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2017年1月 9日 (月)

スバル輝く冬の夜空を演出・みかぼ室内管弦楽団

800pxthe_pleiades_m45【今宵も日本上空にあるスバル星団】

 今の時季、午後7時~11時ころまで日本の上空にあり、肉眼でよく見える不思議な星の塊は「スバル星団」=the Pleiadesです。中国名「昴」は日本でも大昔より「星はすばる、ひこ星、宵の明星がよい。流れ星も少々趣きがある」と清少納言の「枕草子」にも記されてます。
 
 21世紀の今でも、一日一回、沖縄県石垣島や宮古島、西表島など先島諸島の頭上を必ず通過することを知ると、宇宙の普遍性と人類の生命とは比較にならない永遠性を心底から感じざるを得ません。
 
 本日、私は高崎市浜川プール・トレーニングセンターで開催された「みかぼ室内管弦楽団」による「昼のミニコンサート」を聴きに行きました。毎年この時季に開かれ、すでに三回ほど拝聴し、指揮者のユーモア溢れる解説や指揮ぶりに、もちろん素敵な音楽に時間の経つのを忘れました。
 
 実は、室内管弦楽団の母体である新みかぼフィルハモ二ックのバイオリン担当Oさんと私はトレーニング仲間であり、フェイスブック友人であることから、この催しを知りました。寒い中、楽員の熱気はもちろん、観客の皆さんも演奏を楽しそうに聴いてます。
 
 私は前から二列目に席を取り、麗しいチェロの女性のすぐそばで楽しい時間が過ごせ、室内楽を生で聴くのは中世より音楽の喜びの真髄であることから、やはり洗練された音色に、そしてハーモニーに、何より、異なる旋律の動きが美的に組み合わさった四声対位法に胸が踊ります。
 
 その主たる演奏は「G線上のアリア」にありました。チェロの隣は、これまた女性コントラバス奏者の揺るぎないテンポ感と地底から響き来るような低音に圧倒され、私たちが生きてる実感、そして感嘆する魂の叫びは快適なテンポ・リズムそのものではないでしょうか。「G線上のアリア」の八分音符の速度は、私たちの心拍数にほぼ一致するように感じてなりません。
 
P1020240【美しいチェロの響きを目の前で堪能】
 
 プログラムは「ラジオ体操第一」に始まり、客は意外な幕開けに驚きつつも、寒くて固まった身を柔軟にしてます。実は私は本日、ラジオ体操は二回目です。朝、自宅でやって来たからです。
 
 お陰で、体調は良く、音楽鑑賞に集中でき、脳が活性化しつつありましたが、どこを捜しても楽員の中にフェイスブック友人のOさんが見当たらないのです。お目当ての女性に会えないのは青春時代以来のことで、どうしたのだろうと思いつつ「G線上のアリア」の四声部をすべて聴き取る覚悟でバッハ音楽の極意を楽しみました。
 
 一方、タイトルの如く、プログラムに「すばる」があり、実は最近、私は頭上に輝く星団「スバル」を毎晩の如く眺めてます。ですからその偶然性と今の季節に相応しい選曲に感心です。この曲は中国でも人気と言われることからよく聴くとなかなか素晴らしい作品です。元々「スバル」を「昴」と書くのは昔から中国で言われたことで、その後、日本に入って来たのでしょう。では、聴きましょう。
 
 ところで、今回の演奏で特に美しい響きが感じられたのはアンコールで演奏された「愛の讃歌」です。本番の演奏に続き、アンコールで二回目であることから、アンコールの方が一段と愛の表現は高まって聴こえました。
 
 特に、女性奏者たちの表情が今までより幾分か高揚し、顔つきに赤味みが感じられたのは私だけではないでしょう。ご本人の人生体験と音楽「愛の讃歌」がマッチしたような感じが会場に伝わりました。
 
 音楽とは楽譜を音にすることから超越し、このように自らの人生の喜怒哀楽に結びついて演奏できれば、表現は全く高い境地に入るのでしょう。
 
 指揮者の言葉、「ハンガリー舞曲第五番」中間部の遅くて引っ張る部分について・・・確かに「納豆」の粘るイメージですね。こんなことを言うと、もしかして、Not at all と言われそうです。
 
 

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