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2017年9月11日 (月)

PSA検査は優れた腫瘍マーカー・年一回の検査を

P1010969【車運転中に目に入った幟】

 日本人男性の死亡原因第一位が、ついに前立腺がんになりました。男性の死亡原因第一位は長らく大腸がんでしたが、2015年から順位が入れ変わり【厚労省】、今や、中高年男性は真剣に前立腺がん対策をしなくてはならない時代です。
 
 先日、近くの黒沢病院で「前立腺がん市民公開講座」が開かれ、私は今までの検査で特に前立腺がんの疑いはありませんが、この病気の対象年齢であることから受講しました。講師は当院の山中院長です。
 
 100名ほどの受講者の多くは現在、前立腺がんの治療を受けてる人のようでしたが、驚いたことに年配の女性も10名ほどいました。きっと、配偶者の異変に気づいてるのは本人より女性かも知れません。
 
 というのは前立腺がんはsilent killerであり、その初期は本人には自覚症状が全くないからです。
 
P1010972【男性に啓蒙してるポスター】
 
 私は過去にPSA検査を3回受診してます。幸運にも検査結果は「問題なし」と伝えられてます。しかし、今回の講座で講師が力説してたのは「早期がんの発見がポイント」で、これはPSA検査であり、少量の血液を腕から採血するだけで、精度か高いとのことです。「年一回は検査を」と話されました。
 
 PSA検査は正式名Prostate Specific Antigenの略ですが、最近ではこれを日本流に言い変え、P(パパ)S(生活)A(安心)と、この血液検査の必要性を標語化し「パパの明日を守りたい」と家族で応援することの大切さを説いてます。
 
 ところで、前立腺とは、男性のみが持ってる臓器で、膀胱のすぐ下にあり、尿道を取り囲むように位置してます。大きさはクルミ程度で、働きは精子の一部である前立腺液を作り、精子の運動機能を助ける役目です。
 
 一方、良く耳にする「前立腺肥大症」とは、前立腺の内腺が大きくなる良性の病気で、「尿が出にくい」「トイレの回数が増えた」「排尿後すっきりしない」などの症状が出ると言われます。
 
 肝心の「前立腺がん」ができる場所は尿道から離れた外腺にできることが多く、このため排尿に関するトラブルや症状がなく、自分自身で気づくことがなく、silent killerといわれる所以です。前立腺がんになってるときは、PSA検査により初めて知ることになります。
 
P1010968
 
 PSA検査の基準値は0.0~4.0ng/mlです。しかし、近年は更に年齢別に細分化され、64才以下は0.0~3.0、65才~69才までは0.0~3.5、70才以上は0.0~4.0を用います。
 
 検査を受けると約8%の人が基準値を超え、がんの疑いがあっても、全員ががんであるわけではなく、泌尿器科で精密検査をします。精密検査では超音波によるエコー検査、直腸診などがあります。
 
 前立腺がんは早期であれば、完全に治すことができるとのことで、私たちは簡単な血液検査であるPSA検査を年一回は受けることが今後の人生の基本といえます。
 
 ところで、前立腺がんのリスク因子は1、食品の欧米化 2、遺伝です。私たちは特にカロリーの高いもの、脂質の高いものを避ける食生活を心掛けることになります。
 
 その点でも、昔からの日本食が優れてることや、中でも大豆食品やリコピンを多く含むのでトマトがよいということが今回の講座で耳に残りました。
 

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