9月は旧暦の日付と同じで十五夜は15日
物心ついたときから1年は12ヶ月あることが当たり前で、「何故」暦はこのようになってるか疑問を持ちませんでした。1年が12ヶ月あることで、四季の移り変わりはもちろん、人間社会の動きもすべて1月から12月に組み込まれ、1ヶ月は長くも短くもなく、人間生活に適切にして非常に便利にできてます。
人類の先達は、1年を12ヶ月とした優れた知恵を未来の人類(現代人)へ作っておいてくれたものです。しかし、1年が12ヶ月であるのは本来、何の理由に因るのでしょう。
ところで、早くも今日から9月です。平成28年も3分の2が過ぎ、今年も残り4ヶ月となり、何とはなしに寂しくなります。年齢と共に月日の経過は早く感じます。
これらは要するに「秒速約29㎞」で公転してる地球が、北極星側から見た場合、反時計回りに、9億5千万㎞【平均1億5千万km(地球~太陽間)×2×π】の公転軌道上をどれだけ移動したかに因ります。つまり、地球は一日に公転軌道上を約250万㎞進むことになり、これは月までの距離の約6.5倍に相当します。地球は今年になって公転軌道上を3分の2移動しました。
一方、表題の如く、今年の9月と10月は太陽暦と旧暦(太陽太陰暦)の日付が一致するので、例えば、三日月が9月3日と10月3日の夕方、西の空に見えます。十六夜(いざよい)の月は十六日の夕刻東の空に出ます。つまり、月の満ち欠けと日にちが一致します。これはまるで江戸時代の庶民の日常生活を体験するかのようでしょう。
故に9月15日に十五夜が見られます。尚、十五夜(中秋の名月)は毎年、必ず仏滅です。理由は、六曜については旧暦8月は友引から始まるからです。中秋とは旧暦の秋は7月8月9月なので8月を指します。
ところで1年が12ヶ月あることについて、以下は私の考えです。
地球から見た太陽は一年間で12の星座の中を潜り抜けるように東へ東へ移動するように見えます。この星座たちは太陽が通過する道(黄道帯)にあり、黄道十二星座と呼ばれます。それらは「やぎ座」「水がめ座」「魚座」「牡羊座」「牡牛座」「ふたご座」「かに座」「しし座」「乙女座」「天秤座」「さそり座」「射手座」です。地球から見た太陽は9月1日現在、「しし座」からその東に位置する「乙女座」へ向かってます。
紀元前のバビロニア時代から今日に至るまで、太陽はこれら黄道帯にある星座の中を繰り返し潜り抜けてるように見えます。1年が12ヶ月ある起源は、これら「十二星座」が元々、黄道帯に存在することに起因するのではないかと私は考えます。
尚、1年の始まり(1月1日)は太陽(全天1位の明るさ)とシリウス(全天2位の明るさ)を線で結んだ位置に公転軌道上を進む地球が差し掛かる日で、天文学的に大きな意味を持ちます。
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