海外へ派遣される先生へ
【春の香りを放つ花梅】・・・Enlarge the photo please!
この度は、在外教育施設(日本人学校)へ派遣され、先生の人生において歴史的な体験になるでしょう。一般的に「教員として海外に長期滞在」する機会はありません。この千載一遇のチャンスは、先生にとって任国が教育の新天地であると共に「第二の故郷」になるでしょう。
日本から遠く離れ生活してる児童・生徒たちに学習活動を通して「夢と希望」を与え、「将来、内外で活躍できる旺盛な探究心を持つ日本人」の育成をめざしてください。
一方、滞在中は先生個人の生活も大切です。創意工夫により充実した毎日を過ごされ、休日は現地の方々と交流したり、機会があれば旅行され見聞を広めることが有意義です。また、任国のスポーツ、芸術など先生のお考えの分野で交流されれば滞在はより実り多いものになるでしょう。私は現地のオーケストラの指揮者に指揮法を習ってました。帰国後、吹奏楽顧問となり役立ちました。
一方、現地語を学んで使えば交流が一層深まるでしょう。「言葉とは生活で毎日使って身につくもの」です。
近年、私はインドの青年を10日間ほどホームステイとして受け入れましたら、暫く使ってなかったヒンディー語が私自身に蘇りました。彼を勤務校の前高に連れて行き、授業や部活動で生徒と交流の機会を作りました。生徒たちは珍しいこともあり、楽しそうに交流しました。
海外生活で日本と異なる環境は、まず気候、食事、言語、治安です。また、文化、貨幣、動植物、天体の位置、お祭りなど宗教行事、特に、耳にする音楽は別世界でしょう。
任国では学校業務が第一ですが、住いを拠点とし「何でも見聞、何でも体験」をモットーに生活されれば、先生の国際感覚が磨かれ、きっと、後の国際理解教育につながるでしょう。
一年目は気候と食事の違いから、衛生面と健康維持に留意され、学校業務を一通り経験されれば、二年目は慣れるでしょう。私の場合「日本の生活を忘れる現象」が起こりました。是非、「国際理解教育の最先端にいる誇り」を胸に邁進してください。
また、英語は国際語なので、英語圏であるなしに関わらず、自ら話す機会を作り、「習うより慣れろ」の信条で生活されれば、羨望の的に身を置くことになります。
【私が描いたvictoria memorialと木彫り像】・・・Enlarge please!
私は半世紀前、インドのカルカッタ日本人学校に赴任し、「え~カッキー今いくつ?」ずいぶん昔になりましたが、今でも一日としてインドでの生活を忘れたことはありません。
それでは、任国国歌の楽譜をお贈りします。現地での交流に役立ててください。先生が海外滞在中、現任校でお教えしてる児童生徒さんたちも成長します。帰国後、彼らと再会するときの成長ぶりも楽しみに海外勤務を送ってください。
平成28年3月4日 群馬県国際理解教育研究会 カッキー
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