夜明け前に見えてる「夏の大三角」と「さそり座」
【織姫星=こと座のベガ、彦星=わし座のアルタイル】・・・・・・・・・ウィキペディアより転記
春分の日は昔から先祖の墓参りですが、この日は毎秒29㎞程の速さで公転してる地球にとって特別な日です。それは地球から見た太陽が「魚座」近くにある春分点を通過する日であり、2016年では3月20日午後1時30分がその瞬間と計測されてます。
現在では、本来8月によく見える「夏の大三角」が明け方すでに東の空に大きく確認できます。地平線から昇った頃は地平の風景と比較することから、余りの大きさに驚きます。
赤緯に関しては、例えば、白鳥座のデネブは赤緯45°であることから日本上空では稚内市の真上を通過し、一方、アルタイルは赤緯8°であることからフィリピン・ミンダナオ島の真上を通過することになります。因みに織姫のベガは赤緯38°であることから盛岡市と秋田市のほぼ真上を通過します。
夏の大三角は七夕の星座として有名であり、特に「こと座のベガ」と「わし座のアルタイル」が天の川を挟んで、年に一度会えるロマンチックな空想が昔より言い伝えられてます。
七夕はこの二つの星の祭りですが、実は「月」が大きな役目をしてます。七夕という文字の「七」の字は月の満ち欠けが「七日目」という意味であり、「夕」はその日の夕刻という意味です。ですから、1年に一度その組み合わせが夜空に繰り広げられます。
天文学的に言えば、2016年の七夕は8月9日です。つまり、それ以外の日は二つの星が見えても、七夕ではありません。お椀の船の形をした七日目の月に織姫星と彦星が乗って、この晩のみが天の川を渡れるチャンスです。
私たち人間も、千載一遇のチャンスを逃さない生き方をしたいものです。
一方、「さそり座」も夏に見える代表的な星座です。しかし、3月中旬の夜明け前でも、すでに南東の空に頭を上にし、S状の尾を下にした勇壮な姿を見せてます。この星座は北半球でも南半球でも、世界の殆どの場所から見える筈です。それは黄道十二星座の一つだからです。
今の時季、早朝4時に「夏の大三角」と「さそり座」が見え、深夜には巨大な「冬のダイアモンド」が天を覆ってます。そのなかにあって「ふたご座」は左にあり見つけやすいです。昔、私は「いすゞジェミニ」という車に乗ってたので「ふたご座」は愛着があります。
星座の見つけ方は知ってる星座から隣の星座という風に見つけていくと発見しやすいです。
人類が誕生したときより、その形は変わらず、おそらく古代バビロニア人が命名した星座名が21世紀の現在でも使われてることから、肉眼で見える星座については、生きてる間に確認したいものです。
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