鼻洗浄の励行と呼吸筋を鍛えるウォーキング
私たちは呼吸によって肺で酸素と二酸化炭素をガス交換し、動脈を通じで全身の臓器や筋肉に酸素を送り続けてます。このガス交換の回数は安静時で一分間に18回前後です。鼻と口の両方から呼吸できる仕組みでも、鼻呼吸と口呼吸を比較すると鼻呼吸の方が断然、肺にとって健康的と考えます。
それは迷路のトンネルである鼻の中を空気が通過すると、空気中に浮遊してた埃や細菌、花粉が鼻の粘膜に貼りつき、きれいな空気のみが肺に入るからと考えます。また、鼻呼吸の方が深く吸えることは日々実感することです。
この鼻の中の毛細血管が埃や花粉に反応すると、膨張して空気の通路を狭くします。すると鼻呼吸が苦しくなり、つい、口呼吸になりがちです。これでは空気中の細菌や埃が喉から直接、肺に入ってしまいます。こうなると風邪の症状となったり、不健康の状態になります。鼻の健康維持に、私は30年以上にわたり、自宅で鼻を洗浄してます。
鼻の洗浄では不思議なことがあります。洗浄するには真水では痛く、とても不可能です。しかし、ぬるま湯で0.9%の食塩水を作って鼻に通すと、全く痛くありません。私の体験上500mlの容器にぬるま湯を入れ、小さいスプーン一杯の食塩で丁度0.9%の食塩水になります。
500mlで1分半ほど洗浄できます。効果的な方法は洗浄する前に点鼻薬を両方の鼻にそれぞれ2~3滴落とし、5分ほど経過してから洗浄すると鼻の内部が広がり、よりよく洗えます。左右の鼻を交互に行い、反対の鼻から出します。時々は吸うようにして出すとよりきれいになる傾向です。
私の場合、この洗浄を起床時に行ったり、特に就寝前に励行すると深い眠りにつける基本ができます。洗浄後は毛細血管が細くなり、鼻の中が広がり空気の通りが良くなったからと考えます。
ところで、私たちが無意識に呼吸できるメカニズムは肺を膨らませたり、萎めたりする呼吸筋の働きに因ります。呼吸筋は肺の周囲にたくさんある筋肉で、ゴムのように伸びたり、縮んだりを繰り返してます。
この呼吸筋を鍛えることにより呼吸がより快適になったり、高齢になっても呼吸が楽にできると考え、私はウォーキングのとき、肘を必ず90°に曲げ、足に合わせて前後に大きく振ります。この「肘の前後運動」こそ、肺を取り巻く呼吸筋を増強したり、対極にある柔軟性を養えると考えて実践してます。
以前、ウォーキングのとき腕の振りはあまり関係ないと思いましたが、その後、呼吸筋を意識してウォーキングすると腕を振ることが快適になり、スピードも上がるウォーキングになりました。しっかり腕を振るウォーキングは足腰のロコモ対策のみならず、呼吸筋の鍛錬に有効と考えてます。
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