白鳥が戻るまでウォーキングで心肺機能を鍛錬
【空腹時、新鮮な空気の中をウォーキング・・・分速100mを維持】
本日、暖かかったので暫くぶりにお気に入りコースの鏑川の土手を4kウォーキングしたところ、お目当ての一つ、白鳥の姿が一羽も見えず、もぬけの殻で何とはなしに寂しく感じました。ここを飛び立ち、すでにシベリアあるいはカムチャッカへ旅立ったかと、間宮海峡やオホーツク海を渡る壮大な渡りの姿を想像しつつ歩きました。
長距離系レース鳩を飼育してる私にとって、海越え山越え2~3千Kmも飛翔する渡り鳥の習性に神秘を感じます。ここ三ヶ月間、土手を歩くたびに二十数羽の白鳥の群れに目を配りながら歩きました。「この川で餌を啄ばみ体力を養い、北方へ帰るエネルギーを蓄えている」姿を見るとき、渡りは日本列島に私たちの遠い祖先が住み始める以前より、代々繰り返されてきた習性と想像します。
ところで、このコースほどウォーキングに適した道はあまりないでしょう。それは「道が平坦で歩きやすく」、「平地より7~8m高い土手は空気がきれい」、「車が来ないので安全」です。
特に、空気がきれいなことがウォーキングに大切で、ウォーキングは有酸素運動であることから、呼吸回数は1分間に30回程になり、これは平時の約1.5倍です。一方、心拍数は110程になり、やはり平時の約1.5倍です。この数値を知るだけでウォーキングは心肺機能の鍛練であることが認識できます。
このため「空気がきれいなコース」を選ばなくては却って肺に害を及ぼす可能性があり、例えば、街中など排気ガスで汚れた空気を肺に入れ続けてのウォーキングは害はあっても益はないでしょう。
空気は見えないことから、つい注意を怠りがちですが、肺呼吸してる私たちは、運動時のみならず平素の生活環境にあっても、きれいな酸素に満ちてるかどうかチェックする気持ちが肝要です。
朝食前は気分的に一見良さそうであっても、血圧の関係で相応しくないです。それより、昼食前あるいは夕食前の血糖値が低いときこそ、私にとってウォーキングに適切な時間帯です。この方法は血糖値を下げるチャンスだからです。今日は昼食前に歩きました。この時間には殆ど人がいませんが、偶然にも昔の知り合いの女性がウォーキングに来ており、暫くぶりにばったりです。彼女に写真を撮ってもらいました。いつもこんな姿でしょう。
この写真で見ていただきたいのは、肘を曲げ前後に振りつつ前進です。スピードのコントロールは腕の振りで決まります。視線は遠方を直視し、踵から着地が鉄則です。これで全身の骨に響きます。口は閉じで【必ず鼻呼吸】です。
ところで、鼻の中には洞窟【副鼻腔】が8ヶ所あります。額の中に一対ある前頭洞、ほっぺの中に一対ある上顎洞、眼球の奥に一対ある篩骨洞、その奥に一対ある蝶形骨洞で、これらは副鼻腔といわれる空洞です。
以前に記述しましたが、特に、篩骨洞と蝶形骨洞は脳の真下に位置する空洞です。平素からこれらの副鼻腔を清潔にし、常にこの臓器の中に何もない状態が健康です。膿が溜まったままだと頭痛の原因になったり、鼻づまりの状態になります。また、声の質にも大きく影響します。鼻を清潔にし良い声を心がけたいものです。
一方、「篩骨洞と蝶形骨洞は脳の真下に位置する」ことから、脳を空冷するために「鼻呼吸がどれ程大切であるか」理解できます。私は耳鼻咽喉科の医師に教わり、今でも、このために徹底してることがあります。それは起床時と就寝前に鼻の洗浄を日課にしてます。
ぬるま湯に1%の塩を入れ、左の鼻から注入し右の鼻から又は喉から排出します。自宅に器具を設置してあるので容易にできます。
点鼻薬を1~2滴垂らしてから2分ほど経過して鼻腔内部を広げてから洗浄すると効果があります。一般的に、鼻にはそれほど重点を置き難いものですが、鼻呼吸を習慣にし、肺の健康のため、及び脳のため、鼻の内部を清潔にしておきたいものです。
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