鳩地は高い地点から放鳩することが猛禽対策や方向判定のため何かと有利と考えてます。
【放鳩後、上空200~300mの高度を飛ぶ】・・・Enlarge please!
今回、訓練した鳩は「稚内モザイク号」から今春生まれた直仔や孫が多く、羽色にモザイクが多く、飛んでいても分かります。
先日、ブログのコメントを通じて、鳩友ピジョンクレージーさんから連絡が入り、今秋、北海道北部の連合会で400K1羽帰りが出たとのことで、この鳩は「ホープGN号」の直仔です。つまり、当舎の「稚内モザイク号」と兄弟になります。
2015年・春は「稚内モザイク号」の孫が北海道・デカ橋鳩舎で東舞鶴GN総合7位になったとの連絡をいただいたことから、今後も「稚内モザイク号」を種として活躍させたいと思います。
ところで、10月になってトヤの終了時期が近づいてます。健康な鳩は早めにトヤが終わったり、あるいは、トヤ中であることが分からないほどです。今ほどレース鳩の健康度を判定するのに分かりやすい時季はないでしょう。
如何にもトヤの真っ最中であるようなみすぼらしい姿の鳩はレースや作出による回復力が遅く、内臓が不健康と考えます。早くトヤが終わった鳩が選手でも種でも何かと有利でしょう。
また、種の管理は今が大切な時期で、栄養が過多でも、不足してもよくありません。特に他鳩舎から導入し、舎外ができなくて年齢が増した♀は太りやすい傾向で、時々は手に持って下腹に肉がつき過ぎてないかチェックします。
塩土や鉱物飼料は新鮮なものを与え、古いものは思い切り捨てます。種は分離中であるので、当舎では、混合飼料にカビのない大麦を1対1で混ぜてます。
種鳩の管理では、来春の作出に対し、すでにスタンバイの時季であるとの認識を持ち、秋から冬にかけ換気の調節、鳩舎の床は常に清潔で乾燥させておきたいものです。
餌は保管場所が大切で、湿気対策や、虫が湧かないよう多くを買いだめせず、当舎では母屋内の桐の物入れに保管してます。
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