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2017年12月

2017年12月31日 (日)

除夜の鐘が鳴るときシリウスが真南に輝きます。

【フェイスブックより転載】

P1020411

 全天で最も明るい恒星・太陽と、全天で2番目に明るい恒星・シリウスは不動です。私たちの地球は太陽から約1億5千万㎞の距離【1天文単位】を保ちつつ、やや楕円形に、北極星側から見て反時計回りに公転してます。
 
 地球の公転は陸上競技場の400mコースのようであり、決勝線の左右には太陽とシリウスが並んでます。そこへ公転してきた地球が差し掛かるときが12月31日午後12時であり、1月1日午前0時です。除夜の鐘が響くとき、真南に一際明るく輝いてる星がシリウスです。
 
 人類の先達はこれをもとに現行の太陽暦1月1日を決定してくれました。後世に生きる私たちは、日々の生活でこの恩恵に浴してます。1月1日は天文学的に大きな意味を持ちます。
 
 The brightest star in all skies is the sun, and the second brightest star in all skies is Sirius. These fixed stars are immovable. Our earth keeps a distance of about 150 million kilometers from the sun [Astronomical Unit 1], while it is somewhat elliptical, it revolves counterclockwise as seen from Polaris.
 
 The revolution of the earth is similar to the 400 m course of athletics field, and the sun and Sirius are lined on the left and right of the finish line. When the Earth arrives at this line after revolving, It is 24 o'clock on December 31, at the same time, it is 0 hour am on January 1.  When the night bell echoes, Sirius is brightly shining in the due south.
 
 The human race precursor has decided the current solar calendar and January 1 based on this phenomenon. We who live in posterity, are taking advantage of this decision in our daily lives. January 1 has a big astronomical significance.
 

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2017年12月28日 (木)

英文音読は2~3語、先を見ながら

P1020238【群馬県北部・八ッ場ダム周辺の山】

 ピアノ演奏や管弦打楽器の演奏でも、余裕ある人は2~3小節、先を見つつ演奏するようです。時間の流れの中にある音楽はこのように読譜することで速い楽曲でもスムースな演奏に近づけるでしょう。似てることが英語の音読でも考えられます。両者に共通するのは時間の流れの中にある表現だからです。
 
 時々衛星放送の英語を聴いて感ずることは、一般的にスピードがあり、ネイティブ以外の人にとって聴き取るのは難しいです。それでも【話す人にとって、これが普通なのでしょう。】
 
 この話し方を聴くとき、読む人は原稿の先を見つつ、分かり切ってる余分な発音は省略し、関係ある語と語、熟語、英語独特の言い回し、音と音がつながるリエゾンなどポイントを大きく掴んで発音してるようです。
 
 一方、このブログの右にあるVOA Learning Englishもネイティヴが話してますが、その趣旨が、世界の人向けに英語の普及を図ることから実際のスピードの7割ほどの速さに感じます。こちらは私たち英語を外国語とする人にとって慣れてくると理解しやすいです。
 
 私たちが行う音読練習では、the, a, an, it, in, on, of, this, that, underなどは単語と単語の間にあり、これらに文章としてのアクセントはなく、これは音楽でいうリズムの裏拍のようなもので大切な音と音をつなぐ役目です。形容詞は前後の名詞と束で読み、副詞も前後の動詞と一つにして読むと意味がよく通じるとともに、結果的にスピードが増します。 
 
P1010857 【インド・カルカッタにあるヴィクトリアメモリアル】・・・小生が描いたもの
 
 ところで、従来の私たちの英語勉強法は和訳や文法中心でした。これらが基礎であり大切なことは不変です。以前にも記述した通り、最近の私は英作文がとても有効と考えるようになってます。これは自ら言いたいことが英語に変換できる力が備わるからです。しかし、外国の方とスムースなコミニュケーションを取るためには、スポーツを練習するかの如く、若いうちから日本語にない音の習得こそ極めて本質的な学習と考えます。
 
 小学校高学年では、今までも歌や遊びを通して口語英語に慣れてきましたが、 2020年度から小学校5,6年で英語が教科として開始され、将来、世界で活躍できる人材の育成とグローバルな生き方、考え方に対応できる教育課程をめざします。
 
 私の考えでは、英語は頭で考えるより、「音読の繰り返し」により、口で音声を習得し、関連する単語をまとめた読み方に慣れると意味が把握しやすく、従来よりスムースな音の流れになると思います。
 
2498【我が母校・・・倉賀野小学校】
 
 両言語の本質的な違いは、日本語の発音が母音中心とすれば、英語の発音は子音中心と言えるでしょう。子音の中の有声音と無声音を区別し、顎がパクパクする英語の母音も日本語の音と大きく異なります。日本語には子音のみが3音連続して発音されることはありません。
 
 英語の音の特徴の一つは「舌が前に後ろ(r)に動き、歯で舌や唇を挟んだりする(f,v, th )」ことから、基本的な舌の動きを小学生から身に付ければ、私たちが英語を学んだ時代より本格的な英音に近づくでしょう。
 
 英語の勉強法はいろいろの方法があり、自分に最もあった方法を捜すのも効果があります。それでも発音ポイントの一つは「音読の繰り返し」であり、英音に慣れる一歩と考えます。
 
 ★今年一年間、皆さまには拙いブログにアクセスを賜り、心底より感謝いたします。良いお年をお迎えください。
 

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来年も呼吸筋と脚力を鍛練したい

【今日のフェイスブックより転載】

 高崎市と藤岡市を結ぶ仮称「新鏑橋」の建設が本格的になり、ご覧の大型クレーン車が橋脚の上に橋桁を乗せてます。このクレーン車は大きなタイヤが10個あり巨大です。完成すると私は藤岡側も往復2K歩く予定で、ウォーキングは合計5キロになり1時間を目安に歩きます。来年こそはこの巨大な橋を渡りつつ、肺の周囲にある呼吸筋と脚力を強靭にしたい。
 
Construction of the tentative name "Shin-Kabrabashi" connecting Takasaki City and Fujioka City is large scale now, and the large crane car as you see is carrying the bridge girders on the bridge piers. This crane vehicle has huge ten large tires. When completed, I plan to walk 2 kilometers back and forth in Fujioka city side as well, so that my walking distance will be 5 kilometers in total and will walk for 1 hour as a purpose. Next year I want to strengthen respiratory muscles that exist around the lungs and leg strength by passing this marvelous bridge. .
 
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2017年12月27日 (水)

寒さに弱い君子蘭は車庫の中で過ごす

【今日のフェイスブックより転載です。】  

 原産国がアフリカの君子蘭は寒さで葉が萎れることから、ご覧のように、冬の現在は車庫で愛車と共存してます。車庫の周囲は透明なので太陽光が差します。植物も車も元気が一番です。私も身体を温めてこの冬を乗り切ろう。ただ心の冬に春は来るのだろうか。
 
The Kaffir lilies that came from Africa originally are liable to wilt by coldness, she coexists with my car in the garage as you see. Since the surroundings of the garage are transparent, so sunlight will enter. Healthy is the most important function for plants and car. I will also warm up my body and overcome this cold winter. However, will spring come to my heart that is in the midst of winter now?
 
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2017年12月26日 (火)

吉井町の牛伏ドリームセンターで心身共に清める

【今日のフェイスブックより転載】

 500号程のこの大きな油絵は画家・斎藤弥平氏が描いた牛伏山とドリームセンターで、ドリームセンター内に飾ってあります。私は今日、この日帰り温泉で心身ともに清め、来年こそはもっと真面目に生きようと誓いました。

This big picture that the size of 500 is an oil painting of Mt. Ushibuse and the Dream Center painted by Mr. Yahei Saito. This picture is decorated inside the Dream Center. Today, I cleansed my body and mind in this day spa, then I pledged to live more seriously and sincerely next year.

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★ゴミを燃して出た熱なのでよく温まります。

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2017年12月25日 (月)

今年一年、毎日継続できたのは英作文の実践

Howrahbridge【ガンジス河を跨ぐハウラブリッジ】

 英語学習で最近感じてることは、英語は言葉なので、自ら考えたこと、見聞したこと、自分で体験したこと、その他、観察して驚いたことなど「英文で書いてみること」が勉強の基本に思います。結果的に、これはボキャブラリーの蓄積につながったり、熟語や諺の引用、また、英語ならではの決まった言い回しなどとともに、Colloquial expression(口語表現)を身につけるにはとても効果がある発信型と感じてます。
 
 一方、最新のニュース英語や海外のフェイスブック友人の文を読むことは受信型であり、内容を読み取り、外国で実際に使用されてる新鮮な言葉に出合ったりします。これは大きな喜びです。
 
 これらの表現を自らの英作文に上手く引用すれば、より良い英語表現が可能になり、次第に外国人が使う英文にアプローチできるのではないかと思います。発信型と受信型は相互に作用し合って効果があるのではないでしょうか。
 
P1050206 【英国レース鳩月刊誌ピクトリアルの表紙】・・・写ってるのは私です。
 
 受信型では自分に興味ある分野を読むことが理解しやすく、親しみある内容は集中しやすいです。また、前述の通り、up-to-dateなニュースは事前に日本のテレビ報道で概略が分かってるので理解しやすく、分野は広くてもこれを取り入れ発信型に使えば、現在、外国で使われてる最新の表現が英作文に生きるでしょう。
 
 しかし、語学の勉強とは、幾ら新たなボキャブラリーに出合って、自らに取り入れても終わりがなく、いわゆる茨の道です。自らの目標をしっかり掲げ、ずっと続けることでしょう。私の目標は「言いたいことが直感的に書けたり話せたり」ですが、来年も続けられるでしょうか。年齢を重ねつつ頑張ります。
 
 日本語においても、新たに出合う言葉は日々よくあり、私たちはそれを血肉にして生活してるのでしょう。英語を学ぶことで、日本文もより良く伝わるように、また正しい日本語になる傾向があり、英語を学ぶことで日本語の向上につながる相関関係があります。英語に興味がある人は日本語を話すときも同様となり、正しく、そして相手に良く理解できる表現になるものです。
 
P1020380【群馬県・榛名山系水沢山】
 
 次に、最近、発信したフェイスブックの一部を掲載します。先ず、日本語を書き、海外の友人のために同じ内容を英作してます。
 
 グリークの「ソルベイグの歌」は若き日より、その優美なメロディーに惹かれた一曲です。亡き妻への鎮魂曲として葬儀にソプラノサックスで演奏したことがあります。
I have been attracted to Grieg's "Solveigs Song" due to its elegant melody since my young age. I have ever played this music by soprano saxophone at the funeral ceremony of my deceased wife as a Requiem.【2017年12月25日】

 

 2017年が暮れようとしてます。今年最大の発見は便秘解消法です。誠に目から鱗が落ちました。前立腺マーカーは0.6と低く、まるで20才代です。実は前立腺がん公開講座で「がん対策には抗酸化作用があるトマトのリコピンが効果ある」と知りました。以来、私は毎日トマトジュースを朝夕一杯ずつ飲んだら、結果的に腸の中がいつも空の状態です。来年も生活の基本として腸を健康にしたい。ただ、私に不足するのは愛です。
Only a few days are left in 2017. The biggest discovery for me this year is to relieve constipation. Indeed the scale fell from my eyes. The prostate marker is as low as 0.6 that is just 20's. In fact I learned that "Lycopene of tomato with antioxidant effect is effective for cancer countermeasures" in a public lecture. Since then I have drunk a cup of tomato juice morning and evening a day. As a result, the intestines are empty. I want to make the intestines healthy as a basis of life next year as well. Just my shortage is love.【2017年12月24日】

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 群馬が誇る山岳は魔の「谷川岳」です。山頂には長女が小学生のとき2人で登り、2回目は長女と3才の次女を連れてヘリコプターで谷川岳の山頂を遊覧飛行しました。娘たちは覚えてるだろうか。そして、今日は次女が嫁いだお義父さまから私の大好物の日本酒「谷川岳」が届き、心より感謝です。今宵は早速一杯いただきます。日本酒を飲むと、つくづく「日本に生れてよかった」と思います。
The mountain that Gumma is proud of is the devil Mt. "Tanigawa-dake." At the beginning, I climbed the summit with my eldest daughter who was around ten years old. The second time I flew by helicopter over the summit of Mt. Tanigawadake with two daughters, when the younger daughter was 3 years old at that time. Can they remember it? And today, my favorite sake named "Tanigawa-dake" has arrived from the father-in-law of second daughter. I appreciate him to the core. So I will have a drink this evening. When I drink sake, I am deeply glad that I was born in Japan, of course thinking of you.【

2017年12月22日
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2017年12月21日 (木)

冬至とは地球から見た太陽が射手座の領域へ

2561【日の出・・・太陽の右上にさそり座、左下に射手座・・・空気が澄んでれば日の出直前にさそり座が見える】Samuel Todd氏撮影

 2017年の冬至の瞬間はグりニッチ時間で12月21日16時28分と計算され、日本ではこれに9時間がプラスされ、12月22日1時28分になり、今年の冬至は12月22日です。このようなことから、冬至はその年によって異なり、殆ど12月21日、22日で、場合によっては23日【昭和30年】になることもあります。

 
 冬至とは、太陽の位置が春分点から計測して太陽黄経270°にあり、赤経18hの位置に到達した瞬間です。また、このときの太陽は赤緯-23°26′にあります。
 
Photo_2 【射手座の領域に入る冬至の太陽・・・冬至点】
 
 黄道十二星座に含まれる「射手座」は西に「さそり座」、東に「やぎ座」があります。冬至に太陽は「さそり座」を離れて、「射手座」に近づいてます。上の図で赤が太陽の位置を示し、同時に冬至点です。実際には眩しくて見えなくとも、空気が澄んでる内モンゴルなどでは日の入直後に「射手座」が見える筈です。「射手座」の上部は「南斗六星」と呼ばれます。
 
 ところで、紀元前に冬至の太陽の位置は「射手座」でなく、「やぎ座」にあった伝えられ、その名残は、今でも南回帰線のことを英語でthe Tropic of Capricornと表記され、地図に掲載されてます。現在では南回帰線の表記はthe Tropic of Sagittarius というべきでしょう。このずれの原因は地球の地軸が長い年数をかけコマのように揺れる歳差運動によると考えられてます。
 
P1020255【ウォーキング中、高崎市木部町の鏑川の土手で撮った日没】
 
 ところで、群馬県高崎市の冬至の日の出は6時51分、日の入は16時32分で、昼の時間は9時間41分です。しかし、日の入時刻については冬至より12月上旬の方が早く、日の出時刻については、冬至より1月中旬の方が遅いです。平均すると冬至の昼の長さが年間で最も短いです。
 
 以前にも書きましたが、暦とは地球の公転により、地球から見た太陽や恒星の位置で決まり、地球は太陽から約1億5千万㎞の距離を保ちつつ、多少、楕円に反時計回りで公転し、公転軌道を一周する時間は365日と5時間48分と計測されてます。これをもとに手元で計算すると地球の公転速度は秒速29㎞ほどになり、ものすごいスピードで動いており、驚くほかはありません。
 
 故に、私たちは宇宙船・地球号に乗って、すでに雄大な宇宙旅行をしています。窓を開け、次々移り変わる宇宙の景色を眺めましょう。
 
Photo【12月31日午後12時=1月1日午前0時】
 
 一方、肝心な暦の元である1月1日が決まるのは夜間に見える天体で最も明るい恒星シリウスが南中したときです。今回、年が変わる瞬間に必ず真南をご覧ください。除夜の鐘が鳴ってるときです。一際明るい星シリウスが真南に輝いてます。このとき地球はゴールへ達し、次の周遊が始まるときです。
 
 ゴールの配列は太陽~地球~シリウスと並んでることになります。公転してる地球が太陽とシリウスの間に入るときが1年の終わりであり、1年の始まりです。
 
 「1月1日は天文学的に意味がない日」と聞くことがあります。しかし、上記のことは事実であり、人類の先達はこの現象を1年の初めと決定したことに私は驚いてます。
 

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2017年12月18日 (月)

自ら行なう認知症対策・・・脳の状態を良好に保つ

2625【群馬県庁最上階からの展望・・・利根川とグリーンドーム前橋】

 2017年も残るところ後2週間になり、何かと忙しい日々ですが、現在、日本を取り巻く状況は平穏とはかけ離れた感にあります。来年こそはこの危機を人間の知恵によって取り去りたいものです。
 
 今回は国内に目を向け、社会問題の一つである認知症について、この病変を未然に防いだり、できるだけ遅らせる工夫を考えてみました。
 
 高齢化が進んでる日本では65才以上の認知症患者が462万人以上【2012年】といわれ、これは7人に1人です。今年2017年はこれ以上に増加してる筈で、2025年には700万人になり、65才以上の5人に1人が認知症になると推測されてます。(内閣府)
 
 私たちがこの現実について、先ず考えるべきことは「認知症を患ってる方々は戦前戦後を通じ、各分野において日本発展の礎になった方々であることを忘れてはなりません。日本を戦後の発展途上国から先進国に押し上げた方々です。そして現在の私たちは、この方々のご努力による恩恵に浴してます。認知症を患ってる方々に社会全体で温かい手を差し伸べられるよう優しさを持ち、これについて子供たちへの教育も欠かせないことです。
 
3713【群馬県・榛名湖と若き日に登った烏帽子岳】
 
 ところで、「どうすれば認知症にならないか。」について考えるとき、二面について未然に防ぐことになります。その第一は、身体について健康維持が基本です。中でも、高血圧対策と糖尿病対策がその核心と考えられ、これらは生活習慣と密接な関係することから、日々の食生活と適度な運動習慣によって血流を向上させることが大切です。
 
 トレーニングは認知症の重要な予防要因であり、日頃の有酸素運動が効果があると考えます。有酸素運動とは平素、平均72/分ほどの心拍数を結果的に100位までに速めたり、平素18回/分ほどの呼吸数を25回ほどに増やしたりする運動です。
 
 この結果、血液循環がスムースになり、肝心な脳への血流がアップします。これにはウォーキングが簡単で手っ取り早いです。ただ、寒い時間帯は避けなければなりません。ウォーキングはその最中にいろいろ考えられるようになり、これは脳活動によい証拠です。
 
 また、姿勢の正しさを意識する生活が肝心と考えます。それは見た目のみならず、脊椎の中には脳と肉体を結びつける誠に大切な中枢神経が通ってます。これを意識するだけでも姿勢はよい方向へ変わると思います。
 
 その第二は、脳の状態を良好に保つことです。それには孤独で閉鎖的な生活はあってなりません。積極的に外へ出て対人接触が脳に刺激を与えます。また、生活全般では、自立する生き方がポイントです。人に何かをお願いする習慣をやめることです。
 
 脳活動のためには、受動的より能動的生活がよく、一つでも二つでも一日のうちで「知的な行動」を習慣化することでしょう。具体的には博物館巡りがとても脳に刺激を与えると考えます。これが元となり、次から次へと知的好奇心が広がればしめたものです。
 
Dscf6847【群馬県・赤城山系の長七郎山山頂】
 
 日々の食事内容も認知症対策に欠かせません。前述の通り、糖尿病対策としては食べ過ぎないことを厳守です。一般にいわれる腹八分目ですが、私の方法は朝食9、昼食7、夕食8の割合にしてます。エネルギーの面から、朝食をしっかり摂ることが一日の充実した活動に欠かせません。
 
 野菜と魚は各種ミネラルが含まれ、毎日摂りたいものです。私の場合は日本酒がとてもおいしく感じます。しかし、酒については、「飲み過ぎが脳にも体にも危険である」ことは昨今ニュースになってる事件からも肝に銘じるべきです。
 
 以上記述したことは一般的なことです。人生は一回です。高齢になっても見聞を広め、楽しみを増やし、日々、生き生きワクワク夢中になる生活をめざせば、脳はよい刺激で活動し、認知症の心配は遠のくのではないでしょうか。
 

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2017年12月14日 (木)

今冬は厳寒、ラニーニャ現象か・・・私の寒さ対策

2468【群馬県・二度上げ峠から見た活火山・浅間山】

 私が年齢を重ねたためか、例年より寒さが厳しく感じる今年の12月です。気象庁の発表ではペルー沖太平洋の赤道付近の海水面温度が0.5度ほど低く、これが世界の気象を変動させてるのではないかとのことです。この海は日本から見れば対蹠的に近いところですが、海水温度がほんの少し下がっただけで日本が厳寒になるとは、近年、叫ばれてるラニーニャ現象ですが、今に始まったことではなく、おそらく先史時代より繰り返されてきた現象と想われます。
 
 この現象が起こると日本上空5000m付近を常に西から東に吹いてる偏西風=westerliesのコースが影響を受け、例年より南に下がり、結果的に大陸の冷たい高気圧が南下して日本に接近し、典型的な西高東低が起こるとされてます。これが原因で日本海側は大雪となり、太平洋側は晴れても空っ風で気温が下がる傾向のようです。
 
P1020364_2【すでに開花の準備をしてるアセビ】
 
 一方、これからが本格的な冬の到来なのに、庭の植物たちはすでに来春開花する蕾を膨らませてます。アセビはもちろん、花梅、特に西洋シャクナゲの蕾はかなり成長してます。落葉した梅は一見、哀れな姿でも、樹木の内部や根、何より蕾は刻々と成長を続け、優曇華の如く、じっと我慢し、開花のチャンスを狙ってるかの如くです。
 
P1020371【花梅・・・すでにたくさん蕾が出ている】
P1020365 【西洋シャクナゲ】・・・拡大してください。
 
 植物たちは春の準備をしているのに、私たち人間はじっと寒さに耐える日々でいいのでしょうか。気持ちで寒さに負けず、心身ともに活動的に生活したいものです。ただ、血圧の点から、屋外の運動は暖かくなった時間に行うべきで、早朝にしてはなりません。
 
P1020369【オリエンタルゴールドの芽】
 
 私が考える寒さ対策の一つは乾布摩擦です。
 
 これは血管を広げ、血流を良くすると考えられます。 私たちの体内にはその長さの合計10万Km【地球一周の2.5倍】ほどの毛細血管が張り巡らされ、血液は動脈=arteryから毛細血管=capillaryへ、そして静脈=veinに流れます。その後、心臓へ戻り、肺でガス交換し、酸素を含んだ血液が再度、心臓から全身に流れます。その血液は一分ほどで全身を周遊するといわれてます。
 
Capillary_system_cert【ウィキペデアより】
 
 私たちは普通、自らの血液の流れを見ることはできません。しかし、唯一見ることができるのは瞼の中を流れる血液です。私の体験では、夜間、電気をつけ、瞼の前に手をかざし、明るさを調節してるとき、そして焦点が合うとちょろちょろ流れてる血液を見ることができます。ベッドに寝てる時がチャンスです。枕元の電気をつけ、手で顔を覆うとき、瞼は薄いので上手くすると血液がチラチラ見え感動します。
 
 ところで、乾布摩擦は乾いたタオルがあればできます。服を脱がずに首の周囲です。顔と耳は素手で擦ります。耳の後ろを重点的に摩擦します。また、腕なども良く摩擦します。摩擦熱が生じ、末端の血管が広がると考えられ、ポカポカしてきます。
 
 また、どうしても寒い場合「セーターやジャンパーなど比較的、外側の衣類」を30秒ほど乾燥機で温めます。
 
 概して、冬季は循環器の働きが鈍くなるので、私たちはいろいろ工夫し、常に血流がよい状態であるよう実践したいものです。
 

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2017年12月11日 (月)

今年、最も有益な恵みは「偶然のチャンス」から

P1040314【ほぼ日本の真ん中に聳える榛名山系・雌岳から眺めた水沢山・画像を拡大すると実際の感じが出ます。】

 2017年もあと20日となり、私自身の一年を振り返るとき、6月に風邪をこじらせた以外は健康に恵まれ、どうにかこの一年を安泰に過ごせました。
 
 身近なところでは13年前に妻が病で他界し、また、親しかった中学時代の友人の数名や身近な先輩諸氏も病でこの世を去った現実において、健康は運命と考える前に「健康は自ら考え創り出すもの、がんや循環器の専門家のアドバイスを継続すること」と考えるようになってます。
 
 一方、今年について、私はあまりテレビニュースに翻弄されない生き方をしても、懸念される第一位は近隣国による大陸間弾道弾が日本列島上空を飛行したことや、度重なるロケットによる威嚇、また、この1ヶ月以内だけでも十数隻の不審な木造船による接岸があり、殆どが夜中に接岸することから、すでに国内に入り込んだ外国人がいる可能性が否定できない現状です。
 
 他方、第一声がWe make America great againとのスピーチには驚いたものですが、その後も相変わらず、超タカ派的な発言を繰り返す大統領による世界への影響は凄まじいものがあり、エルサレム問題を始め、世界平和に対する脅威はオバマ時代より、急速に懸念される一年になってると感じます。
 
 国内では、政治問題はいつの世も解決が困難な問題はあるものです。しかし、国民のみならず多くの政治家は「希望の党」設立時からその後にかけて翻弄され、結局、最近では元の民進党に戻ろうとする動きさえ見られ始めてます。都知事選で圧倒的勝利を得たことによる歪が国政を巻き込み、「勝って兜の緒を締めよ」どころか、排除発言も飛び出す傲慢さがその後まで尾を引き、結果的に落選の憂き目になった候補者も身近にいます。
 
 また、国政政治家による不倫疑惑が驚くほどあり、国民への指導的役割を持つことから考えても、「政治家の倫理はどうなってるか」と、こちらも国民は驚きを隠せません。国民の血税を高額な給料として得てることを忘れてしまったのでしょうか。
 
P1030726【吾妻耶山で・・・後方は谷川岳】
 
 ところで、私自身について今年は「ちょっとした偶然」から頗る健康的な習慣ができました。近くの黒沢病院の前を、車で「偶然」通過した私は「前立腺がん公開講座」の幟が目に入りました。
 
 前立腺については以前の健診でマーカー0.6前後であることで安心してますが、ぜひ、この講座を受けてみようと強い思いになりました。理由は、二年前から日本人男性の死亡原因第一位が前立腺がんになったからです。
 
 群馬大学の先生による講座で参加者は皆、真剣な眼差しでした。すでにこの病を患ってる人が多かったからです。私は現在、この病を患ってないことから、がんを未然に防ぐには日常生活でどのようなことに留意すべきかとの観点を聞き洩らさないことに努めました。
 
 一時間半の講義の中で、講師の先生曰く「抗酸化作用の強いリコピンを含むトマトが効果がある」との言葉が私の耳に焼きつきました。この日も前立腺マーカーが無料で受けられるとのことで少量採血し、一週間後に届いた結果は0.6で評定Aがついてきて内心「ホッと」です。
 
 その後、継続して「リコピン豊富なトマトジュース」で塩分を含まないものを一日二杯飲む習慣にしました。夕食後と早朝にそれぞれコップに1杯です。抗酸化作用と共に、繊維類が多く含まれてることから「排便」が今までにない良い状態になり「目から鱗」です。これはよくいわれる「宿便」が先ずないことを確信する状態です。お腹の中のものがすべて出た感覚です。
 
Photo_2 【ピアノは気持ちと末端神経を陶冶】 
 
 来年は「健康は創るもの」という考えをより深化させ、心臓に多少の負荷を与える心拍数110未満の快適なウォーキングを継続、及び中枢神経を包む脊椎の柔軟性など、アンティエイジングを追求しつつ年を積み重ねる気持ちです。
 
 2017年では「偶然目にした幟」が元になり、偶然を生かすことの大切さを実感しました。健康とは体内にある不要なものを排出する考えです。2018年もいろいろ出向いて良い人と邂逅し、残された四半世紀の人生は、健康を基盤とし、如何に内面的に豊かな生活ができるかであろう。
 

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2017年12月 7日 (木)

今冬はノクターン「遺作」ハ短調を集中練習

P1020352【47年前に購入したピアノは今も現役】

 学生時代に師から教わったこと。それは楽器とはしっかり弾きこなせば「年月と共に味わい深い音になる」ということです。ピアノは木製であるからより一層そう言えるのでしょう。管楽器においても、自ら目標とする音色になるにはある程度の年数がかかると教わりました。この点から言うと、楽器に関しては古くなったからと買い替えるのはもったいないことになります。
 
 近年、テレビコマーシャルで「要らなくなったピアノはありませんか。」という買い取りの広告がありますが、子供さんが小さいとき弾いたけれど、今では無用の長物扱いをされることが多く、そんなピアノはかわいそうです。もしかして専門家が聴いたら、年代物は落ち着いた音色に聞こえる可能性があります。子供が成人して弾かなくなっても、高齢化社会にあっては親が心の充実さ、生活の豊かさを求めて弾けば素晴らしい趣味となり、一つの生甲斐につながると思われます。
 
P1020353【ショパン(1810~1849)の遺作ノクターンハ短調】
 
 私は指が速く動かないので速い曲は苦手です。概して歌のようにゆっくりした音楽に取り組む傾向です。ピアノがスポーツと異なる点は、必ずしも速いほど優れてとは言えず、しみじみと心を表現する音楽はそれなりに難しく、特に鍵盤への「力を入れるタッチの加減」で音色が決まるので、見かけ上、上手く弾けるというより、聴いてくれる人の「心に沁み入る音色」をめざすことになります。
 
 以前に弾いたことがある「遺作」ハ短調は12連符など部分的に速い部分があっても、全体を通じて哀愁味を帯び、現在の私の心境にあってるようです。再度、練習してますが、途中、休みの期間があると、指が忘れてしまい最初から取り組むことになります。それでも、以前に弾いてある曲は、一回目よりは早めに指が思い出し、次第に曲の形になります。
 
この曲は遺作=Posthumousと記されてるので、ショパン生前中に公開の場で演奏されたことがなかったと考えられ、彼の死後、すでに160年以上経過しても世界中で名作として弾かれてるとは「優れた芸術には永遠性がある」のでしょう。この作品の崇高さを感じつつ実際に演奏に取り組めるとは幸福といわねばなりません。
 
 一方、ピアノの練習は脳と指先の連動であり、中枢神経が鈍くなりつつある私には困難なことです。それでも、登山同様、一歩一歩マスターしていくより道はありません。前述の如く、一応弾けるようになってからが本格的な練習となれば、結局、生涯を通じて取組む曲になります。
 
P1020354【ピアノの部屋として、よい響きがします。】
 
 以前はホームコンサートと称し、10名ほどの方に聴いていただいたことがあります。しかし、一人暮らしは精神的に弱い面があり、練習時間は少なくなってます。誰か聴いてくれる人がいてこそ成り立つ音楽でしょう。
 
 18畳の部屋の周囲は漆喰壁、天井はアーチ、床は硬いカリン、床下は50㎝ほどの空間があり、底はコンクリートが敷き詰められてます。ハード面からは音の響きはよいと感じます。問題はソフト面であり、それは私の精神面です。年末から梅が咲き始めるまでに「遺作ノクターン・ハ短調」を人に聴いていただけるよう、この冬は集中練習したい。
 

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2017年12月 4日 (月)

君子蘭の開花から揺るぎない精神を学ぶ

P1020340【日中は十分に日を当ててやる】

 7~8年前、隣のTさんから頂いた1本の君子蘭=Karffir lilyは年々増え続け、今では17鉢になり、実際には25本くらいが花を咲かせます。植物の増え方はいろいろあっても、君子蘭は根からひこばえが生えて成長し、それを親から分離し、新たな植木鉢に植え替え、独立させます。
 
Dscf0259_2 【Tさんにもらった最初の1本】
 
 温かい環境であれば1月下旬に咲き始め、この時季は周囲に未だ花のない季節であることから、見る人は「わあっと歓声を上げ、この花に希望と勇気をもらいます。君子蘭にとって開花の理想の場所は家の中の陽が当たる廊下などです。一方、夏季は屋外に出して管理します。
 
 私の場合、現在、車庫の中で育ててます。車庫は壁が透明で四方が閉まるので温室効果があり、夜間の冷温に対処できます。温かな日の午前中に外に出し、水をたっぷり与えます。すると大きな葉で光合成してるのでしょう。いかにも生き生きしてきます。やはり丁寧な世話が直に個性的な花として応えてくれると思います。
 
 以前に、私のミスで12月の夜間に外に出したままでしたら、翌朝、殆どの葉が萎れ曲がってしまいました。一度萎れるともう元には戻らず、その葉は枯れます。翌春にはよい花が望めません。
 
P1020350【普段は愛車と共に車庫の中で冬を過ごす】
 
 ところで、君子蘭の原産地は南アフリカ連邦といわれ、日本名は君子蘭でも、欄ではなくユリ科に属し、英語名はKaffir【南アフリカ】Lily【ユリー】 と表現するようです。故に寒さには極めて弱く、原産地を知れば冬の管理を疎かにできないことになります。
 
 前述の通り、繁殖力が強く、私の場合も実際、増え過ぎて困ってる状況です。しかし、レース鳩と異なり、餌を買って与える必要はなく、水さえ与えれば光合成によって成長し、私たち人間に多くの酸素を提供してくれます。この点から、開花直前から室内で育てるのは君子蘭にとっても人間にとっても互いに健康に帰すると考えてます。
 
P1010936【1月の廊下は君子蘭の行列】
 
 それにしても君子蘭の君子とは、元来、「些細なことに感情を動かしたり、誘惑にあって自分の初志を見失ったり、困難に出くわしてくじけることの無い理想的な人格者」を言います。君子蘭の開花は誠にその名に相応しいです。
 
 私など、君子とはかけ離れた小さな人間であり、心が外界の事象に左右されてしまいます。日々、迷うことなく、もっと堂々と自ら考えた道に生きたいものです。君子蘭の堂々とした美しさから揺るぎない精神を学びたい。
 
 

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