開花から100日で収穫する梅・・・効用を再確認
庭に5本の梅の木があっても、本来は紅梅など花梅として観賞用に植えたものです。立春の頃、梅の花ほど早春の息吹を感じさせるものはありません。庭は梅の香りに包まれ、どこからともなく蜜蜂が集まり、独特の轟音を立ててる様は生命力に溢れる自然の姿と希望を感じさせるものです。凄まじいあの音は蜜を吸うため空中で羽ばたくホバリングの音です。
この写真は3月上旬の撮影なので今日で丁度100日が経過し、一部の実が落ち始めました。傷のない実を拾ったり、手の届く一部の実を捥ぎましたが、午後からは娘たちが捥ぎに来る予定で梯子を掛け高い位置の実を捥いだり、下で籠を持って待ち受ける者など、平素、一人暮らしの私にとって、家族が集まり、ワイワイ言いながらの共同作業は楽しいものです。同様のことは年の瀬に行った餅つき大会でした。
暫くの期間、梅はたくさん生っても、そのままにして落ちるのを待って土に還したこともありましたが、梅が生ってるのを見た近所の人や、前の福祉施設「あたがいさま」の人がお弁当に使いたいとのことで差し上げたりしてるうちに「梅ジュースにするといいですよ。」といわれ、近年は自然に落ちたまま土に還すことはなくなりました。
実は枝が四方八方に広く行き渡ってる白梅しだれは、シャクナゲにとってなくてはならない存在なのです。ご存じのように、シャクナゲは直射日光を嫌うことから、半日蔭の場所を好みます。こんな訳で大きな白梅しだれの下は西洋シャクナゲ3本、貴重な日本シャクナゲ2本が植えてあり、これらはお陰で枯れず、毎春、見事な花を咲かせてます。
ところで、学生時代、梅の実は亡き母が梅干しにして弁当に入れてくれました。おかずが不足してるとき丁度よいと思ってましたが、何と言っても、殺菌作用が抜群といわれ、冷蔵庫のなかった古来より日本では保存食として最も優れ、食中毒を予防したり、塩分を含むことから疲労回復に効用がありました。
毎年、こんなにたくさん梅の花が咲くので、気持ちの上では満ち足りてましたが、梅の効用はいろいろあり、健康長寿をめざす私としては「灯台もと暗し」であったり、今まで「猫に小判」でした。これからは先達の知恵を有効利用し、花の美しさみならず健康に利用すべきでしょう。
午後、娘たちとは梯子を使い高い枝の梅捥ぎです。昨年は上の籠に8杯も収穫できました。今年の粒は例年より大きいです。シャクナゲにたくさん水を与えたことが相乗効果=synergistic effectとなり、梅の実に作用したと考えられます。
| 固定リンク
「健康食」カテゴリの記事
- 寂しくとも 大腸を刺激する 夕食に(2022.10.29)
- 一人でも 毎晩充実 する夕食(2022.08.28)
- 緑の中 光合成で 生かされてる(2022.05.26)
- カボチャは カンボジアから 入った訛りか(2021.08.12)
- 金柑が鈴なりであることを今日気づく(2020.10.28)
コメント