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2016年4月21日 (木)

倉賀野町のシンボル巨樹が伐採される・・・無念・・

P1000959 【今となっては貴重な写真となった倉賀野最大の樹木】拡大してください。

 樹齢約400年と推定される倉賀野町上町・須賀喜邸の巨大なケヤキの木(モクノ木)が急遽伐採されることを、近くを歩きながら偶然に知った私は、何と言う「短絡的思考による判断か」と現代人の樹木の見方に失望すると共に、身近な倉賀野の歴史を一瞬にして塗りつぶす一つの行為に憤りを感じざるを得ません。この巨木は高さ30mほどあり、四季を通じて鳥たちのサンクチャリーでもありました。

 須賀喜邸の庭には10才のころ父と一緒に入れてもらったことがあり、当時の印象は倉賀野にこんなに自然が残されてる庭があるのかと子供心に驚いた記憶があります。今回、巨樹の伐採工事で裏門が開いてたので暫くぶりに中に入って眺めてみました。そこは一面、植物に覆われ、昔懐かしい屋根つき井戸がある植物園の佇まいが現存してます。

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 一方、旧国道17号脇には下のように高崎市がこの巨木を保存樹木として指定してる標識があり、いわば、これに違反してか、無視しての伐採です。落葉や落雷は今に始まったことでなく、その声に対抗しつつ数百年生き長らえてきたのでしょう。

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 巨木が育つには数百年、しかし、現代の機械による伐採時間は半日足らずです。もう、倉賀野のシンボルツリーは見る影もありません。巨木保護に対する教育の欠如です。

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 大型クレーン車2台による伐採は、一台は巨大な枝が伐採後落下しないようロープで固定して吊るし、もう1台に木こりが乗って、チェンソウで太い枝を切り落とす方法です。

 枝といっても直径30㎝ほど、チェンソウの轟音は伐採位置が高いこともあり、倉賀野に広く響き渡りました。すべての枝に新緑がついたままで、ついにあっという間に丸坊主です。

P1000975 P1000977 【今後、果たして新たな芽が吹くでしょうか】

 実は最近の倉賀野にはとても寂しいことがあります。それは祭りの激減です。1月の烏川の畔で行われた道祖神祭りは子供の頃の楽しみだったが、その風習はなくなり、7月の通称「ワッショイ」は万灯を持っての町内別行進は迫力があり、他の町内と出合い対面すると万灯を互いにぶつけ合い、時には、ろうそくの火が燃え移り、興奮したものです。

P1060641  一方、こちらも江戸時代から続いてたと想われる8月16日の「閻魔堂」の大祭が昨年は行われませんでした。新たなお堂になり、盛大な祭りを期待した町民は多かったのではないでしょうか。

 高崎市に合併以来、倉賀野には町長・町議など、倉賀野生まれの指導者がいなくなり、延いては倉賀野をまとめる人がいなくなり、事態は悪化してます。近隣の岩鼻町や山名町では夏祭りとしてたくさんの打ち上げ花火が上がっても、倉賀野は町自体はそちらより大きいのに毎年ひっそりしてます。

 これには一つの原因があり、上町、仲町、下町、正六、南町、田子屋、大門、横町、駅前、などと地区別に昔から対抗意識があり、これにより全体をまとめる人物が生まれないところに原因があると考えます。

P1000971【江戸時代の威厳を今に伝える須賀喜邸】

 裏の庭園は自然の宝庫、倉賀野を高きより見下ろした巨木は急遽伐採され、倉賀野の歴史的シンボルツリーがなくなり、空しく思うのは私だけではないでしょう。

 古い歴史を持つ倉賀野は、現在の町民に対し故郷の歴史教育を充実させるべきです。

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