気高い校歌に深く感銘・・高校野球甲子園大会
今日は夏の全国高校野球甲子園大会第一試合をテレビで見ました。千葉県代表・木更津総合VS石川県代表・航空石川の試合です。前半戦は木更津が優勢のうちに9回を迎えたところ、航空石川がツーアウトから猛攻となり一挙4点を獲得し、航空石川が6-5で見事な逆転勝利になりました。諦めなければ勝利の女神が舞い降りることを実感です。
勝利と共に整列した航空ナインは、放送で流れる校歌を聴きつつ歌いつつ、どれ程か母校の勝利に誇らしさを感じたことでしょう。
一方、地方大会では放送用校歌は各校で用意するようですが、甲子園の全国大会での校歌演奏は日本高校野球連盟で制作したためでしょう。さすがに、どの学校の校歌を聴いても、誠に気高く、歌詞と共に旋律に格調高い芸術性が感じ取れ、高校野球を見る大きな楽しみの一つです。
これは一つに日本高野連が高校野球を単に勝負のみに拘る一つのスポーツと捉えず、総合教育の場として、例えば開会式の内容を充実させ、特に国歌における声楽の力量は非常に崇高さが漂います。夏の大会は合唱ですが、春の選抜大会では高校声楽コンクール全国第一位の生徒が独唱です。
これを聴いて日本の国歌について改めて、その美しさと気高さ、更に芸術性を再確認する方が多いのではないでしょうか。私たちは日本国民でありながら、日本国歌の芸術性ある声楽演奏に、あまり触れる機会がないのが現状でしょう。
ところで、甲子園大会では勝利したときのみならず、2回の表に両校の校歌が流れます。この校歌を聴いて、我が校の校歌はこんなに素晴らしい音楽であったのかと改めて感じる生徒はもちろん、全国に散らばってる卒業生が多いのではないでしょうか。
これは校歌の作品としての素晴らしさはもちろんですが、実はプロの男性声楽家による本格的な発声による歌声だからです。本格的発声で歌えば、校歌は歌詞・旋律ともに一段と尊厳を持つ立派な校歌になるものです。作品もさることながら正しい発声法が校歌を更に気高くします。
野球から離れても、各学校では始業式・終業式で校歌を歌う式次第です。学校によっては、生徒が余り声を出さない場合があり、これらは一度、プロの声楽家が歌う校歌を聴かせてみることで、改めて母校の校歌の素晴らしさを認識すれば、生徒の歌い方が変わる可能性があります。校歌とは素晴らしさを感じないうちは大きな声で歌えないものです。
いつかは拙いブログに書こうと思っていた高校野球甲子園大会の校歌の素晴らしさです。どの学校の校歌を聴いても、誠に芸術性に優れ、感銘ものです。これは一重に声楽家の力量よるものが多いと思います。私たちはマイクなしで響き渡る正しい発声法を今からでも身につけたいものです。
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