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2018年4月20日 (金)

親しくしてくれた富所三郎さん逝く

P1020970_2 【鏑川の土手は二人でウォーキングした思い出の地】・・・・・・・・・・拡大してご覧ください。

 昨日、親しかった友人・富所三郎さんの葬儀が執り行われ、特に登山と英語での付き合いが深く、若くして逝った彼に私は心底より人生の無常を感じています。
 
 私がこんなに辛くても、本人はそれとは比較にならない程、どれほど無念であったか計りしれません。それは八月に新たなお孫さんが生まれるのに会えず、どんなにか、お孫さんの顔が見たかったことでしょう。まだまだやりたいことが山ほどあったり、行ってみたい山もあったでしょう。
 
 登山について、彼はベテラン中のベテランで、それは日本アルプスを初めとして、何と、マッターホルン登頂体験や、ニュージーランドの山々も登頂し、それ故、我々と同行しても常に安全対策を第一に考え、登山の楽しみを与えてくれました。
 
 彼が誘ってくれた山は群馬県内外の山々が中心で、それは上信国境の四阿山、榛名山の外輪山縦走、群馬三峰山縦走、吾妻耶山、大峰湖、荒船山、西御鉾山、埼玉県の城峰山、妙義山、尾瀬ヶ原散策及び、尾瀬の至仏山、榛名相馬山、榛名山雌岳、赤城山散策、子持山などです。
 
Dscf0229_2【榛名山相馬山登山口で】 
 
 山頂では、常に彼の特製ブランデー入り紅茶を振舞って下さり、大自然の遠望を眺めつつ、楽しい会話は彼はお手のもの。帰路には必ず近くの温泉に立ち寄り、一風呂浴びるコースは毎回、私にとって誠に充実した山の旅となりました。
 
 一方、高崎市の群馬音楽センターで行なわれた高崎商業高校吹奏楽部による第50回定期演奏会で私がシベリウス作曲「フィンランディア」を客演指揮したとき、彼はその姿をすべてDVDに収めてくれました。これは私にとって宝物です。このDVDは私自身が自らの指揮を客観的に見ることができる大変有難いものです。
 
P1020974
 
 
 しかし、彼には今から数年前に病魔が発覚し、治療を続け、私は時々彼の家を訪ね励ましてきました。その後、入退院を繰り返し、病院に見舞ったこともありました。しかし、ついに病変に勝てませんでした。あれほどの山登りの達人が、どうしてと考えますが、病変は未だ医学では解決できないものがあるのです。
 
 ところで、彼の職歴については誠に驚きます。ニュージーランドの女子高で日本語を教えるとともに学級担任をしたことがある日本の教師では特異な体験の持ち主です。つまり、それらはすべて英語を介しての日常的なホームルーム担任であり、彼にとってニュージーランドは第二の故郷となり、現地には今でもニュージーランド人の教え子がたくさんいます。彼女たちは恩師の逝去を知ってるでしょうか。
 
 こんなことから、彼の英語力は今まで私が巡り会った日本人の中でも桁外れの実力の持ち主であり、私の勤務校にニュージーランド人が訪問したとき、彼は同時通訳され、その姿と英語能力は私のみならず、同席した人は驚愕そのものでした。
 
3029【彼と登った尾瀬の至仏山から見た尾瀬ヶ原】
 
 帰国後、たまたま前橋高校で私といっしょになり、偶然、席も隣になって彼から受けた「英語と山の話」は私の心底を揺るがし、学校を離れても付き合いが深まりました。
 
 英語の本場で日々生活された体験から打ち出されたものでしょう。私が最も印象に残る彼の教えは「英語は子音の言語である」ということです。
 
 なるほど、私たち日本人が英語を読む場合や話す場合、日本語はその特徴である母音と共にある言葉であり、これを聞いて育ったことから、英語を発音する場合、どうしても母音のない所まで母音を入れて発音しがちです。英単語には見かけ上、母音が入っていてもその母音を発音しない場合が多々あります。
 
 この教えを聞いて、私は英語発音の視野が一つ開けた思いです。可能な限り、母音を入れてはならない所は子音のみで発音するよう今でも努めてます。
 
 お陰で英語は日々私の生活に入っており、彼の教えを聞くうちに英作文が私たち日本人にとって、効果的な英語学習法ではないと気づき、今でも、ほぼ毎日、フェイスブックで日本語で書いた後、同様の意味を英訳して掲載中です。このため海外からのアクセスも来て、嬉しいやら責任を感ずるやらの日々です。
 
 富所三郎さんは私の生き方に大きな示唆を与えてくれた稀に見る情熱的な人物でした。合掌
 

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コメント

冨所先生の訃報をこのサイトで知りました。よろしければ連絡をお待ちしています。

投稿: Kimmy | 2019年2月19日 (火) 23時51分

Kimmyさんへ・・・富所先生についてメールを致しました。また、その他、知りたいことがあればメール下さい。

投稿: カッキー | 2019年2月20日 (水) 03時53分

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