白露は太陽が「おとめ座」近くに、いよいよ秋本番
今年の白露は9月7日です。春分点から計る太陽黄経は165°となり、地球から見た太陽の位置は赤経11hです。赤経とは天空の春分点【魚座の近く】を0hとし、東へ向かい1周24hで表します。hの下の位は分、秒で表し、白露の太陽は春分点から24分の11を経過した位置にあります。
処暑(8月23日)で「しし座」にあった太陽は秋分では「おとめ座」の中に入るので、白露は二つの星座の中間に達することになります。これは半年前の啓蟄(3月5日)の午前0時の真南を見れば分かります。半年前は「しし座」・・・「地球」・・・「太陽」と並んでいたからです。
公転軌道上を北極星側から見て反時計回りに周遊する地球から見ると、太陽の背景にある黄道十二星座は季節と共に東から西へ移り変わります。これらの星座は実際に日中には見えなくても、日の出直前の星座や日没直後の星座を確認して分かることです。
おとめ座の一等星は有名なスピカです。春の大三角の一つです。現在は太陽に近いので見えなくとも、春には見えます。
ところで、「白露」の本来の意味はこの頃から植物の葉に露が落ちる時季で、蝉は鳴かなくなり、ツバメは今春生まれた雛を連れて南方へ向かい、私の群馬県ではすでに姿が見えません。晴れた日の日中は残暑でも、朝晩の気温は下がり、体調を崩しやすくなります。
庭の草も成長が止まり、草むしり後は繁茂しなくなります。秋に収穫の柿なども次第に実が大きくなってます。
白露を過ぎれば秋本番となり、私たちは健康を求め、天気のよい日は野山へ出かけ、よい空気を吸い、自然に触れ合いたいものです。また、山登りで疲れた足腰を温泉で癒す楽しみも味わえます。
一方、気温が適温になることから、「脳の活性化」にはよい時季であり、読書、語学の勉強などに集中できるでしょう。年齢を重ねても、夢中になるものがあればdementiaは遠のき、ウォーキングに勤しめば、Locomotive syndromeも遠のくでしょう。
私の趣味の一つは英作文であり、課題は「自ら考えた文を英文にすること」を楽しみにしてます。フェイスブックはほぼ毎日、日英両言語で発信してます。
フェイスブックは、外国の方のために英文にしてます。このため、日々使用する辞書は和英辞典が8割ほどで圧倒的に多く、英和辞典は発音の確認、新たな単語の確認で2割程度です。
今になって英和辞典はもちろん、特に和英辞典の存在ほど便利で素晴らしいものはないと先達に感謝の日々です。
皆さん、水を得た魚の如く、心身ともに秋本番を有意義に過ごしましょう。
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