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2018年4月 9日 (月)

固定観念からの脱却を「君子蘭」を通して学ぶ

P1020908【幅1mほどの君子蘭】

 先日、群馬県榛東村にある日帰り温泉「ふれあい館」に行って、受付しようと思った瞬間、私の目に飛び込んできたのは一鉢なのに7~8本の花が咲いてる巨大な君子蘭でした。
 
 私が驚いたのは植木鉢が25㎝ほどの一般的な大きさに対し、まるで「おしくらまんじゅう」してるかの如く、たくさんの株が入ってるおり、しかも、それぞれ生き生きし、葉は青々し、開花は何の抵抗もなく、素直に生命力を四方に表現してる開放的な姿です。
 
 私は数年前より、独学で君子蘭を育ててます。それは数年前の1月頃、隣の家からもらった一鉢に始まります。君子蘭について無知な私は廊下の温かいところで育てていたら、2月上旬に葉と葉との間に小さな丸いものが見え、日に日に大きくなり、花芽であることを知ったときは驚きと共に喜び、新たな希望が湧いてきました。そして開花したのが下の見事な君子蘭です。
 
Dscf0259_2 【私の家で初めて咲いた君子蘭】
 
 誠に君子蘭の名にふさわしい「比類なき堂々とした美」を感じた私は、これから君子蘭をしっかり育てようと心に決めた瞬間です。
 
 やがて、花弁が落ち、相変わらず土が乾燥しないよう水を与えていた4~5月頃、何と幹の周囲から新たな芽が出てくることを発見しました。なるほど君子蘭の子孫はこのように根から新たな子孫が出現、また一つ、植物の不思議な繁殖方法を知りました。 
 
 それ以来、土から新たな芽を出し、成長しては親子ともども植木鉢がら取り出し、根分けをしました。可哀そうですが、鋸で分断し、子供は別の鉢植えに移植すること17回です。
 
 このため、現在では17鉢の君子蘭に囲まれ、それぞれが成長し、日々水遣りに大わらわです。しかし、これほど増えては植木鉢が重いため、家の中に入れたり出したり、管理が次第に疎かの傾向です。 
 
P1020500【増えて増えて廊下にいっぱい】
 
 写真は一部です。捨てては可哀そうですべてを大切に育てましたが、君子蘭の育て方で最も大切なことは「失敗から学びました。」その中心は「冬の管理」です。つまり、原産地がアフリカであることから寒さに弱く、寒気に触れると一晩で葉が萎れます。一度、萎れると元に戻りません。11月下旬から3月上旬まで、室内の温かな所や温室の中で過ごさせます。
 
 また、管理面で大切なこと。それは開花したら花は直射日光を嫌います。花が色褪せます。必ず室内や木陰で咲かせます。以上は、私が君子蘭の姿を毎日見たり、失敗から学んだことです。
 
P1020927_2【室内で咲いてる今日の君子蘭】
 
 しかし、今回、初めて本格的でダイナミックな君子蘭の姿を見て、何ゆえ、今まで根分けするという固定観念に捉われていたのか、私自身の柔軟性のなさ、君子蘭が本来あるべき姿を考えず、根分けに根分けを重ねてきたことに、何と余分なことをしてきたか、榛東村ふれあい館の玄関で呆然としました。「余分なことをしない方が賢明である」と悟った瞬間です。
 
 榛東村「ふれあい館」では、狭い植木鉢にたくさんの君子蘭が生き生きし、植木鉢の土が全く見えないほど根が盛り上がってる状態です。それでも旺盛に水分を吸い上げ、逞しく開花してる姿に、感銘を通り過ぎ、今までの私自身の無知について、固定観念に縛られた管理に気づかされました。
 
P1020912【ふれあい館の立派な君子蘭】
 
 しかしながら、人間はこのように本来あるべき新たな世界を知ることで、つまり、一つの植木鉢で多くの株が育ち、元気に成長し、幾本も開花するということを知り、私自身、未来が一気に開けた感がします。
 
 これからは植木鉢の中に子が生えたら、取ったり、株分けせず、家族一緒に過ごさせる悠々とした未来が広がり始めてます。写真のような君子蘭が実現する日がすでに脳に浮かびます。
 
 人間の幸せは、ちょっとした偶然がきっかけとなり、今までとは違う広がりを見せるものだ。
 

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君子蘭の育て方」カテゴリの記事

コメント

 小生の庭の楓若葉が木を覆うように萌えだしました。目は緑の方に奪われてしまいがちでしたが、今日、生まれて初めて、緑の葉影の下に赤っぽい小さな花ー花楓ーがひそやかに無数に咲いているのに気が付きました。新緑と花が織りなす風情はまさに“もみじ咲く”。日常生活の中で見慣れて、見過ごしているものが結構あるものですね。
 君子蘭の話題に関してですが、私の勤めていた農業高校では、卒業式の演壇花は、園芸科の先生がしっかり栽培管理している12本立てのシンビジウムの大鉢植えを使っていました。最高の見栄えがすると今でも伝統になっています。栽培方法を訊きたいものです。

投稿: リポD | 2018年4月10日 (火) 15時29分

リポDさんへ・・・楓の花は以前に小さいのを見たような気がします。楓は私の庭になく、お隣さんにあるので見てみます。君子蘭の育て方は今後、変わります。今回、あまりにも大きな衝撃を受け、今は脳内のやる気が高まってます。何事もこうありたいです。
今日は1本の真っ赤なシャクナゲを植えました。埼玉の花園で見つけたものです。玄関の近くに植えました。本文で書いた通り、直射日光の当らない場所は意外と少ないです。2~3年に1度は土を変えるといいようです。大きな木の下に植えますが、その大きな木の根に栄養を取られることがあるのです。人間の頭のみが工夫ということができます。いたずらする他の樹木の根を取り去ることがシャクナゲをきれいに咲かせるコツと知り得ました。

投稿: カッキー | 2018年4月10日 (火) 22時48分

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