第二の人生で必要なことは社会との接点を持つ
【品種名・・・「思いのまま」の白梅の部分】・・・拡大してご覧ください。
年々、少子高齢化が進み、特に子供の数が激減し始め、このことに起因し以前に私が勤務した男子校は4月から女子高と合併して一つの高校になります。生徒たちはすでに芸術活動などで互いに往来し、特に音楽部ではいっしょに合奏、あるいは混声合唱という理想的な姿を前取りし、スムースに新年度の学校生活に入れそうです。
今まで、男子だけ、あるいは女子だけのクラスが四月から男女が急にクラスメートになるので、多感な年齢にあるだけに、わくわくした待ち遠しい気持ちでいるでしょう。学校へ行くのが楽しみで元気になる生徒もいることでしょう。
明治時代から続いた男女別学です。しかし、本来、共学が自然な姿です。このように男子校と女子高が、年度別に順次でなく、一度に合併するのは全国的に珍しいことです。
私は日本人学校勤務の後、最初に榛名高校に赴任しました。昨日、当時の生徒さんから同窓会の案内が届きました。担任は5名でしたが、前回20年前に呼ばれたとき他の先生も来てるのだろうと思いましたが、行ってみたら教員は私ただ一人で、慌ててしまい、それでもお酒が入ったら緊張することなく、和やかに過ごすことができました。
今回、四月に行われる同窓会の趣旨は還暦記念とのことです。教え子がいよいよ年金時代に入ります。同窓会では呼ばれた教員は一言スピーチがあると思います。未だ先ですが、私は内心、「第二の人生の精神面のあり方」について、私も高齢者なので、自らに言い聞かせるつもりで話せたらと思います。
今や、日本中が高齢者で溢れる時代に差し掛かり、還暦を過ぎたら真剣に生きなくてはなりません。今までは会社での仕事に目的があり。それに突き進んできましたが、第二の人生では社会から押し付けられる目標はなくなり、自らが目的を設定しることになります。
毎日の有り余る時間を有効に意義深く使うことで、人間的な時間と空間になり、生甲斐が生じます。それは今までできなかったこと、やろうとしても時間がなくてできなかったことなど、新たな挑戦や趣味、行ってみたかった旅行になります。
高齢化社会で「健全な精神と健康な肉体」を維持するのに、最も避けるべきは、家にいるだけの生活です。社会との接点こそ脳を活性化し、その社会は一つだけでなく、いろんな分野に知人や友人、あるいは親友がいることです。このいくつかの分野ということが肝心と思います。
つまり、いろんな関わりがあることによって、一つが機能しなくなっても他にもまだ、つながりがある状態です。一方、役員を引きうけるのは面倒ですが、可能な限り、会の役員を進んで引き受けることで、脳は相当に活性化し、家にいるだけの生活とは精神面で雲泥の差です。頭も使い身体も使う生き生きした責任ある状態です。
高齢化社会では俳句や短歌など文学活動、音楽、写真、絵、書など芸術活動、運動のサークル活動など、集中すれば有り余る時間が短く感じるでしょう。
誰にでも必ず到来する第二の人生です。少子高齢化時代では、この生き方こそ学校教育で教えたいところですが、教える先生が第一の人生途上なので、これからは社会教育として「第二の人生の健全な生き方」を講義できる人を養成すべき時が来ています。
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