« 自ら行なう認知症対策・・・脳の状態を良好に保つ | トップページ | 今年一年、毎日継続できたのは英作文の実践 »

2017年12月21日 (木)

冬至とは地球から見た太陽が射手座の領域へ

2561【日の出・・・太陽の右上にさそり座、左下に射手座・・・空気が澄んでれば日の出直前にさそり座が見える】Samuel Todd氏撮影

 2017年の冬至の瞬間はグりニッチ時間で12月21日16時28分と計算され、日本ではこれに9時間がプラスされ、12月22日1時28分になり、今年の冬至は12月22日です。このようなことから、冬至はその年によって異なり、殆ど12月21日、22日で、場合によっては23日【昭和30年】になることもあります。

 
 冬至とは、太陽の位置が春分点から計測して太陽黄経270°にあり、赤経18hの位置に到達した瞬間です。また、このときの太陽は赤緯-23°26′にあります。
 
Photo_2 【射手座の領域に入る冬至の太陽・・・冬至点】
 
 黄道十二星座に含まれる「射手座」は西に「さそり座」、東に「やぎ座」があります。冬至に太陽は「さそり座」を離れて、「射手座」に近づいてます。上の図で赤が太陽の位置を示し、同時に冬至点です。実際には眩しくて見えなくとも、空気が澄んでる内モンゴルなどでは日の入直後に「射手座」が見える筈です。「射手座」の上部は「南斗六星」と呼ばれます。
 
 ところで、紀元前に冬至の太陽の位置は「射手座」でなく、「やぎ座」にあった伝えられ、その名残は、今でも南回帰線のことを英語でthe Tropic of Capricornと表記され、地図に掲載されてます。現在では南回帰線の表記はthe Tropic of Sagittarius というべきでしょう。このずれの原因は地球の地軸が長い年数をかけコマのように揺れる歳差運動によると考えられてます。
 
P1020255【ウォーキング中、高崎市木部町の鏑川の土手で撮った日没】
 
 ところで、群馬県高崎市の冬至の日の出は6時51分、日の入は16時32分で、昼の時間は9時間41分です。しかし、日の入時刻については冬至より12月上旬の方が早く、日の出時刻については、冬至より1月中旬の方が遅いです。平均すると冬至の昼の長さが年間で最も短いです。
 
 以前にも書きましたが、暦とは地球の公転により、地球から見た太陽や恒星の位置で決まり、地球は太陽から約1億5千万㎞の距離を保ちつつ、多少、楕円に反時計回りで公転し、公転軌道を一周する時間は365日と5時間48分と計測されてます。これをもとに手元で計算すると地球の公転速度は秒速29㎞ほどになり、ものすごいスピードで動いており、驚くほかはありません。
 
 故に、私たちは宇宙船・地球号に乗って、すでに雄大な宇宙旅行をしています。窓を開け、次々移り変わる宇宙の景色を眺めましょう。
 
Photo【12月31日午後12時=1月1日午前0時】
 
 一方、肝心な暦の元である1月1日が決まるのは夜間に見える天体で最も明るい恒星シリウスが南中したときです。今回、年が変わる瞬間に必ず真南をご覧ください。除夜の鐘が鳴ってるときです。一際明るい星シリウスが真南に輝いてます。このとき地球はゴールへ達し、次の周遊が始まるときです。
 
 ゴールの配列は太陽~地球~シリウスと並んでることになります。公転してる地球が太陽とシリウスの間に入るときが1年の終わりであり、1年の始まりです。
 
 「1月1日は天文学的に意味がない日」と聞くことがあります。しかし、上記のことは事実であり、人類の先達はこの現象を1年の初めと決定したことに私は驚いてます。
 

|

« 自ら行なう認知症対策・・・脳の状態を良好に保つ | トップページ | 今年一年、毎日継続できたのは英作文の実践 »

天体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 自ら行なう認知症対策・・・脳の状態を良好に保つ | トップページ | 今年一年、毎日継続できたのは英作文の実践 »