日没は今頃が最も早い・・・太陽はさそり座方向へ
例年ですと今頃は「小春日和」と称し、穏やかな日々が続く頃です。しかし、今年は当地・群馬県でも雨の日が多く、草津温泉などでは雪に見舞われてます。例年より寒く感じます。
因みに「小春」とは旧暦10月の異称で、気候が春のような陽気が続くことから「小春日和」といわれ、本日は旧暦10月16日なので今頃の気候を指します。
一方、地球から見た太陽は現在、黄道十二星座の中の「さそり座」付近を東に進みつつあり、赤く輝く一等星として有名なアンタレスと隣り合ってます。
【さそり座のアンタレス付近にある太陽】・・・ウィキペディアより転記
ところで、太陽が「さそり座」に近づく頃は、日本では日没時刻が年間で最も早くなります。緯度と経度によって多少異なっても、特に同じ緯度であれば、北半球では同様の現象と考えられます。
国立天文台によると、群馬県前橋市の日没時刻は本日11月27日と28日が16:30で、11月29日~12月4日が16:29となり、【12月5日~12月8日までが16:28となり、この4日間の日没時刻が最も早いです。】そして12月9日から次第に遅くなっていきます。
12月22日・冬至の日没時刻は16:32であることから、日没に関して冬至では4分ほど日が伸びます。緯度・経度が異なると日没時刻が変わりますが、前述の現象は同様でしょう。
※注・・・日没時刻は平野として計算されており、実際は群馬県南西部はすべて山であるから前述の時刻より少し早まります。
植物の変化も自然現象なので、毎年、今頃は太陽が「さそり座」付近に移動することと一致します。
これは地軸が公転面に対して23°26′傾いたままの状態で、地球が秒速約29㎞の速度で公転してる現象により四季が起こり、私たちはその恩恵に浴してます。
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