年齢を重ねても怖くない・・・夢を持たないのが怖い
タイトルは80才にしてエヴェレストを登頂した三浦雄一郎さんの言葉です。65才以上が4人に一人の割合になった日本の高齢化社会にあって、日々私たちは「どのような生き方を模索すべきか」示唆を与えます。
考えられぬことであったが、退職とほぼ同時に妻を亡くした私は当時、途方にくれました。しかし、幸いにも元同僚Samuel Toddさんをはじめ、周囲に「自己に厳しい生き方を実践してる人物」に恵まれ、お陰で群馬県の山々を歩く喜びを教わりました。同時に、例えば、使える英語学習法など前向きな姿勢に感化され、有難く感じてます。
近年、同級生の四分の一を亡くした現実の中にある私にとって、若き日々にはあまり感じなかったことですが、一人暮らしとなって己の「身体と脳」に真剣に向き合い、年齢が増しても、この両面をバランス調整することこそ「生きる喜び」につながると考えるようになってます。
上の写真が示す通り、今年は両サイドが絶壁である馬の背を登り続け、予想を超えて険しかった角落山登山体験は深く心に刻まれました。あの厳しさを思い出すと少しぐらいのことにはへこたれない精神が育ったかもしれません。
【庭で見つけた打製石器・・・持ち易いように親指が入る凹みがある】
また、2015年を振り返って大きなことの一つは、偶然にも庭で発見した打製石器です。周囲がすべて鋭利な刃になっており、植木の手入れ中、すぐにただの石とは違うと直感しました。群馬県埋蔵文化財調査センターで鑑定を受けた結果、新石器時代から縄文時代のものと分かり、驚くと共に、遥か遠い祖先の生きざまを私なりに推測することができました。
この石器の観察を通じて、古の日本人の生活や彼らの喜怒哀楽まで想像し、逆に21世紀に生きる私を客観的に捉える見方ができ、当時の自然環境を考えると古代人の精神力は現在の私とは比較にならない勇壮なものであったと感じて余りあります。
一方、レース鳩飼育では、稚内モザイク号の子供として当舎で生を受けた鳩「カッキーチェ」を北海道北広島市の鳩友「デカ橋」さんへプレゼントしたところ、その鳩の直仔(GN229号写真)が今春、東舞鶴~北海道間グランドナショナル1000Kレースにおいて連合会優勝を果たし、総合7位の成績を上げました。長距離鳩作出をめざす私にとって、これは予想外の喜びになり、デカ橋さんご夫妻による快挙のお陰で、来春もより確実な長距離血統鳩を作出する希望につながってます。
他方、芸術の分野では「新みかぽフィル」の定期演奏会を拝聴し、高校時代に聴いた群馬大オーケストラによる演奏以来、55年ぶりに生で聴くベートーベン第8シンフォニーの一小節一小節に涙が溢れ、充実した時間を味わいました。感想を拙いブログに書くことにより、より深い聴き方を学びます。今後もチャンスを逃さず演奏会に出向きます。
一方、庭作りでは「西洋シャクナゲ」と「日本シャクナゲ」の饗宴に心が踊りました。育て方についてあれこれ考えたり、実践の繰り返しで、結果は開花状況で判断し、次第に自信が持てるようになりました。
シャクナゲ開花には夏場の「半日蔭」「水はけの良さ」「水遣り」が基本であり、これからも魅力ある色彩を求め、原因と結果を通じてシャクナゲから教わります。
ところで、今や、日本シャクナゲは貴重な存在です。あちこち探しても殆ど目にすることはなくなりました。未だ若い樹木であり大切に育てなくてはなりません。
如何に工夫したら毎年、豪華に開花するか日本シャクナゲと私の知恵比べです。健康に育て結果を出すには、植物もレース鳩も基本に忠実であるべきで、植物や動物の様子を観察しつつ「わが身の健康維持には日々何をすべきか」を悟ります。
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