倉賀野小学校長の話に感銘・・・集団下校訓練
地元の倉賀野小学校で年間、数回行われる集団下校訓練が本日行われ、巡回ボランティアーとして私も参加し、列をなして下校する小学生たちと共に歩きます。現代は少子化社会といわれても、余りの子供の数に驚き、同時に、未来ある元気な子供たちの姿に心底より拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
集団下校に先駆け、全体集会で最初に校長先生の話がありました。「集団訓練はだんだん上手になるのでなく、細心の注意を払い常に上手でなければなりません。」の言葉に、小学生は耳を澄まし、自らのこととして捉えられたように感じ取れます。子供たちの心に響くスピーチは難しいものであっても、真剣に的確に子供の心に訴えるご指導に頭が下がります。
これは先生方による教科指導と共に、平素の生活指導が功を奏してる表れでしょう。どの子供も、きちんと話を聞く生活習慣が身についてように見受けられます。
一見して本日の地区ボランティアーは70~80名で、皆さん、パトロール用の服を着てるのですぐ分かります。これらの人たちが各地区ごとに子供たちと共に通学路を通り、子供の家の近くまで歩きます。
信号では一度に全員が渡り切れないので、信号の地点から列が分散しても、それぞれ地区パトロール役員がついており、子供たちだけで歩くことはありません。
ところで、先日は群馬県内で不審なメールが教育委員会に届いたとのことで、県下の小学校では臨時に下校対策を行い、倉賀野小でも訓練でなく「本番として」集団下校を実施しなければなりませんでした。私たちにも緊急連絡が入り、学校へ集合し訓練と同じように「無事に下校」させました。
結果的に事件は起こりません。これは、いわゆる愉快犯と考えられます。年末を控え、社会が慌ただしくなる時期になり、「常に防犯意識を持つ子供」に導くべきは大人です。
私は一人暮らしのため、家に通学する小学生はいませんが、近所の二軒に小学生がいることから、平素より、交流を深めるよう努めてます。遊びを通して子供と人間関係ができてこそ、大切なことを聞いてくれると思います。
推定200~300年前の江戸時代に生を受けた大きな樹木も最初は実生から生え、風雨に晒され、倉賀野小学校の子供たちを見ながら巨大な欅に成長しつつあります。
この樹木は倉賀野の七不思議です。実はこの欅の幹の途中には大きな穴があいてます。家の人に尋ねたことがありますが、理由は不明で昔からのことだそうです。
子供たちは思いのほか早く成長します。小学生のうちに学習法や健康増進など人生の基盤を培ってやるべきは大人であり、愛情を持って「鉄は熱いうちに打て」です。
学校のみに任せず、「将来ある子供」の成長に資することこそ地域の大人の役目です。集団下校はとてもよい交流の機会でもあります。
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