今年の中間は7月2日正午頃・・・半夏生の頃
「一年の真ん中がいつであるか」を考えると平年と閏年では異なります。日にちを計算すれば例年7月1日か2日頃です。拙い考えでは1月1日午前0時に、つまり除夜の鐘が鳴ってるとき、真南に輝く一等星は全天で(太陽を除いて)最も明るいシリウスです。
逆に「正午にシリウスが真南に来る日時」を知れば、その瞬間がその年の真ん中と私は考えます。下図は私が描いたものです。
暗黒の宇宙の中に浮かび、北極星側から見て反時計回りに秒速約29㎞で公転してる地球は、常に太陽光が当ってる面が昼間であっても、半年経過するとその面の向きは逆になります。
前述の通り、1月1日午前0時にシリウスは南中し、半年後は地球が公転軌道上を半周することから、シリウスは正午に南中することになります。
このブログの右下にある国立天文台による「今夜の星空」を調べると、1月1日午前0時のシリウスは南中してます。拡大してご覧ください。
半年後、地球から見てシリウスは7月2日正午に南中してます。実際は眩しくて見えません。
この両日、太陽、地球、シリウスの3つの天体は直線でなくても、方向はまっすぐに並んでます。
実際、地球が太陽を一周する時間は365日5時間48分46秒と計算(観測)されてることから正確な時刻は別としても、今年の真ん中はシリウスが南中する7月2日正午頃ではないかと考えます。
ところで、タイトルの如く今年の7月2日は七十二侯の「半夏生」に一致してます。昔からこの日は農家にとって作業の節目であり、特に田植えはこの日までに済ませる目安と言われます。半夏生の半という字は、一年の半分と関係してるのかと思いましたが、元来はハンゲショウという植物名からで、この時季に葉が半分白くなる植物です。
一方、七十二侯は古代中国で作られ日本に来たものといわれ、二十四節気の中を更に三分割した日であり、およそ5日ごとに変わります。私は七十二侯の日についても地球から見た太陽の赤経がそれぞれ0分、20分、40分によると考えます。
つまり、二十四節気は春分の太陽の位置0°から始まり、15°ずつ東へ移動した位置で、天の経度、つまり赤経では1hです。このため春分は0h、夏至は6h、秋分は12h、冬至は18hで、七十二侯はhの三分の一であり、h以下は60進法なので、例えば半夏生の太陽の位置は6h40′です。
いよいよ、これから夏本番です。涼しいうちに勉強や仕事に精を出し、健康維持のため運動も涼しい時間帯に「心拍数が105ほどに上がる有酸素運動、及び筋肉トレーニング」のバランスを取り、スムースな血液循環をお互い心掛けたいものです。
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