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2016年1月

2016年1月28日 (木)

鏑川の木部地区はコハクチョウのサンクチャリー

P1000501 【鏑川へ飛来したコハクチョウ】・・・画像を拡大してください。

 私にとって、高崎市木部町を流れる鏑川の土手は快適なウォーキングコースです。烏川との合流地点から西端の鏑橋まで3Kあり、往復6Kは1時間10分ほどかかり私にとって十分過ぎる距離です。この快適なウォーキングコースを週2~3回は訪れてます。

 この辺りは亡き母の生誕地であることから、45年間いっしょに暮した母との思い出を噛みしめながら前進するウォーキングです。

P1000321 【鏑川の土手・木部地区】

 ところで、以前にブログで話題にしましたが、最近、十数羽のコハクチョウが越冬のため飛来し、ここ鏑川の木部地区で羽を休めてる光景が毎日見られます。私はウォーキング中に見ることが多かったですが、本日は川岸へ行き、近寄ってくる人懐こいコハクチョウに驚きました。悠々とした優雅な姿に平和そのものを感じます。

P1000486 【鏑川白鳥を守る会による標識】

 季節としては大寒に飛来するようで、おそらく2月いっぱいまでは鏑川に留まるのではないかと想います。見物人の姿は入れ替わり立ち替わりで、人がいても驚く様子はなく、あるいは、定期的に餌を与える人がいるようです。

 私はレース鳩を飼育してることから鳥を見ると、どうしても口笛を吹く癖があり、コハクチョウはそれに反応し、こちらをずっと見てましたが、いつも餌やりしてる人間とはどうも違うという顔つきで私の方を見てます。

P1000492 【口笛に反応し、こちらに注目してる】・・・画像を拡大してください。

 このような自然の渡り鳥に餌を与えることの是非については、よく論じられることですが、人間の食べ物を与えず、鳥類用の餌を少し与えるなら悪影響は出ないでしょう。

 コハクチョウは私たちの祖先の日本列島定住より遥か昔の先史時代より、シベリアやカムチャッカから飛来を繰り返してると考えられ、この間、子育てや渡りなど彼らの生活は自給自足によって行われてきました。このため、人の手によるエネルギー源や餌の種類によっては将来、北の地へ旅立つことに支障を来すこともありうることです。

 しかし、少々なら影響はないと考えられ、人を恐れず近くに寄ってくる傾向は餌をもらえるからです。大切なことは多くの人がいろいろ給餌しないことです。計画的な餌づけは、毎年、飛来する可能性が高まります。

P1000491 【就寝は安全な中州で】

 本日は午前10時の見学ですが、中州では10羽が自らの背中に首を乗せ休んでました。自然の鳥類は夜中であっても、常に身の危険に取り囲まれ、熟睡できないことから日中でも休息するのでしょう。

 その第一は鷲など猛禽類の接近です。また、野犬の急襲も起こりうることです。猛禽についてはシベリア~日本間の渡り中も同様であることから、人間とは異なり、天敵に対する危機意識が強いと考えられます。

 見学して気づいたことの一つに、コハクチョウは集団で行動してます。もしかして、家族かもしれないです。それはシベリアから間宮海峡やオホーツクの大海原、あるいは朝鮮半島経由で日本海、また、北海道や東北地方の山岳地帯をいっしょに渡って来た家族かもしれません。

 というのはシベリアで昨年5月前後に生まれたと推測される雛が飛来してるわけで、両親と一緒に飛んできた可能性は大です。大きさは全長120㎝ほどで、鼻の上に黄色い部分が見えます。

 天然記念物のトキ同様、江戸時代までは多くがこの界隈に飛来してた可能性があり、高度経済成長や農薬散布が多かった時代に飛来が少なくなりました。しかし、近年、日本の自然環境が改善したことから、再度、コハクチョウが鏑川へ飛来するようになったのでしょう。

 私たちは自然の鳥の生態により、人類の驕りを省みるよう諭されてるかもしれません。

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2016年1月25日 (月)

スチール号の直仔5羽を種として生かしたい

Photo 【懐かしいスチール号の雄姿】画像はすべて拡大しご覧ください。

 当舎にはオランダN1000K総合優勝鳩スチール号がいました。3年ほど前、老衰で世を去り、現在は直仔に♂2羽♀3羽の5羽が在舎してます。

 今春の交配時期は一般に行われるより遅く「発育の良さを優先」し、暖かくなる3月を予定してます。果たして往年のスチール号の血が蘇るか、それはBreederである私のレース鳩に対する感性と交配技術が問われるところです。

P1000479 【香山鳩舎により輸入・・・スチール号の翔歴と両親】

 それでも、当舎ではスチール号孫に、すでに1000K翔破した「稚内モザイク号」が在舎し、現在、主たる種♂として余生を送ってます。有り余る健康そのもので今後、数年は種として活躍してくれるでしょう。

P1030064 【当舎作翔・稚内モザイク号・・・スチール号の孫】

 今春、稚内モザイク号交配鳩は当舎の貴重な1羽である岐阜県・香山鳩舎作「オランダ長距離系デ・ヨング89号」孫の2484号BCWP(写真下)を予定してます。この鳩の先祖にはオルハン・ミラー号、スーパーイヤリング号、そして、前述のスチール号が祖父です。

P1030240 【香山鳩舎作出・・・デ・ヨング89号孫♀】 

 このため、この2羽を交配するとスチール号の孫同士として近親ペアになります。しかし、あくまで種鳩作出を目的とするため、近親交配であっても「血が濃過ぎず」、「薄過ぎず」の丁度よい割合ではないかと考えます。

 それは孫同士(いとこ同士)であってもスチール号の交配♀が異なるので、人間のいとこ同士の結婚より血は二分の一の割合で薄いです。

 ところで、前述の通り、5羽いるスチール号直仔の1羽(下の写真1430号)は立ち姿がよく、目が聡明で手もちがよく健康そうなメスであることを再確認しました。未だ4才で種として活躍できるでしょう。

 この鳩の母は1000K翔破ネナ号の直仔【5507】であり、北海道デカ橋鳩舎における昨春・東舞鶴GN総合7位の母【カッキーチェ】と同腹です。

P1000477_2 【当舎作1430号・・スチール号×5507号】

 これら「スチール号」直仔、及び、「稚内モザイク号」直仔を長距離系統として今後を見据え、すでに60年レース鳩飼育してる私は、「自身の健康に最も留意し」、与えられた人生をレース鳩への情熱に注ぎ、あと20年くらいは長距離レース鳩の研究と連合会におけるレース実践をめざします。

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2016年1月21日 (木)

運動とは昔やったより、今、実践してることが大切

P1000464 【本日の紅梅・・・品種は鹿児島】・・・Enlarge please!

 今日から大寒です。大寒とは、地球の公転により太陽が移動して見える度数が昨年の春分から300°です。二十四節気はそれぞれ太陽黄経が15°ずつ移動していきます。前回のブログで書きましたように、私たちの地球から見たとき太陽は現在「やぎ座」に近づいてます。

 この結果、地球上では先ず、日の出と日の入り時刻の変化が起こり、すでに日照時間が長くなりつつあり、南半球ではこの変化は逆になります。

 群馬県で日の入りが最も早かったのは昨年12月5日~8日までの16時28分でした。冬至では16時32分で、本日・大寒の日の入りは16時57分です。このため夕方は日没が早かった時に比べ、約30分も日が伸びてます。しかし、寒さはこれからが本番であり、日の入り時刻とずれがあります。

 一方、日の出時刻に関しては本日の大寒は6時53分です。最も遅かった1月4日~10日の6時56分と殆ど変りがありません。このため、明け方はまだ寒いです。

P1000452 【八重桜に積もった昨日の雪】

 しかし、大寒から日の出時刻が早まることも事実です。2月4日の立春の日の出が6時43分なので、今まで殆ど変化しなかった日の出時刻が、本日の大寒からほぼ1分ずつ早まります。これを知ると大寒であっても、春への希望が持てます。

https://www.youtube.com/watch?v=XRHR1om9GnY

 偶然でしょうか。昨今の世界株価及び日経平均株価の続落は底なしの如く低迷してます。これはシェールガス台等により、原油価格の下落、及び上海経済の低迷によると考えられます。日本とアメリカ、オーストラリアの経済は基本的に低迷してません。しかし、互いに輸出入の関係にあり、どうしても株価が影響を受けます。

 季節は2週間の大寒が過ぎれば、立春となり本格的な春へと近づきます。経済も季節の移り変わりと共に好転することを願ってやみません。

P1000342 【歩きたくなるでしょう。・・・群馬・鏑川の土手】・・・Enlarge please!

 最近、私は比較的近くにとても理想的なウォーキングコースの存在を発見し、思わず足が前に出てしまう素晴らしい環境を歩いてます。

 実は、近頃、倉賀野町の同世代の知人が3人亡くなるという現実にショックを受けました。このため私は一層の健康維持を改めて誓い、暖かな日を選んでウォーキングを実践してます。

 勉強も環境、健康維持の実践も環境です。環境とは自ら発見したり、創り出すものです。ウォーキングの良さは心臓に負荷がかかり過ぎないことでしょう。

 若いとき専門的にスポーツを行っても、それが長い人生の健康に結びつくとは限らず、それどころか勝負に拘ったスポーツは年齢を増してからそのマイナス面が肉体に現れる場合があります。運動は昔よくやったというのでなく、現在、実践してることが大切です。

 日照時間が長くなるにつれ、時々、4K~6Kほどのウォーキングを行い、改めて正しい姿勢の歩き方を意識し、健康長寿の基盤である血液循環をスムースにしたいものです。

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2016年1月18日 (月)

大寒の頃、太陽は「いて座」から「やぎ座」方向へ

P1000454 【紅梅の蕾と雪・・・今日、群馬県では雪】

 長い期間、私は季節の移り変わりについて、漠然とカレンダーと結びつけるだけでしたが、最近は、地球の公転により春夏秋冬の星座が移動すること、地軸が23°26′ほど傾いてることに起因すると共に、特に、地球から見た「太陽が日々東に移動してる」ことを意識するようになってます。

 地球が太陽の周りを一周する公転距離については【太陽~地球間約1億5千万㎞】×2×π=9億4200㎞と概算できます。

 地球がこの距離を一周するのに365日だけでは約四分の一日分が足らず、4年に一回366日とし、これでほぼ元の位置に戻しても、これを400年に100回繰り返すと多過ぎるので、400年に97回繰り返すことになってます。

 これで地球は元いた位置に半永久的にほぼ戻り、季節のずれがないように調整した先人の偉大な知恵です。現代の地球人はその恩恵を享受してます。

 実はこれも近似値であることから、千年単位で少しずつずれ、いずれにしても、恒星の位置の綿密な観察で修正できるのではないでしょうか。その時の修正法は未来の人類に託しましょう。

 ところで、黄道十二星座は「星占い」のためにあるのでなく、本来は古代バビロニア時代に制定した「地球から見たとき太陽が通過する道に並ぶ十二星座です。」正しくは太陽が通過する背景にある星座たちです。

 これらは春分点が近くにある「魚座」から東へ、「おひつじ座」、「おうし座」、「ふたご座」、「かに座」、「しし座」、そして、秋分点がある「乙女座」、「てんびん座」、「さそり座」、「いて座」、「やぎ座」、「みずがめ座」と並んでます。

Photo 【やぎ座・・・ウィキペディアより転記】

 現在の太陽の背景は実際には太陽光に遮られ見えなくとも「いて座」と「やぎ座」の中間にあり、次第に東の「やぎ座」方向へ向かってます。これは半年前【7月18日】の午前0時に「いて座」と「やぎ座」が南中してたことによります。また、国立天文台の1月18日の日中の星空でも確認できます。

Photo_2 【国立天文台・今夜の星空より転記】

 ところで、現代では、冬至の太陽の背景にある星座は「いて座」ですが、南回帰線のことを英語ではThe tropic of capricornといい、capricornとは「やぎ座」を意味します。このため古代バビロニア時代に冬至の太陽は「やぎ座」にあったのでしょう。現在使われてる南回帰線の英語名は昔の名残と考えられます。

 このことは1千年1万年という長い期間で、春分点、夏至点、秋分点、冬至点が少しずつずれてくることを意味し、これは地球の歳差運動によるといわれ、地軸が長い年月に少しずつ変化することを意味し、1万年後は北にある星は北極星でないかもしれません。こうなったら、日本の気候は物凄く変化するでしょう。

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2016年1月14日 (木)

寒中は食事、適度な暖房、運動で身体を温める

P1000384 【倉賀野町を流れる烏川で羽を休める鴨たち】Enlarge the image please!

 1年で最も寒い時季です。この時季を快適に過ごすには、三つの面から身体を温める工夫が必要と考えます。

 私たちの肉体は、ほぼ36℃の体温を保ち生命を維持してます。日常生活にあって寒さは血流を悪くし、血圧の上昇を招き身体に堪えます。体温は生命の基盤であり、今の時季、例えば山岳遭難すると低体温症=hypothemiaとなり、途端に生命が危うくなります。

 ところで、現在の日の出は冬至より5分ほど遅く、群馬県の今日の日の出は6時55分でした。明け方、霜が降り、外の水道が凍りました。

 一方、年間を通じて最も早い日の入は12月8日頃の16侍28分であり、今日(1月14日)の日の入は16時45分です。日の入に関してはすでに17分も遅くなり、日が伸びてることが実感できます。

 このように【冬至を挟んで前後の日の出と日の入時刻の動きが等しくなく】、時間的に「ずれ」が生じる理由については、地球が本当の球体でなく極地が縮まり、赤道付近が膨らんでることによるかもしれませんが、事実は分かりません。今後、私はこの理由を考えたいです。

 因みに地球の直径は、北極から南極まで12712㎞であり、赤道から対蹠点の赤道までの距離は12754㎞(ベッセルによる)と計算され、赤道付近が少々膨らみ、その直径の差は約42Kmであることに起因するか、あるいは地球の公転軌道が円でなく、楕円形=ellipticalであることに起因するか、あるいは、その他の理由によるものか研究の甲斐があります。

P1000388 【ウォーキングコースにある標識、江戸時代、倉賀野は舟のターミナル】

 本題ですが、寒い今の時季に身体を温かく保つには先ず温まる食事です。特に朝食は日本古来の温かな味噌汁が効果的で、具は根菜類がよいとされ、中でもショウガは身体を温める効果があるとされてます。

 一方、室内の生活では太陽光が十分に入る南側の部屋が望ましく、寒く感じたら適当に暖房器具を使います。また、就寝中は温かな寝具が良く、特に、寒い風呂場や脱衣場は命取りになることがあり、絶対に避けなくてはなりません。

 逆に強力に身体を温めるには有酸素運動が相応しく、天気の穏やかな日の午前10時から正午くらいまでの時間帯のウォーキングが理想と考え、私は週2~3回、下の写真の土手を4~6Kほど肘を少し曲げ散歩より速いスピードで歩くようにしてます。

P1000423 【鏑川の土手】・・・Enlarge the image please!

 土手は車の心配や信号がなく、空気の良い中をどんどん進めます。というより体と心が自然に前進したくなる環境です。先ず、自らに適したウォーキングコースを発見することが基本です。往復6Kmあるこの土手をウォーキングすると1時間20分前後です。

P1000325【折り返し地点の響橋】

 ウォーキングのポイントは、天気が良い日で外気が温かくなった時間帯です。早朝は血圧の観点からマイナスであり絶対に慎むべきです。

 また、寒い日も強制的に行うことはマイナスです。風がなく晴れて暖かな自然の恩恵を受けつつウォーキングすることが大切です。あと20日で立春です。立春を過ぎれば日の出、日の入共に急に変化します。

イギリスの詩人Shelleyの言葉 O, Wind, if Winter comes, can Spring be far behind?「冬来たりなば春遠からじ」。寒くても身体を温め、希望を持って生活したいものです。 

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2016年1月11日 (月)

G線上のアリアを市民に・・・みかぼ室内管弦楽団

P1000410

 1月11日(成人の日)に、以前より楽しみにしてた「みかぼ室内管弦楽団」による「昼のミニコンサート」が高崎市浜川プールのロビーで行われました。

 私はフェイスブック友人Oさんのページでこれを知りましたが、今回は、事前に地元紙・上毛新聞に「ミニコンサート」の記事が掲載されたからでしょう。会場にはたくさんの市民が集まり、実は私もやっと椅子に座れる状況で、立って聴いてる人たちもかなりの数でした。

 この様子を拝見し、高崎市民には音楽好きの人が多く、平素の乾いた「自らの心に潤い」を与えようとする人、あるいは「本物の生演奏に触れたい」と感じてる人が多くいるのではないかと思われました。

 鑑賞者は概して高齢の方が多く、男女は約半々、若いお母さんが幼児を抱いて鑑賞する温かい姿もありました。幼時からバッハなど本物の音楽を聴かせようとする育て方に心が打たれます。私は音楽鑑賞に幼児も大人もないと思ってます。

 いや、それどころか特に幼児期にバッハ、モーツアルト、シューベルトそしてベートーベンなど17~18世紀の「愛に満ちた音楽」を聴かせることこそ、その子の「感性を培う」上で親の大切な役目と考えてます。

 時あたかも寒中の真っ最中。客は防寒具に身を包んでの鑑賞であったが、演奏が始まると楽員の熱気で寒さを忘れました。しかし、管楽器など気温に敏感な楽器はピッチが低くなりやすく、ガラス一枚のみのロビーでは、奏者にとって音程が下がらない工夫など困難であったでしょう。それでも演奏は室内全体によく響きわたり、とても充実してました。 

P1000409_2 【みかぼ室内管弦楽団】

 指揮者の言によると、今回のテーマは「お客とのつながり」とのことで、驚いたことに、音楽会は先ず「みかぽ室内管弦楽団」伴奏による「ラジオ体操第一」に始まり、観客は全員立ち上がりラジオ体操を始めました。これには「びっくりポン」です。

 音楽会で客全員がラジオ体操する光景を見たことがありません。これで、テーマである「客とのつながり」や「観客参加型」の音楽会は十分にその趣旨が汲みとれ、身体は温かくなって、観客の耳に演奏がすんなり入るようになったことは確かです。

 実は、健康維持のため最近の私は毎朝6時30分のラジオ体操を習慣としてるので、今日は2回目のラジオ体操になりました。私たちは「健康に生きるため」や、音楽演奏においては心の明暗、テンポ感、リズム感とともに「瞬時の美に素早く反応する心身」は聴き手にとっても基盤であると考えられます。今回は、この奇抜なアイディアに意表を衝かれ、これにより一体感が生じ、会場は和やかな雰囲気になりました。

 ただ、後方の客までマイクがよく通らなかったので、前面にプログラムの掲示があれば次に演奏する曲目が分かりやすかったと思います。

P1000406 【バッハ作曲バイオリンとオーボエのコンチェルト】

 ところで、客は、指揮者がオーボエを演奏し始めたには驚いたようです。しかし、先日の第26回定期演奏会ではベートーベン第八、シベリウス第一で大活躍されたオーボエの洗練された音色は未だ、私の脳裏に焼き付いてます。

 この曲にはバッハ音楽の真髄が感じ取れ、掛け合いになる対位法的な動き、バロック的で優美なハーモニーに、当時の室内楽曲の楽しみが垣間見られ、この作曲技法こそ当時の音楽家が目標とした「真の音楽美」だったのではないでしょうか。300年前の室内バロックの雰囲気にちょっと浸ることができ、カッキーラッキーでした。

 一方、「参加型」がテーマである今回のミニコンサートは、客の希望者に「津軽海峡冬景色」などを歌ってもらいオケが伴奏するとは「ありそうでありえないこと」。いつもはオケがないので空オケです。歌った女性は本オケ伴で、きっと生涯の思い出になるでしょう。

 楽器紹介も楽しく、クラリネットの「あさが来た」には殆どの方が親しみを感じたようです。私は月末に前橋でパーティーがあるので、これをヒントに戴き、ソプラノサックスで「あさが来た」全曲を吹く気持ちに固まりました。また、ファゴットの音色には一貫した重厚みが漂い、聴く人の心底に響いたようです。

 今回も、企画がよく練られ、全体的に楽しく拝聴できましたが、私が最も感銘したのはアンコールで演奏された「G線上のアリア」です。正に、室内オーケストラのための曲であり、四声体の特色ある独立した動きが聞こえ、バッハの作品の中でも親しみやすさと共にバッハ音楽の真髄が内包されてる名曲であると、今回、みかぼ室内管弦楽団の演奏で改めて作品の崇高さに参りました。楽員の皆さん、寒い中、市民のために演奏され、心より感謝いたします。

【写真は明瞭でないので掲載させていただきました。】 

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2016年1月 7日 (木)

雨水を有効利用し、植物に与える

P1000365

 雨がもたらす結果には二面性があり、例えば、堤防の決壊など洪水は私たちの生命を奪う「脅威」になります。一方、雨は飲料水や農業に不可欠であり、私たちの生命活動に非常に大きな「恩恵」をもたらします。

 日々、私たちは、雨水は河川へ流し、キッチンや風呂場、トイレなどで不要となった汚水は下水へ流すことで明確に分別しています。

 実はこの方法こそ先進国の証です。上下水道の徹底は伝染病を未然に防ぐ基盤であり、現在使われてる下水道こそは子々孫々への偉大なるプレゼントと言えます。

 いわゆる後進国では、上下水道の徹底した管理が未だ不十分の場合が多く、この点でも、日本で生活できる私たちは「大きな恩恵」に浴していると改めて認識したいものです。

P1000368 【毎日もいでも減らないキンカン】

 昨秋から東に数種類の果物を植え始めました。アンズ、リンゴ、ビワ、柿、キンカンです。キンカンは青い実がなってるものを手に入れたので、今では毎日2~3個食べても減らない感じです。キンカンは風邪対策に効くといわれ、今後、近所に配れるよう大切に育て、幹を大きくします。

 植物の生育にとって必要なことは微生物を含んだ土壌、太陽光、そして、水です。このうち水については水道水を与えるより、溜めておいた雨水が植物に適切と考えます。

 昨日、これを実践するため車庫の屋根に降った水をすべて植物に与えられるよう私自身で工事しました。

P1000382

 ご覧の通り、まず、戦時中、両親が使ったコンクリート製の防火用水を異なる場所からここまで転がして来ました。推定重量100Kgです。

 また、樋の雨水が右側に流れていたので、今度は左側に流れるよう梯子をかけて勾配を逆にし、下へ流れ落ちる樋も固定し、作業の正確性も肝心であり結構な労働です。

 特に勾配を逆にするのに手間取りました。私にとって、梯子に上っての作業はバランス感覚のこともあり、全身の筋肉を使います。業者に依頼すれば、ン万円でしょう。ついに完成です。後は雨が降る日を楽しみにします。

 実は以前にブログに書きましたが、鳩舎の屋根に降った雨水も源平しだれ桃やツツジがある築山を潤す構造にしてあり、こちらはすでに雨水を有効利用してます。

 一方、雨水とは別に家には亡き両親がつくった井戸があるので、こちらは自家水道として特に夏の季節は樹木にたくさんの水を与えられ、費用は0円です。亡くなって30年も経過してる両親に感謝の日々です。

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2016年1月 4日 (月)

男性も食事を作れることが生きる基本

P1000342 【6㎞ウォーキングコース・群馬県鏑川の土手】Enlarge the image!

 高等学校のカリキュラム【どの科目を週当たり何時間(単位)行うか】では平成6年頃より男子に家庭科が2単位の必修になりました。これは、いわゆる進学校も例外ではありません。

 一方、1週間の総時間は以前と変わらず、併せて、13年ほど前から週5日制が施行され、土曜が休日では総授業時間数はますます少なくなり、この状況下で家庭科の必修は行われてます。

 これにより1週間の総授業時間数が増えない枠の中で、他の教科が単位数減になったり、学校によっては芸術科目などは選択制を余儀なくされました。本来ならば、美的感性が発達する年代であり、すべての生徒が音楽、美術、書道、工芸が学べるカリキュラムが理想です。

 また、いわゆる進学校によっては今まで50分の授業時間を65分に伸ばし、1日の時間割を5時限にし、結果的に1日当たり25分増やし、1週間で合計125分の時間を生み出し、総時間数が多少でも減らない工夫をしました。

 当時、家庭科がそれほど重要であるとは進学をめざす男子校など現場では受け入れにくい状況下でも、文科省通達により男子に家庭科が必修になりました。

P1000338 【今日の朝食・・・大腸に良いと考え麦ごはんカレー、豆腐・シメジ・ホウレンソウ入り味噌汁】

 ところで、私の親戚など周囲を見回しても、食事を作れる男性は少なかったです。たまたま、彼らは妻より先に旅立ちましたが、逆であったら毎日の食事作りはどうしたのであろうかと思います。

 今後、何らかの理由により、女性が食事を作れない状況になった場合、すべての男性は三度三度の食事支度ができるでしょうか。

 先進国になった日本は典型的な少子高齢化社会であり、高齢になってから離婚や配偶者の死別によって一人暮らしを余儀なくされる男性はますます多くなります。現代は子供との別居が殆どであることから食事を作れるか作れないかは、その後の寿命に著しく影響することになります。

 足腰が悪くなると毎食すべてをコンビニで済ますことは不可能です。自分で食事を作れる人が健康で生き残れるでしょう。

Photo 【年末の餅つき・・・昔取った杵柄は生きている】

 翻って私の場合、昔から食事を作ることに慣れてます。これは仕事を持ってた生前の妻に協力し、妻が仕事で帰宅が遅いとき幼い二人の娘に食べさせてたことが、一人暮らしとなった現在、非常に役立ってます。

P1000348【昼食は大和芋のとろろうどん】

 すでに1万2千回の孤食の体験は、どんな状況になっても食事の用意ができる自信につながってます。

P1000350 【夕食の一品はキャベツの肉入り野菜炒め・・・キムチ味】

 ところで、昨年末は暫くぶりに伝統的な方法で餅つきを行い、娘たちも来て、近所の人たちと共に餅つき大会をしました。久しぶりに代わる代わる皆でつく餅つきに楽しさが溢れ、今後は毎年末、餅つき大会することに決めました。出来上がったときの辛味餅の美味しさに皆、笑顔でした。私がつくと響が違うと周囲は感じたようです。何せ小学生時代からついてました。

 ところで、男性が日々食事を作る場合の留意点として、好き嫌いにより栄養が偏らぬことです。また、糖尿病対策に厳しく対応した料理法がポイントで、特に動物性脂肪を極力体内に入れないよう、先ず【湯掻く】こと、及び【食事量は少なく、種類を多く】です。これが身体を病魔から防ぐ基本と考えます。

 実は、毎日直面してることは衣、健康、食事、家庭経済であり、これは家庭科の内容そのものです。誰でもいつかは高齢になって、一人で生きる可能性があり、男性にとって家庭科こそ必須科目であると思うようになってます。  

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2016年1月 1日 (金)

スムースな血液循環めざし、積極的に体を動かす

2561 【家の三階から見た初日の出】

 皆さま、明けましておめでとうございます。平成28年になりました。群馬県はよく晴れ上がり、午前6時55分に初日の出が見られました。

 風もなく穏やかな元旦となり、飼育してるレース鳩は7時30分~8時30分まで青空の中を気持ちよさそうにスピードを保ち舎外運動しました。最近は選手鳩に少々の大麦を与えてます。そのためでしょうか、動きが良くなってる印象です。

3047 【元日の舎外運動・・・朝1時間ほど】

 ところで、「一年の計は元旦にあり」といいます。一月一日を迎え、私は新たな決意でいます。それは「健康は自ら作り出すもの」という考えの下、今年は「積極的に身体を動かそう」と思ってます。

 私たちの体内には血液が流れてます。通常、血液の流れは見えません。しかし、工夫すれば自らの血流が見えるときがあります。それは明るいところで、軽く目を閉じ、両手を目の前5~10㎝にかざし、手の位置を左右上下に動かし調整すると、まぶたの毛細血管が見えることがあります。ぴくぴく動いてることもあります。

 この血液の流れを、よりスムースにするには程良い運動が効果があり、もう一方は、食生活の改善です。動物性脂肪を極力、取り入れない料理法の徹底、同時に骨そのものであるナンコツを食することを心掛けます。

P1000306 【群馬県側から望む浅間山はすっぽり雪に覆われてる】

 実は、すでに1年以上、朝6時30分のラジオ体操を続けてます。事前の「ラジオ体操の歌」のときも、音楽を有効利用し、身体を動かします。例えば、キャフレイズ(踵の上下運動)や脊椎を捻る運動です。後者は両肘を張って右左に捻りますが、ダンベルを持って捻るとかなり強力に捻れます。この場合、目方が少ないダンベルが効果的です。遠心力が働いてよく捻れます。

P1000319【重さ1.5キロほどが効果的】

 一方、ウォーキングで最も気をつけることは正しい姿勢です。恰もステージの上を歩いてるイメージです。足をまっすぐ前に出します。可能であれば最低でも2Kは歩きたいものです。最近の私は土手の上を歩いてます。

P1000255 【鏑川の土手・・・北陸・上越新幹線が見える】

 また、近年、大きな問題となり、他人事でない認知症対策の一方法としてフェイスブックで自ら書いた文を、同じ内容で英文でも発信してます。これは英作文です。海外の人に正しく通じるように工夫してます。これは英語のボキャブラリーに役立ちます。

 認知症対策では身体活動と脳活動の両面を、今までより一段と高く引き上げる日々の習慣が必要です。

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