冬は皮膚から、運動から、飲食から身体を温める
【私のお気に入りウォーキングコース・・・烏川と鏑川の合流地点】
今日は二十四節気の「小寒」です。地球から見る太陽は一年かけて東へ東へと黄道十二星座の中を縫うように移動するように見え、「小寒」の太陽は「射手座」を通過したところです。
黄道十二星座と二十四節気の関係は倍数なので、黄道十二星座の中に、二十四節気がおよそ二つずつ入ることになります。しかし、実際、日中に星座は見えず、半年後の午前0時に南中するので確認できます。「射手座」は小暑である7月7日午前0時に南中します。
一方、日本ではこれから約一ヶ月は寒冷の日々で、健康を維持しつつ冬を乗り越えなければなりません。英国詩人Shelleyの一節 O, Wind, if Winter comes, can Spring be far behind?=冬来たりなば春遠からじ。もうすでに庭の梅は蕾が膨らんでます。
ところで、寒さはスムースな血流の敵です。寒さを防ぐには身体の末端の皮膚を乾布摩擦により温めると幾分か効果があります。特に衣服で保護されない首周辺、手首から肘まで、足首から脹脛まで、耳たぶ、そして顔全体です。
これらの部分をタオルで1ヶ所につき20往復ほど乾布摩擦です。耳たぶはマッサージです。乾布摩擦はタオルがよいです。多少ごつごつして抵抗があるからです。縮んでいた毛細血管=capillaryが摩擦で生じる熱により開くことで血流がスムースになり、自律神経の働きが高まり、延いては体調が良好になると考えられます。
また、運動で身体を温める場合は【気温が上がってから】です。特にジョギングやウォーキングは早朝を避けなければなりません。
一方、冬季は冷たい飲み物や冷たい食事を控え、温かいものが適してます。私はお酒を飲むので冬季は日本酒のお燗です。焼酎のお湯割りやウィスキーのお湯割りも、意外と美味しく身体が温まることを体験上知ってます。「冷酒(ひやざけ)と親の忠告は後から効く」といわれ、健康を考えると冬はお燗です。一方、朝食は必ず温かいものです。
生活環境ではご覧の通り、日本古来の知恵「炬燵」が下半身が温まり、室温も温まります。日中、部屋に陽が差し込めば夜間も幾分か適温が保てます。湿度は湯気で50%度前後を維持できます。
また、冬季に陥りやすいこと、それは換気不足です。時折、室内の空気を入れ替える必要があります。近年は子犬をなど小動物を室内で飼育することもあり、換気は不可欠です。反対側の窓を開ければ30秒で空気は入れ替わります。私たちの身体にとって「新鮮な酸素こそ最大の栄養」であることを忘れてはなりません。
近年は空気清浄機という優れ物があります。しかし、埃を除去する点では優れても新鮮な酸素を生み出すことはありません。酸素は植物による光合成で生じるものです。空気清浄機に頼り過ぎ、換気を忘れてはなりません。
これから本格的な冬です。脳は例外でクールダウンですが、「身体の各部位を温め」機能の活性化を図りたいものです。
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