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2018年1月25日 (木)

20年前に本白根山の鏡池を散策しました

1280px_2【鏡池・・・標高2171m】ウィキペディアより

 平成30年1月23日午前10時頃、誰もが予測してなかった本白根山【2165m】のカルデラである鏡池付近が噴火しました。有史以来、この火山の噴火記録はなく、最後の噴火は1500年前より以前と推測されてます。それは巨大な噴火口である空釜が古代の大噴火の様子を現代人に示しています。この空釜の巨大さに誠に圧倒されました。
 
 というのは、20年前、私は知人と本白根山に登り、木道を登り切ると急に開けたその雄大な光景が今でも脳裏に焼き付いてます。まるでお椀を逆さまにしたような巨大な噴火口の痕です。
 
 その偉容な姿により、先史時代に噴火を繰り返してたことが推測でき、そのままの形で考えられないほど長い時間が経過してます。きっと石器時代から縄文時代にかけ、当時の人々はこの大噴火に驚愕したことでしょう。その結果、現在、周囲には万座温泉や草津温泉が存在し、人々はその恩恵に浴してます。これを見ても大自然は常に脅威と恩恵の二面性を有してます。
 
 巨大な噴火口には水か溜まっておらず、そのため空釜と命名されてます。斜面は比較的なだらかで推定100mほどの最深部まで歩いて行けそうですが、もしかして有毒な火山性ガスが溜まってる可能性に危険を感じ、高い位置から太古の大噴火を想像し、巨大な大穴に魅入ってました。
 
Photo_4 【巨大な空釜】・・・ウィキペディアより
 
 ところが、この光景に私の脳は以前に見たような微かな記憶が蘇ったのです。記憶を辿ると19才の頃、草津に住む後輩に案内を願い、本白根に登ったことがありました。その時の光景が脳裏に戻ったのでしょう。
 
P1020517
 
 今回の噴火について、私はこの地図を見て考えたところ、鏡池の少し北に太古の噴火口痕があるので、ここが今回、噴火したのではないかと想像してます。いずれ、噴火が収まった後、専門家により解明されるでしょう。
 
 実は、二回目として登った直後、私は群馬県の地方紙・上毛新聞「ひろば」に投稿したところ、この本白根登山について拙い文が掲載されました。何と、その記事が保存してあったので恥ずかしいですが、ご披露します。
 
Photo_8 【鏡池】
  タイトル【高天原?】・・・平成10年11月19日上毛新聞「ひろば」
 
 【先日、家内と暮坂峠へ紅葉を見に行きました。帰路に偶然、知人ご夫妻と会い、これから本白根に行くとのことで、私たちも連れてってもらうことになりました。草津白根山のロープウェー山頂駅から南に位置する本白根の存在は知ってましたが、初めて山頂に登って、巨大なすりばち形をした火口の光景に深く感銘し、群馬には素晴らしい所があることを改めて知りました。
 
 太古の大噴火以来、眠り続ける巨大な「から釜」にまず圧倒され、それは人間の存在など比較にならないぞと言わんばかりに地球の古い歴史を物語っていました。また外輪山に囲まれた月面を思わせる高原では浅間山をはじめ、多くの山々を一望することができ、まさに群馬の高天原です。
 
 一般に親しまれてる草津白根山の登山道には何百人もの人の列が見えますが、この本白根の山頂にはほとんど人影がなく、荒涼とした世界が広がってます。同じ白根でも対照的な姿です。本白根の山頂一帯は木道など登山道がよく整備されており、植物の保護が行き届いています。
 
 特に「から釜」の巨大さとは対照的に小さなコマクサなど亜高山植物が厳しい状況の中で生息しています。山頂を歩きながら何気なく空を見ましたら虹が現れ、刻々と変化する天候とその光景の素晴らしさに、しばらく魅入ってしまいました。今回、思いがけず本白根に登ることができ、群馬の山の偉容をまた一つ知ることができました。】
 
 実は本白根山一帯は遊歩道があり山全体を周遊できるようになってます。このため、今回、噴火したといわれる鏡池を経由して一周しました。
 
Photo_5
 
 最後に、今回の噴火について、以前よりこの界隈では火山性ガスがあちこちで噴出し、昭和46年に近くの振り子沢では、それを吸い込んだスキー客6名が死亡し、昭和51年には白根沢を通過してた合宿中の高崎の女子高校生がガスを吸い込み、2名が亡くなり、助けに行った引率教師1名も亡くなりました。事故が起こった場所は窪地とのことで、火山性ガスは密度が高く「窪地」に溜まりやすいことを肝に銘じておくべきです。
 
 現在でも、本白根付近に火山性ガスが出てる所があり、気象庁の「今回の噴火は全く予測できなかった」との会見とは異なる事実があります。
 

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コメント

鏡池。風景の中に歴史がある。まるで、古代ローマのコロシアムのようだ。

投稿: 粗忽者 | 2018年1月25日 (木) 12時58分

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