倉賀野の銘木になるか。100日間咲くサルスベリ
【今年の盛夏に撮ったサルスベリ】・・画像を拡大してご覧ください。
数年前、購入したサルスベリは細く低い樹木でしたが、見る見るうちに枝が膨らみ毎年、初夏から盛夏、そして初秋にかけて赤い花が咲き続けます。花が少ない時季にあって、ずっと咲き続け、近所の人など前の道を通る人を和ませてます。
庭先で7月初めに開花し、本日10月6日現在、未だ幾房か咲いてます。こんなに開花時期が長い樹木は珍しく、他の植物にはあまりないでしょう。サルスベリは中国語で百日紅と書きますが、名実ともに100日間咲いてます。
サルスベリの育て方について素人の私ですが、他に梅、シャクナゲ、花桃、しだれレンギョーなど多くの花木を育ててるので、植物の成長にとって肝心要は「日当たり」の良さと「十分な水遣り」と感じてます。シャクナゲが夏に日当たりを嫌う他は、概して日当たりを好む植物が多いです。
水については鉢植えでなければ水をやり過ぎることはなく、一般に植物は多くの水に比例して育つことから、サルスベリも例外でなく、というより多くの水を好みます。水を与えるとどんどん成長します。幸い私の家では井戸水が与えられます。
土地があるので剪定せず、自然の樹形を保ってます。一般的に剪定する場合が多くても、やはり、剪定しない方がふっくらし、自然な樹形になることは確かです。この調子で成長するとまだまだ一回りも二回りも大きくなる予感がします。大きくなればそれだけ花がたくさん咲くでしょう。
最初から、根元にクレーターのように穴を掘り、そこに水を溜める方法を取ってます。特に初春から盛夏にかけての半年間はほぼ毎日、水を溜めてます。
前にも書きましたが、サルスベリの天敵は小さい赤い蟻の大群です。黒蟻は地中に巣を作りますが、小さい赤い蟻は樹木の中に巣を作り子育てします。
このため、私は日々蟻獲りでした。最近は殆どいなくなり、結果的に樹勢が良くなると思います。この作業をせず放置したままでは巣は拡大するばかりで害はあっても益はなく、サルスベリの樹勢に影響するでしょう。
蟻退治で最も効果的な方法は紙のガムテープです。しかし、獲っても獲っても減らないことから内部はトンネルのようになり、相当食い荒らされてると推測できます。蟻と人間の根競べです。一番上の写真に梯子が写ってますが、私が登る毎日の作業です。
一方、ご覧の通り、頭でっかちなので、三方向からロープで引っ張り、大風の対策がしてあります。
サルスベリは百日紅とも書き、推定では1000年前ころ中国から入って来たと考えられる樹木です。つまり平安時代前後でしょう。百日紅の中国語読みはおよそ「パイリーホン」です。花の色は赤のほか、紫、ピンク、白などがあり、夏を代表する華やかな花木です。
これからも、毎年、水遣りと蟻との戦いですが、故郷・倉賀野町の銘木になる日をめざし、手入れに勤しみます。
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