芯から温まる「さくらの湯」・・・病みつきになりそう
以前は「かくれ不動の湯」という名でしたが、近年、営業再開により「高崎温泉・さくらの湯」として再出発し、高崎市街地で本格的な天然温泉「かけ流し」は珍しいです。庶民的な情緒ある雰囲気は人気が高く、とりわけ大寒の時季はとても体が温まることから一度入浴するとリピーターになるでしょう。ここは上信線「南高崎駅」に近い下和田町です。
日帰り温泉が趣味の一つである私は、昨日およそ15年ぶりにここを訪れ、前回は「不動の湯」という名称の時代でした。温泉名が変わっても懐かしい昔の銭湯の佇まいが漂ってます。
日帰り温泉が趣味の一つである私は、昨日およそ15年ぶりにここを訪れ、前回は「不動の湯」という名称の時代でした。温泉名が変わっても懐かしい昔の銭湯の佇まいが漂ってます。
お湯は天然の含有物を含む本格的な温泉であり、ボーリングによりおそらく数百mの地下から汲み上げられるもので、お湯の色は伊香保温泉のように茶褐色です。
お湯の特徴は「芯から温まる」と実感でき、PH7.3であることや、浴室の色彩から鉄分が多いと感じられ、肌触りは多少ヌルヌル感があります。余り長い時間、沈んでいられず、つい浴槽から出てしまいますが、熱くて仕方がないのではなく、身体がすっかり温まる感じです。「いい湯だな」の歌がぴったりです。
ところで、我が国は高齢化社会にあり、特にお年寄りの家庭内の風呂での事故が増加してる統計があります。家庭での場合を考えると、一般的に脱衣場の室温は低温であることが多く、ここで裸になると一気に血圧が上昇します。続いて浴槽は熱いことから、急激な温度変化に血管の対応が間に合わず、結果的に脳疾患が起こりやすいと考えられます。風呂からあがるときはこの逆の状態となり、今度は急激な寒さで危険です。
一方、入浴中は緊張感がなく、心拍数が下がり、血管が拡張し、血圧低下となり、脳に血流が行き難くなることで眠くなる場合があります。この点、高齢者の一人での入浴は常に家の人の注意が不可欠です。最近、私の身近な先輩が入浴中の事故で帰らぬ人になりました。
よく比較されることで、近年の交通事故死は年間4000人前後といわれ、一方、入浴中の事故は一万人以上と伝えられ、冬季の入浴が如何に危険であるかが分かります。この点、温泉施設は脱衣場が温かく、血圧の急激な変化は起こり難いと考えられます。
しかしながら、私たちは「身体を温めることで体調が改善する」ことを体験上知ってます。風呂は危険が伴うことをしっかり認識し、入浴によって全身を温め、血行を促進し、疲労回復につなげたいものです。
すでに12年間、一人暮らしを余儀なくされてる私は、数年、自宅の風呂に入っていません。理由は前述の通りです。このため、ドライブ方々吉井「牛伏ドリームセンター」や、「ニューサンピア」、また、新町の銭湯に行ってましたが、こちらは閉店となり、不便になりました。
今回、芯から温まる「さくらの湯」を体験し、家から車で15分程度なので、今後は本格的な源泉かけ流し「さくらの湯」が私の根拠地になりそうです。なお、特筆すべきは美しい受付嬢の応対の素晴らしさです。
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