立冬とは・・・地球から見て太陽が「てんびん座」に
今年もあと2ヶ月を割って年末に近づき、何とはなしに忙しさを感じつつあります。日々、私たちはカレンダーによって月日や曜日、季節を知ることができ、カレンダーは日常生活の上でなくてはならないものです。
しかし、そのカレンダーは、いったい何を基準に作成されてるかと言えば天体の動きです。
地球が公転する結果として、地球から見た太陽が黄道十二星座の内、現在どの星座内にあるか、あるいはどの星座近くにあるかに因って月日が決まります。
地球上で、太陽と星座を同時に見ることは太陽光線の強さから不可能であっても、地上からおそらく50Km~100Km上空へ行けば、太陽と星座を同時に見られると推測します。
ところで黄道十二星座とは便利で、およそ暦の12ヶ月と一致し、また、二十四節気に一致します。
今年の立冬は11月8日です。これは太陽が春分点(赤経0h)から赤経15hに達した瞬間の日本時間の月日になります。ですから外国では1日ずれることがあります。
このとき地球から見た太陽の位置は黄道12星座のうち「てんびん座」内にあります。これは拙いブログの右サイドにある「今夜の星空」【国立天文台】でも確認できます。例えば12時間前や12時後の日中に設定すれば太陽がてんびん座と共にあることが分かります。
ところで、「てんびん座」=Libra=the Balanceは、その名の通り、形が天秤ばかりに似てます。おそらくメソポタミア時代やバビロニア時代に、この名がついたのでしょう。
γ及びαの星がてんびんの皿の位置に相当します。てんびん座は概略、赤経15h、赤緯-15°に位置します。
東に有名な「さそり座」、西に乙女座、があり、これらの星座はいずれも半年前や半年後の5月~6月頃の深夜に南に見えます。この時季は公転してる地球が太陽とこれらの星座の間に入るので、地球から見て互いに正反対の位置になるからです。
太陽は来月、「さそり座」へ向かいます。正式には、地球から見て太陽の背景が「さそり座」ということです。
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