K医師の一言に勇気をもらう
昨日は私の家から車で1時間以上かかる吾妻脳神経外科へ行きました。この近くでは八ッ場ダムが建設中です。2ヶ月に一度ここへ通院し、現役時代から続けて診察いただき、今では大分回復していても血圧の薬をもらいに行きました。ここでは時々、血液検査や心電図、胃の内視鏡検査、胸部レントゲンなど検査を受け、毎年、糖尿もチェックします。
わざわざこのように遠方の病院へ行くのは、以前からPTA関係でK院長先生と知り合いだからです。しかし、ちょっと風邪ひいたり、体調が芳しくないときは近くの病院を訪ねることもしばしばです。
実は月曜日に長時間に亘り用事があったことが元で、大分疲れてしまい、翌日、とある地元の病院で疲れたことを言いましたら、血中酸素を計ってくれました。そして医師曰く「これは大変だ」と数値を見ていわれました。
血中酸素は健康体であれば98や99らしいですが、私は93~94~95とのことで、大分低くこれでは「動くのも大変でしょう。」とのことで、酸素吸入してくれましたが、数値は回復しませんでした。
それにしても、患者本人の前で「これは大変だ」といわれた場合、本人はどうして良いか分かりません。「大分低くなってます。」などの伝え方が患者は事実を把握し、それほど恐れないと思われます。
このため15年来、診察いただいてる吾妻脳神経外科へ昨日行き、血圧の薬を頂くついでに、K院長に血中酸素が低いといわれたことを話すと、90代であればそんなに問題はないと話され、私は急に視界が開け、希望が湧いてきました。今後、生活をきちんとして様子を見る気持ちになりました。流石、NHKためしてガッテンに助言者として出演される先生と感じました。
医師の言葉は患者にとって一言一言が重大です。このことから医師として専門の実力は最も大切ですが、言葉の発し方も丁寧にポイントをついて、回復に向かう方法を述べて欲しく、患者に少しでも希望を持たせることが肝心と思います。
医師のみならず、言葉が大切なのは学校の先生です。日々の学校生活ではいろいろの場面があっても、児童生徒にとって先生が発する言葉は重みがあり、教師の何気なく発する一言でも児童生徒の心に入り込み、その後、善し悪しにつけ長きに亘り影響を与えるものです。
医師としての実力、教員として専門科目の実力は言うに及ばずですが、相手が失望するような発言はあってはなりません。どうしたらより良くなるか、どうしたら回復するか、少しでも希望を持たせる言葉を発したいものです。教員とは児童生徒が夢を持ち、そして、いかに大きい人物になっていくかは、ポインドを得た一言ではないでしょうか。
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心配されたほどではなく、ご同慶の至りです。
無理をせず、ご自愛ください。
体調不良を訴え、医師から「今日診た患者の中で一番の重症だ」といきなり言われショックを受けたことがあります。時々気になる、医師の不用意な言葉遣いを他山の石にしたい。
今を盛りに枝を白く覆いつくすユキヤナギ。少し遅れて、手毬上のコデマリが咲きだしますね。
投稿: Ape | 2018年3月16日 (金) 19時10分
Apeさんへ・・・いつもコメントを有難うございます。現在、体調が思わしくなく自由に動ける健康なときが嘘のように感じます。暖かくなるまで暫く「バク」には行けそうにありません。私の分もお楽しみください。
先日の新たなmeetingは上手くいきませんでした。あれでかなり気を遣い体調を崩したようです。病は気からです。今日は天気も回復傾向なので、調子が良ければいつもの鏑川の土手を散策したいと思います。体調不良になると一人暮らしは何かと辛いです。奥様ともどもいつまでも健康第一でお過ごしください。
投稿: カッキー | 2018年3月17日 (土) 07時30分