雨水を有効利用し、植物に与える
雨がもたらす結果には二面性があり、例えば、堤防の決壊など洪水は私たちの生命を奪う「脅威」になります。一方、雨は飲料水や農業に不可欠であり、私たちの生命活動に非常に大きな「恩恵」をもたらします。
日々、私たちは、雨水は河川へ流し、キッチンや風呂場、トイレなどで不要となった汚水は下水へ流すことで明確に分別しています。
実はこの方法こそ先進国の証です。上下水道の徹底は伝染病を未然に防ぐ基盤であり、現在使われてる下水道こそは子々孫々への偉大なるプレゼントと言えます。
いわゆる後進国では、上下水道の徹底した管理が未だ不十分の場合が多く、この点でも、日本で生活できる私たちは「大きな恩恵」に浴していると改めて認識したいものです。
昨秋から東に数種類の果物を植え始めました。アンズ、リンゴ、ビワ、柿、キンカンです。キンカンは青い実がなってるものを手に入れたので、今では毎日2~3個食べても減らない感じです。キンカンは風邪対策に効くといわれ、今後、近所に配れるよう大切に育て、幹を大きくします。
植物の生育にとって必要なことは微生物を含んだ土壌、太陽光、そして、水です。このうち水については水道水を与えるより、溜めておいた雨水が植物に適切と考えます。
昨日、これを実践するため車庫の屋根に降った水をすべて植物に与えられるよう私自身で工事しました。
ご覧の通り、まず、戦時中、両親が使ったコンクリート製の防火用水を異なる場所からここまで転がして来ました。推定重量100Kgです。
また、樋の雨水が右側に流れていたので、今度は左側に流れるよう梯子をかけて勾配を逆にし、下へ流れ落ちる樋も固定し、作業の正確性も肝心であり結構な労働です。
特に勾配を逆にするのに手間取りました。私にとって、梯子に上っての作業はバランス感覚のこともあり、全身の筋肉を使います。業者に依頼すれば、ン万円でしょう。ついに完成です。後は雨が降る日を楽しみにします。
実は以前にブログに書きましたが、鳩舎の屋根に降った雨水も源平しだれ桃やツツジがある築山を潤す構造にしてあり、こちらはすでに雨水を有効利用してます。
一方、雨水とは別に家には亡き両親がつくった井戸があるので、こちらは自家水道として特に夏の季節は樹木にたくさんの水を与えられ、費用は0円です。亡くなって30年も経過してる両親に感謝の日々です。
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